イデコは月5000円掛けるくらいだと意味ないですか?
イデコは月5000円掛けるくらいだと意味ないですか?
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2025/07/07 12:39
男性
40代
同僚に勧められてiDeCoを検討中ですが、手取りが多くないため月5,000円が限度です。そんな少額でも老後資金づくりに効果は期待できるのでしょうか?手数料負けや税制メリットの薄さが気になりますが、始める意味はあるのでしょうか?
回答
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
月5,000円という少額でも、iDeCoを始める意義は十分にあります。まず、掛金は全額が所得控除の対象となるため、課税所得300万円・税率20%(所得税10%+住民税10%)の場合、年間約9,000円の節税効果が得られます。初年度にかかる口座開設手数料2,829円と、年間管理手数料約2,000円も早期に相殺できる水準であり、少額だからといって手数料負けを過度に心配する必要はありません。
さらにiDeCoは、運用益が非課税となるため、複利効果を最大限に活かせます。たとえば年利3%で20年間積み立てれば、総拠出額120万円は約162万円に成長し、課税口座と比べて約8万円多く手元に残る試算です。積立額が小さくても「給与天引きによる強制貯蓄」と「将来的に掛金を増やせる柔軟性」というメリットを享受できます。
また、iDeCoは長く続けるほど、将来の受け取り時に使える税控除の枠も大きくなります。たとえば退職金形式で一括受取する場合、加入期間が20年あれば最大800万円の退職所得控除が適用され、税負担を大きく抑えることが可能です。これは拠出額の大小に関係なく、長期継続のメリットとして全加入者に共通する恩恵です。
手数料の低いネット証券を選び、信託報酬0.2%以下の国内外インデックス型ファンドで長期・分散投資を行えば、コストを抑えつつ税優遇と資産成長の両方を着実に享受できます。最初は無理のない範囲でスタートし、家計の余裕ができたタイミングで掛金を増やす計画を立てれば、少額でも老後資金の確かな柱になります。
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男性
“iDeCoとはどのような制度ですか?”
A. iDeCoは掛金が全額所得控除、運用益非課税、受取時も控除が使える私的年金制度です。60歳まで原則引き出せないため、余裕資金で長期運用するのがポイントです。
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A. iDeCoは元本も含めて課税対象になりますが、受取時に大きな控除があるため、実質的には節税効果が期待できます。
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“50代からでもiDeCoを始める意味はありますか?”
A. 50代からでも節税と運用益非課税の恩恵が大きく、拠出10年でも老後資金形成に有効です。ただし受給開始が遅れる場合がある点と運用期間の短さに留意ください。
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“iDeCoでも失敗例があると聞きました。それはどんなときですか?”
A. 手数料が節税効果と運用益を上回る「手数料負け」が典型的失敗。拠出額少額・期間短期、高コスト口座や高信託報酬商品を選ぶと起こります。
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男性40代
“iDeCoには元本割れのリスクがあるからやると損なのでしょうか?”
A. 商品選びと税制の活用次第で、iDeCoは元本割れのリスクを抑えながら、むしろ高いメリットを享受しやすい制度です。
関連する専門用語
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)
iDeCo(イデコ)とは、個人型確定拠出年金の愛称で、老後の資金を作るための私的年金制度です。20歳以上65歳未満の人が加入でき、掛け金は65歳まで拠出可能。60歳まで原則引き出せません。 加入者は毎月の掛け金を決めて積み立て、選んだ金融商品で長期運用し、60歳以降に年金または一時金として受け取ります。加入には金融機関選択、口座開設、申込書類提出などの手続きが必要です。 投資信託や定期預金、生命保険などの金融商品で運用し、税制優遇を受けられます。積立時は掛金が全額所得控除の対象となり、運用時は運用益が非課税、受取時も一定額が非課税になるなどのメリットがあります。 一方で、証券口座と異なり各種手数料がかかること、途中引き出しが原則できない、というデメリットもあります。
所得控除
所得控除とは、個人の所得にかかる税金を計算する際に、特定の支出や条件に基づいて課税対象となる所得額を減らす仕組みである。日本では、医療費控除や生命保険料控除、扶養控除などがあり、納税者の生活状況に応じて税負担を軽減する役割を果たす。これにより、所得が同じでも控除を活用することで実際の税額が変わることがある。控除額が大きいほど課税所得が減少し、納税者の手取り額が増えるため、適切な活用が重要である。
信託報酬
信託報酬とは、投資信託やETFの運用・管理にかかる費用として投資家が間接的に負担する手数料であり、運用会社・販売会社・受託銀行の三者に配分されます。 通常は年率〇%と表示され、その割合を基準価額にあたるNAV(Net Asset Value)に日割りで乗じる形で毎日控除されるため、投資家が口座から現金で支払う場面はありません。 したがって運用成績がマイナスでも信託報酬は必ず差し引かれ、長期にわたる複利効果を目減りさせる“見えないコスト”として意識されます。 販売時に一度だけ負担する販売手数料や、法定監査報酬などと異なり、信託報酬は保有期間中ずっと発生するランニングコストです。 実際には運用会社が3〜6割、販売会社が3〜5割、受託銀行が1〜2割前後を受け取る設計が一般的で、アクティブ型ファンドでは1%超、インデックス型では0.1%台まで低下するケースもあります。 同じファンドタイプなら総経費率 TER(Total Expense Ratio)や実質コストを比較し、長期保有ほど差が拡大する点に留意して商品選択を行うことが重要です。
インデックス
インデックス(Index)は、市場の動きを把握するための重要な指標です。複数の銘柄を一定の基準で組み合わせることで、市場全体や特定分野の値動きを分かりやすく数値化しています。 代表的なものには、日本の株式市場を代表する日経平均株価やTOPIX、米国市場の代表格であるS&P500などがあります。これらのインデックスは、投資信託などの運用成果を評価する際の基準として広く活用されており、特にパッシブ運用(インデックス運用)では、この指標と同じような値動きを実現することを目標としています。
複利
複利とは、利息などの運用成果を元本に加え、その合計額を新たな元本として収益拡大を図る効果。利息が利息を生むメリットがあり、運用成果をその都度受け取る単利に比べ、高い収益を期待できるのが特徴。短期間では両者の差は小さいものの、期間が長くなるほどその差は大きくなる。
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