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加給年金を受け取る場合、何かデメリットはありますか?

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加給年金を受け取る場合、何かデメリットはありますか?

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2025/12/24 09:59


男性

60代

question

加給年金の仕組みや受給要件は理解しているものの、実際に受給すると何かデメリットはありますか?申請前の注意点があれば教えてください。


回答

佐々木 辰

38

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

加給年金は、厚生年金などの報酬比例部分に上乗せされる「家族手当的な年金」で、受給したこと自体にペナルティのようなデメリットはありません。

加給年金は一生続くものではなく、配偶者が65歳になり自分の老齢厚生年金を受け取り始めたときや、離婚・死亡などがあると支給が終了します。夫婦の年齢差や配偶者の働き方によって、もらえる期間が大きく変わる点は押さえておきたいポイントです。

また、配偶者がフルタイムで厚生年金に加入したり、老齢基礎年金を繰上げ受給したりすると、そのタイミングで加給年金が打ち切られることがあります。世帯全体では「加給年金が減る代わりに配偶者自身の年金が増える」という構図になるため、トータルでどうかを見て判断することが大切です。

注意したいのが届出です。要件を満たしているのに申請していないと「もらい損ね」になりますので、状況が変わったときは必ず年金機構等に確認・届出を行いましょう。

税金面では、公的年金等として他の年金と合算されて課税の対象になりますが、加給年金自体が大きな「損」になることは多くありません。むしろ、条件に当てはまるなら積極的に活用したい制度です。ご自身と配偶者の年齢差・働き方・年金受給開始時期を踏まえた具体的なシミュレーションをしたい場合は、「投資のコンシェルジュ」の無料相談をご活用ください。

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加給年金がもらえない条件、また受給開始後に支給停止となるのはどんな場合ですか?

A. 加給年金は、配偶者が65歳未満で生計維持されていることが条件です。加給年金がもらえない、あるいは支給停止されるのは、主に配偶者の65歳到達時や生計維持の解消時です。

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加給年金額対象者とは誰か、要件を知りたいです。

A. 加給年金額は、老齢・障害厚生年金を受ける本人に扶養される65歳未満の配偶者や一定年齢までの子がいる場合に上乗せされる制度で、生計維持関係や収入要件を満たす必要があります。

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65歳になり、年金を受給する予定です。妻が働いている場合、加給年金は受け取れますか?

A. 妻がパート勤務でも、年齢・収入・生計維持要件を満たせば加給年金は受給可能です。妻が65歳到達や高収入の場合は停止の可能性があるため、条件確認が重要です。

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繰上げ・繰下げ受給で加給年金・付加年金に影響はありますか?

A. 繰上げ受給では、加給年金が65歳まで支給停止、付加年金は年金本体と同率で減額されます。繰下げ待期中は加給年金を受け取れず、付加年金は本体と同率で増額されます。

関連する専門用語

加給年金

加給年金とは、厚生年金に加入していた人が老齢厚生年金を受け取る際に、一定の条件を満たしていれば上乗せして支給される年金のことです。主に、年金を受け取る人に扶養している配偶者や子どもがいる場合に支給されます。この制度は、家族の生活を支えることを目的としており、会社員などが退職後に受け取る厚生年金にプラスされるかたちで支給されます。 ただし、配偶者や子どもが一定の年齢や収入要件を超えていると対象外になることがあります。つまり、定年後の生活を家族と一緒に支えていく仕組みの一つといえます。

年金受給権

年金受給権とは、公的年金を受け取る資格や権利のことを指します。一定の条件を満たすことで、この権利が発生し、定められた年齢になると年金を受け取れるようになります。たとえば、老齢年金の場合は、国民年金や厚生年金に10年以上加入していることが必要条件です。 この受給権は、一度得られると原則として生涯にわたって有効であり、年金の種類(老齢・障害・遺族など)ごとに異なる条件があります。年金受給権は「もらうための資格」ともいえる存在で、実際に年金を受け取るには、申請手続きを行うことが必要です。また、この権利があるかどうかは「年金定期便」や「ねんきんネット」などを通じて確認することができます。適切な管理をしておくことで、将来の受給に備えることができます。

老齢厚生年金

老齢厚生年金とは、会社員や公務員などが厚生年金保険に加入していた期間に応じて、原則65歳から受け取ることができる公的年金です。この年金は、基礎年金である「老齢基礎年金」に上乗せされる形で支給され、収入に比例して金額が決まる仕組みになっています。つまり、働いていたときの給与が高く、加入期間が長いほど受け取れる年金額も多くなります。また、一定の要件を満たせば、配偶者などに加算される「加給年金」も含まれることがあります。老後の生活をより安定させるための重要な柱となる年金です。

生計維持関係

生計維持関係とは、ある人が日常生活に必要な費用の大部分を他の人の収入や援助に頼って暮らしている状態、またはそのような関係性のことをいいます。たとえば、年金受給者が配偶者や子どもを扶養している場合、その配偶者や子どもが主にその年金で生活していると見なされれば、生計維持関係があると判断されます。 年金制度や税制上では、この関係があるかどうかが、加給年金の支給や扶養控除の対象になるかどうかを判断する重要な要素となります。収入の金額や同居の有無、生活費の援助状況などを総合的に見て、役所などが認定を行います。この認定により、公的な支援や手当の対象になるかが決まるため、非常に重要な概念です。

繰上げ受給

繰上げ受給とは、公的年金を本来の支給開始年齢より早く受け取り始める制度で、日本では原則65歳からの老齢基礎年金や老齢厚生年金を60歳から前倒しで請求できます。早く受け取る代わりに、受給額は繰上げた月数に応じて永久的に減額される仕組みになっており、減額率は請求月ごとに定められています。長く受給するメリットと生涯受取額が減るデメリットを比較し、健康状態や生活資金の必要度、就労の予定などを踏まえて選択することが大切です。また、一度繰上げを行うと原則として取り消しや遅らせることはできないため、将来のライフプランを十分検討したうえで判断する必要があります。

公的年金

公的年金には「国民年金」と「厚生年金」の2種類があり、高齢者や障害者、遺族が生活を支えるための制度です。この制度は、現役で働く人たちが納めた保険料をもとに、年金受給者に支給する「世代間扶養」の仕組みで成り立っています。 国民年金は、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入する制度です。保険料を一定期間(原則10年以上)納めると、65歳から老齢基礎年金を受け取ることができます。また、障害を負った場合や生計を支える人が亡くなった場合には、障害基礎年金や遺族基礎年金を受け取ることができます。 厚生年金は、会社員や公務員が対象の制度で、国民年金に追加で加入する形になります。保険料は給与に応じて決まり、支払った分に応じて将来の年金額も増えます。そのため、厚生年金に加入している人は、国民年金だけの人よりも多くの年金を受け取ることができ、老齢厚生年金のほかに、障害厚生年金や遺族厚生年金もあります。 公的年金の目的は、老後の生活を支えるだけでなく、病気や事故で障害を負った人や、家計を支える人を亡くした遺族を支援することにもあります。財源は、加入者が納める保険料と税金の一部で成り立っており、現役世代が高齢者を支える「賦課方式」を採用しています。しかし、少子高齢化が進むことで、この仕組みを今後も維持していくことが課題となっています。公的年金は、すべての国民が支え合い、老後の安心を確保するための重要な制度です。

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