専門用語解説
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スタンドスティル
スタンドスティルとは、一定期間、特定の行動を控えることに同意する取り決めのことを指します。資産運用や企業買収の場面では、たとえば株式の追加取得や敵対的な買収提案を行わないことを約束する契約を意味します。これにより、対象企業と投資家の間で冷静な交渉や検討の時間を確保することができます。スタンドスティルの合意があることで、突然の株価変動や経営権争いを一時的に回避できるため、資産運用においても企業の安定性を見極める重要なポイントとなることがあります。
スチュワードシップ・コード
スチュワードシップ・コードとは、機関投資家が企業に対して建設的な関与を行い、企業価値の向上や持続的な成長を促すための行動指針のことをいいます。「スチュワードシップ」とは本来「受託者責任」を意味し、ここでは投資家が顧客や受益者から託された資金を運用するうえで、単に株を保有するだけでなく、投資先企業の経営に対して対話(エンゲージメント)や議決権行使などを通じて責任ある行動をとるべきだという考え方が含まれます。 日本では2014年に金融庁が導入を推進し、多くの国内外の機関投資家が受け入れています。このコードの目的は、企業の短期的な利益ではなく、中長期的な成長を支援することにあり、投資先企業と投資家がともに価値を高めていくという「持続可能な資本市場」の実現に貢献します。
ステーキング
ステーキングとは、特定のブロックチェーンネットワークにおいて、暗号資産を一定の仕組みに基づいて預け入れ、ネットワーク運営に関与する行為を指します。 この用語は、暗号資産や分散型ネットワークの文脈で使われ、取引とは異なる形で資産を保有・関与する方法として登場します。売買による価格変動を狙う行為ではなく、ネットワークの維持や合意形成の仕組みと結びついた行動として位置づけられます。資産運用の文脈では、「保有している暗号資産をどの状態で置くか」という選択肢の一つとして言及されることが多く、制度や技術構造への理解が前提となる用語です。 誤解されやすい点として、ステーキングを「利息が付く預金」や「確実に増える運用方法」と捉えてしまうことがあります。しかし、ステーキングは銀行預金や利付商品とは性質が異なり、元本や結果が制度上保証されているわけではありません。あくまで、ネットワークの仕組みに参加する行為であり、その結果として生じる価値の変動や条件は、暗号資産そのものの特性と切り離して考えることはできません。この点を混同すると、リスクの所在を見誤りやすくなります。 また、ステーキングはすべての暗号資産に共通する概念ではありません。ネットワークの設計思想や合意形成の方法によって成り立つ仕組みであり、どの資産でも同じように行えるものではない点も重要です。ステーキングという言葉だけを切り取って理解すると、個別の暗号資産やサービスの違いを過度に単純化してしまう可能性があります。 資産運用や制度理解の観点では、ステーキングは「暗号資産を保有すること」と「ネットワークに参加すること」が重なり合う領域を示す概念です。投資成果を直接約束する仕組みではなく、技術的・制度的な枠組みの中で資産がどのように扱われているかを理解するための用語として整理することで、過度な期待や誤解を避けることができます。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)とは、アメリカの大手金融グループであるステート・ストリート社の資産運用部門で、世界的に規模の大きい運用会社の一つを指します。特にETFの分野で高い知名度を持ち、代表的なETFであるSPYをはじめ、多くの指数連動型商品を提供しています。長期投資家や機関投資家から広く信頼されており、低コストで透明性の高い運用を行う点が特徴です。投資初心者にとっても、世界的運用会社が提供する商品を利用することで、安心して市場全体への投資を行いやすくなります。
ステートストリート
ステートストリートとは、アメリカ・ボストンに本社を置く世界有数の資産運用・資産管理会社で、正式名称は「ステート・ストリート・コーポレーション(State Street Corporation)」です。特に運用部門である「ステートストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)」が提供するETFブランド「SPDR(スパイダー)」シリーズで広く知られており、インデックス連動型のETF市場における草分け的存在です。機関投資家を主な顧客としながらも、個人投資家向けにも数多くの商品を提供しており、特に「SPY(S&P500に連動するETF)」は世界最大級の取引規模を誇ります。加えて、グローバルな資産管理業務に強みがあり、年金や保険、政府系機関の資金も多く運用しています。透明性、低コスト、効率的な運用体制を重視する点が特徴です。
ステーブルコイン
ステーブルコインとは、価格が安定するように設計されたデジタル通貨のことです。通常の暗号資産(仮想通貨)は価格の変動が大きいため、日常の支払いや貯蓄には向いていないとされますが、ステーブルコインはこの課題を解決することを目的としています。 多くのステーブルコインは、米ドルやユーロ、日本円といった法定通貨と1対1の比率で価値を保つよう設計されており、たとえば「1ステーブルコイン=1ドル」となるように、裏付けとなる資産を保有して安定性を確保します。そのため、暗号資産の技術的な利便性を維持しながら、価格の安定性も兼ね備えており、送金や決済、資産の避難先として利用が広がっています。資産運用の視点からも、価格変動リスクを抑えつつ、ブロックチェーン技術の恩恵を受けたいと考える投資家にとって注目されている存在です。
ストックオプション
ストックオプションとは、企業が役員や従業員に対して、一定の価格で自社株を購入できる権利を付与する制度です。これにより、株価が上昇した場合、従業員は利益を得ることができます。インセンティブとしての効果が高く、従業員のモチベーション向上や企業価値の向上につながります。
ストック型ビジネス
ストック型ビジネスとは、顧客から定期的かつ継続的に収益が得られる仕組みを持つビジネスモデルを指します。例えば、サブスクリプションサービスや会員制サービスのように、顧客が契約を続けている限り安定した収入が入るのが特徴です。 資産運用の観点では、ストック型ビジネスを持つ企業は景気変動の影響を受けにくく、業績が安定しやすいため、中長期的に安心感のある投資先とみなされやすい傾向があります。また、顧客との長期的な関係を築きやすく、将来的な成長の土台となることも多いため、投資家にとって重要な分析ポイントとなります。
ストップ高
ストップ高とは、株式市場において、ある銘柄の株価がその日に上昇できる最大限の価格まで達し、それ以上は取引されなくなる状態のことを指します。これは、急激な株価の変動を抑えるために証券取引所が設定している「値幅制限」によって決まる仕組みです。 ストップ高になると、それ以上の価格で売買することができなくなりますが、買い注文は入り続けるため、板情報では「買い気配」のまま取引が成立しない場合もあります。初心者の方にとっては、ストップ高は「その銘柄に非常に強い買い需要があるサイン」として捉えることが多いですが、その理由が一時的なニュースや思惑である場合もあるため、冷静な判断が重要です。
ストップ安
ストップ安とは、株式市場で一日に下がることのできる最大限の価格まで株価が下落し、それ以上は取引ができなくなる状態のことです。これは、株価の急激な下落による混乱を防ぐために、取引所があらかじめ決めている制度です。株価が大きく下がり続けると投資家の不安が広がり、市場がパニックに陥る可能性があります。そのような極端な変動を一時的に食い止めることで、冷静な判断ができるように時間を確保する役割を果たしています。ストップ安になると、その銘柄の売買は可能ですが、価格はそれ以上下がらず、買い注文が非常に少ない場合は売りたい人がいても売れないことがあります。特に企業の業績悪化や不祥事、経済の悪材料などが原因で発生することが多いです。
ストップロス
ストップロスとは、投資において損失を一定の範囲に抑えるために、あらかじめ決めた価格に達したら自動的に売却されるよう設定しておく注文方法のことです。たとえば、ある株を1,000円で購入し、「900円になったら売る」と設定しておけば、株価が下がっても損失は100円までに限定されます。これにより、感情に左右されずに機械的な損切りが可能となり、初心者でも冷静な判断を維持しやすくなります。 ストップロスは、現物株式やETF、FXなどさまざまな商品に適用でき、リスク管理の基本手段として広く使われています。ただし、市場が急激に変動した場合には、設定した価格よりも不利な価格で約定してしまう「スリッページ」が発生する可能性があるため、価格の設定には注意が必要です。 一方で、「ロスカット」という言葉もよく似た文脈で登場しますが、これはストップロスとは異なる意味を持ちます。ロスカットは主に信用取引やFXなど証拠金を用いた取引において使われる用語で、証拠金維持率が一定の基準を下回った際に、証券会社や取引業者が投資家の意志に関係なく強制的にポジションを決済する仕組みです。 つまり、ストップロスは投資家自身があらかじめ決めておく「自発的な損切り」、ロスカットは取引ルールに基づき証券会社側が執行する「強制的な損切り」です。どちらも損失を限定するための仕組みではありますが、設定者や執行主体、適用される場面が異なります。とくに信用取引やレバレッジ取引を行う際には、ストップロスとロスカットの両方を理解し、併用することが重要です。
ストラクチャードノート
ストラクチャードノートとは、複数の金融商品を組み合わせて作られた、オーダーメイド型の投資商品です。通常は債券をベースにしており、そこに株式や為替、商品価格などの動きに連動する仕組み(デリバティブ)を加えて設計されます。そのため、リターンやリスクの特徴が独特で、たとえば「株価が一定の範囲内に収まれば高い利回りが得られる」といった条件が設定されていることがあります。元本が保証されるタイプとされないタイプがあり、内容が複雑なため、仕組みをしっかり理解してから投資することが大切です。投資初心者にとってはやや難解な商品ですが、リスク管理の方法や市場の動きとの関係を学ぶ上では興味深い存在といえます。
ストラテジックアセットアロケーション
ストラテジックアセットアロケーションとは、投資家が長期的な資産運用目標とリスク許容度に基づいて、株式、債券、不動産、オルタナティブ資産などの資産クラスへあらかじめ決めた比率で配分し、その割合を基本方針として維持する運用手法です。 景気変動や市場の短期的な価格変動に一喜一憂せず、リスク分散と安定したリターンの確保を図る点が特徴で、時価の上下で配分比率がずれた場合には定期的にリバランスを行い、元の構成に戻すことで計画どおりのリスク水準を保ちます。長期的な資本成長や年金基金のような将来の支出負担を見据えた運用に適しており、市場タイミングに頼らず堅実に資産形成を進めたい投資家にとって基盤となる考え方です。
ストリップス債
ストリップス債とは、もともと利付債として発行された国債や社債から、元本部分と利息部分(クーポン)を分離し、それぞれを独立したゼロクーポン債として流通させたものを指します。英語の「STRIPS」は “Separate Trading of Registered Interest and Principal of Securities” の略で、「利息と元本の分離取引」という意味があります。 例えば10年国債をストリップス化すると、10回分の利息部分と最終の元本部分に分かれ、合計11本のゼロクーポン債が生まれます。これにより、投資家は「元本のみ」「利息のみ」といった特定のキャッシュフローに投資することが可能になります。 ストリップス債は、米国の「Treasury STRIPS」が代表例として知られていますが、日本でもかつて国債のストリップス化制度が導入されていたほか、ドイツやフランスなど欧州諸国の国債市場でも利用されています。一部の社債についても、金融機関がストリップス化を行うことでゼロクーポン債として取引されるケースがあります。 投資家にとっては、通常のクーポン債と異なり満期まで利払いがなく、額面と購入価格の差額が収益となる点で「割引債」と同じ仕組みを持ちます。ただし、割引債が最初からゼロクーポン型として発行されるのに対し、ストリップス債は既存の利付債を分解して生み出される点が大きな違いです。 長期のキャッシュフローを確実に確保したい投資家や、将来の金利変動リスクをヘッジしたい機関投資家に活用されることが多く、年金基金や保険会社などの長期運用主体にとって重要な手段となっています。
ストレステスト
ストレステストとは、経済や市場の大きな変動が起こったときに、企業や金融機関、投資ポートフォリオがどの程度の影響を受けるかを事前にシミュレーションする手法のことをいいます。たとえば、株価が急落したり、金利が急上昇した場合に、自分の資産がどれだけ減るのか、あるいは金融機関がどれだけ健全性を保てるのかを検証します。 これは、現実には起こりにくい極端な状況を想定して行うもので、リスク管理の重要な手段の一つです。特にリーマンショック以降、金融機関に対してストレステストの実施が国際的にも義務付けられるようになりました。個人投資家にとっても、自分の投資がどれだけのリスクにさらされているかを見極めるヒントとなるため、資産運用をより慎重かつ計画的に行うために役立つ考え方です。
SPAC(スパック)
SPAC(スパック)とは「特別買収目的会社(Special Purpose Acquisition Company)」のことで、自らは事業を持たず、未上場企業の買収を目的として設立される上場企業です。まずはスポンサーと呼ばれる発起人が投資家から資金を集め、証券取引所にSPACとして上場します。その後、通常2年以内をめどに買収対象となる未上場企業を見つけ、合併という形でその企業を間接的に株式市場へ上場させます。このプロセスは「デ・スパック(de-SPAC)」と呼ばれます。 SPACを通じた上場は、通常のIPO(新規株式公開)に比べて手続きが簡素でスピーディーなため、特に2020年〜2021年頃には米国を中心に急速に普及しました。非上場企業にとっては、市況や審査に左右されにくい上場手段として魅力があり、スポンサーにとっても成功時には高いリターンを得られる仕組みになっています。 投資家の立場から見ると、SPACはまず「現時点では何も買っていない空箱」に投資する形になります。実際の買収先が決まるまでは、集めた資金の大半は信託口座に預けられて保全されており、買収案が提示された際には、株主総会で可否を判断し、希望すれば自分の持ち株を換金(償還)して現金で引き出すことも可能です。 一方で、リスクも少なくありません。買収が成立して上場が実現しても、買収先企業の実態や将来性が不透明なことがあり、情報開示も通常のIPOに比べて簡略化されているケースが多く見られます。また、スポンサーは発起人として無償または極めて安価に取得した株式を持っているため、合併後に既存投資家の持ち株が大きく希薄化する「スポンサー報酬(プロモート)」の仕組みにも注意が必要です。 SPACは、将来有望な未上場企業に早期にアクセスできる魅力的な手段である一方で、買収先が未定のまま投資するという特性上、不確実性や価格変動リスクも高くなります。仕組みをよく理解したうえで、自分がどの段階のSPACに投資しているのか、買収提案がどのような内容かを慎重に見極めることが大切です。
SPIVA(スピーバ)
SPIVA(スピーバ)とは「S&P Indices Versus Active」の略で、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが定期的に発表しているレポートのことです。このレポートでは、アクティブ運用の投資信託が、S&Pのような市場平均を示すベンチマークと比べて、どの程度の成績を上げているかが示されます。 つまり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託が、市場平均に勝っているのか、それとも負けているのかを確認するための資料です。多くの国や地域を対象にしたデータがあり、アクティブ運用とパッシブ運用を比較するときによく使われます。特に、長期的には市場平均に勝てるアクティブファンドが少ないという結果がよく示されることから、投資判断の参考として非常に重要です。
スピンアウト銘柄
スピンアウト銘柄とは、ある企業が自社の一部の事業部門を分離し、新たな独立企業として株式市場に上場させたときに誕生する銘柄のことを指します。もともとの企業(親会社)は、成長性や経営効率を高める目的でスピンアウトを行うことが多く、分離された新会社(子会社)は、独自の経営判断ができるようになります。投資家にとっては、スピンアウトによって今まで注目されていなかった事業が表に出てきて、成長余地のある投資対象になる可能性があるという点で注目されます。ただし、新会社は独立後の経営力や市場の競争環境によってパフォーマンスが左右されるため、しっかりとした分析が必要です。
スプレッド(Spread)
スプレッド(Spread)とは、金融商品の売値(ビッド:Bid)と買値(アスク:Ask)の差のことをいいます。主に外国為替市場や債券市場、株式市場などで使われる用語です。 ビッド(Bid)は投資家がその商品を「売るときに受け取れる価格」、アスク(Ask)は「買うときに支払う価格」を指します。スプレッド(Spread)が広いほど、投資家にとっての取引コストが高くなるため、売買のタイミングには注意が必要です。 一般的に、流動性の低い市場や銘柄ではスプレッドが広がりやすく、反対に、取引が活発な市場ではスプレッドが狭くなる傾向があります。そのため、スプレッドの大きさは、市場の流動性や取引コストを判断する一つの指標となります。
スポット為替レート
スポット為替レートとは、外国為替市場において「取引が成立した日から2営業日以内に通貨の受け渡しが行われる」実勢の為替レートのことをいいます。これは、いわゆる「今の為替レート」として最も一般的に使われるもので、ニュースや金融機関のサイトなどで日々確認されるレートがこれに該当します。 たとえば、日本円と米ドルを交換する際、取引が今日成立した場合、そのレートに基づいて2営業日以内に実際の受け渡しが行われます。スポットレートは、旅行や海外送金、外貨建て資産の売買など、さまざまな場面で基準として使われます。為替の動きが激しいときは、このレートが短期間で大きく変動することもあり、タイミングによって受け取れる金額に差が出ることがあります。 資産運用や外貨取引においては、このスポットレートが基本となるため、為替リスクを管理するうえでも重要な指標です。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、あらかじめプログラムによって定められた条件が満たされたときに、自動的に契約の内容が実行される仕組みのことを指します。これは主にブロックチェーン技術上で動作するもので、第三者の仲介なしに取引を実行できるのが特徴です。 たとえば、ある仮想通貨を送金する契約を「○月○日に支払いが完了したら自動的に代金を送る」と設定しておけば、その条件が満たされた時点でプログラムが自動的に実行され、契約が履行されます。改ざんが難しく透明性が高いため、金融取引、保険、不動産、サプライチェーンなどさまざまな分野で活用が期待されています。資産運用においても、スマートコントラクトを活用した自動化された投資商品や金融サービスが登場しており、分散型金融(DeFi)との結びつきが注目されています。
スマートベータ型
スマートベータ型とは、従来の株価指数(インデックス)に単純に連動するのではなく、特定の投資ルールや要因(ファクター)に基づいて銘柄を選定・配分する運用手法のことです。「スマート」は効率性や合理性を、「ベータ」は市場全体の動きに連動する投資を意味しており、その2つを組み合わせたスタイルです。たとえば、「高配当株だけを集めた指数」や「ボラティリティ(価格変動)が低い銘柄を選ぶ指数」などがあり、より高いリターンや低いリスクを目指す設計になっています。 インデックス投資とアクティブ投資の中間に位置するとされており、低コストかつルールベースでありながら、市場平均を上回る成果を目指す点が特徴です。ETFとして提供されることが多く、特定の投資テーマやリスク特性に合わせて活用されます。
スマートベータ指数
スマートベータ指数とは、従来の株価指数のように「時価総額の大きさ」に基づいて銘柄の比重を決めるのではなく、収益性、ボラティリティ(価格変動の大きさ)、配当利回り、バリュエーション(割安度)など、特定の投資戦略やファクター(要因)に基づいて構成される株価指数のことです。これにより、リスクを抑えながら市場平均を上回る成果を目指すことができます。 たとえば、単に大企業が多いというだけで選ぶのではなく、「安定して高配当を出している企業」や「株価の変動が小さい企業」などを組み合わせて、より戦略的なポートフォリオを作るのがスマートベータ指数の考え方です。 初心者の方には、「単なる平均ではなく、ちょっと“かしこく”工夫された指数」とイメージするとわかりやすいでしょう。最近では、ETF(上場投資信託)などでもこの考え方を取り入れた商品が増えており、パッシブ運用とアクティブ運用の中間的な存在として注目されています。
スリッページ
スリッページとは、株式や為替などの金融商品を売買するときに、自分が注文を出した価格と実際に取引が成立した価格にズレが生じることを指します。たとえば、100円で買いたいと注文を出したのに、実際には101円で約定してしまうような場合がスリッページです。 この現象は、市場の変動が激しいときや、取引量が少ないときに起こりやすくなります。投資家にとっては思ったよりも高い価格で買ったり、安い価格で売ったりしてしまうため、コストや損失の原因になることがあります。そのため、特に短期売買を行う場合は、スリッページのリスクにも注意が必要です。