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投資で損をしたらどうすればいいですか?
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2025/02/01 11:51
男性
40代
資産運用を始めたものの、投資した商品の価値が下がってしまいました。このまま続けるべきなのか、それとも損切りして撤退するべきなのか悩んでいます。投資で損をしたときの正しい対処法について知りたいです。
回答
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
損失が出たときは、まず深呼吸して冷静さを取り戻し、「下落は外部要因か―内部要因か」を見極めましょう。景気後退や金利上昇など市場全体の揺り戻しが原因なら、決算・需給・業界動向を点検し、回復余地があるか確認したうえで保有継続を検討します。一方、事業モデルの陳腐化や財務悪化で「銘柄そのものの価値が毀損した」と判断できるなら、感情を排し
事前に定めた売却ルール
(例:含み損が‐〇%、想定シナリオが崩れた)に従って損切りし、資金を成長余地の高い先へ移す方が合理的です。
損失確定後の資金は、NISA枠を活用した再投資や異なる資産クラス・通貨・地域への分散、損益通算による税コスト圧縮で立て直します。同時にポートフォリオ全体の資産配分、投資目的・期間、許容リスクを再点検し、毎月の自動積立や定期リバランスを組み込むことで、次の下落局面でも落ち着いて対処できる体制を整えましょう。
関連する専門用語
損切り(ロスカット)
損切り(ロスカット)とは、投資で保有している資産の価格が下がり、これ以上損失を広げないために、その資産をあえて売却して損失を確定させる行為のことをいいます。多くの投資家は、含み損の状態で損を確定させることに心理的な抵抗を感じますが、損切りをしないまま価格がさらに下がると、より大きな損失につながる可能性があります。そのため、あらかじめ損失の許容範囲を決めておき、一定の価格に達したら機械的に売る「ルールとしての損切り」が資産を守る手段として重要です。また、FXや信用取引では、証拠金維持のために強制的にロスカットが行われることもあります。損切りは投資のリスク管理の基本のひとつです。
需給バランス
需給バランスとは、株式市場における需要(買い注文)と供給(売り注文)の均衡状態を指します。需給バランスが崩れると、株価の変動要因となります。例えば、買い注文が多ければ株価は上昇し、売り注文が多ければ株価は下落します。
NISA
NISAとは、「少額投資非課税制度(Nippon Individual Saving Account)」の略称で、日本に住む個人が一定額までの投資について、配当金や売却益などにかかる税金が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託などで得られる利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使えばその税金がかからず、効率的に資産形成を行うことができます。2024年からは新しいNISA制度が始まり、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを併用できる仕組みとなり、非課税期間も無期限化されました。年間の投資枠や口座の開設先は決められており、原則として1人1口座しか持てません。NISAは投資初心者にも利用しやすい制度として広く普及しており、長期的な資産形成を支援する国の税制優遇措置のひとつです。
損益通算
投資で発生した利益と損失を相殺することで、課税対象となる利益を減らす仕組みのことです。たとえば、株式投資で50万円の利益が出た一方、別の取引で30万円の損失が発生した場合、損益通算を行うことで、課税対象となる利益は50万円から30万円を引いた20万円になります。この仕組みにより、納める税金を減らすことが可能です。 損益通算が適用されるのは、同じ「所得区分」の中でのみです。たとえば、株式や投資信託の譲渡損益や配当金などは「株式等の譲渡所得等」に分類され、この範囲内で損益通算が可能です。ただし、不動産所得や給与所得など、異なる所得区分間では基本的に通算できません。 さらに、株式投資の損失は、損益通算後も控除しきれない場合、翌年以降最長3年間繰り越して他の利益と相殺できます。これを「繰越控除」と呼び、投資初心者にとっても節税に役立つ重要なポイントです。

