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明治安田生命の学資保険「つみたて学資」完全ガイド|返戻率のシミュレーションやメリット・デメリット、口コミを解説

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」完全ガイド|返戻率のシミュレーションやメリット・デメリット、口コミを解説

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執筆者:

公開:

2025.08.24

更新:

2025.08.24

生命保険

明治安田生命の「つみたて学資」は、高い返戻率と大学進学に特化した受取システムで人気の学資保険です。最大127.4%の返戻率を実現し、販売開始以来100万件を超える契約実績を誇ります。

本記事では、資産運用の専門家として中立的な立場から、つみたて学資の特徴やメリット・デメリット、向いている人の特徴まで詳しく解説します。教育資金の準備を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

サクッとわかる!簡単要約

この記事を読むと、明治安田生命の「つみたて学資」の返戻率と受取タイミングなど、自分の家計に当てはめて判断できるようになります。基準保険金額70万円×4回の想定では、10歳払込で受取率115.6%、15歳払込で114.0%、一括払いでは127.4%といった差や、適した受取方法も理解できます。大学4年の分割受取がもたらす安心と、月額保険料の負担や中途解約リスクへの向き合い方まで、加入前に押さえるべき要点が一望できます。

目次

学資保険とは

明治安田生命「つみたて学資」とは?基本概要

つみたて学資の基本情報

つみたて学資の商品特徴

明治安田生命「つみたて学資」の受取率・返戻率をシミュレーション

契約例1:10歳払込満了プラン

契約例2:15歳払込満了プラン

契約例3:一括払いプラン

明治安田生命「つみたて学資」のメリット

高い受取率で効率的な教育資金準備が可能

大学4年間の分割受取で計画的な資金管理が可能

早期払込完了で教育費負担を軽減できる

契約者保障による万一の安心

明治安田生命「つみたて学資」の注意点・デメリット

受取タイミングの選択肢が限定的

払込期間短縮による月額保険料の負担増

中途解約時の元本割れリスク

医療保障・死亡保障の不足

明治安田生命「つみたて学資」はこんな人におすすめ

返戻率重視で確実に教育資金を貯めたい人

大学進学を前提とした教育プランの人

早期に保険料払込を完了したい人

保険商品選びで迷いたくない人

明治安田生命「つみたて学資」が向いていない人の特徴

柔軟な受取タイミングを希望する人

医療保障も同時に準備したい人

月額保険料負担を抑えたい人

明治安田生命「つみたて学資」の加入手続きと必要書類

加入条件と申込方法

申込に必要な書類

保険料払込方法

明治安田生命「つみたて学資」加入者の評判と口コミ

良い評判

悪い評判

学資保険とは

学資保険は、子どもの教育費を準備するための保険商品です。毎月決まった保険料を支払い、子どもが高校や大学に進学する時期に合わせて、まとまったお金(満期保険金や祝い金)を受け取れる仕組みになっています。一般的には、子どもが0歳から6歳頃までに加入し、15年から22年程度かけて積み立てます。

学資保険の主なメリットは、銀行預金より利率が良い場合が多く、払い込んだ保険料より多くのお金を受け取れることがある点です。また、契約者である親に万が一のことがあった場合、以後の保険料支払いが免除されても保険金は予定通り受け取れる保障機能があります。さらに、強制的に積み立てができるため、教育費を確実に準備できるメリットもあります。

一方で、途中解約すると元本割れ、つまり払い込んだ保険料より少ない金額しか戻らないリスクがある点に注意が必要です。また、インフレに弱く、物価上昇時には実質的な価値が目減りする可能性もあります。教育費という明確な目標がある家庭にとって、計画的にお金を準備できる有効な手段の一つといえるでしょう。

学資保険の特徴やメリットなどは、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。

明治安田生命「つみたて学資」とは?基本概要

明治安田生命の「つみたて学資」は、子どもの大学進学時期に照準を合わせた学資保険です。18歳から21歳までの4年間、毎年教育資金を受け取れる仕組みとなっています。

同商品は「かんたん保険シリーズライト!」の一つとして位置付けられ、シンプルな商品設計が特徴です。複雑な特約がなく、教育資金の積立に特化している点が特徴です。

つみたて学資の基本情報

つみたて学資の契約者年齢は満18歳から45歳まで、被保険者(子ども)は満6歳以下が対象です。ただし、子どもが2歳以上の場合、契約者の年齢上限は40歳までとなります。

項目内容
商品名明治安田生命つみたて学資
商品タイプⅠ型・Ⅱ型(払込免除条件が異なる)
契約者年齢満18歳~45歳(子ども2歳以上は40歳まで)
被保険者年齢満6歳以下
出生前加入出生予定日の140日前から可能
保険期間21歳満期(誕生日により17歳~20歳満期)
払込期間10歳まで・15歳まで・一括払いから選択
受取回数4回(18歳・19歳・20歳・21歳時)
受取時期毎年10月1日
最高受取率127.4%(一括払い・10歳払込満了時)
医師の診査不要(健康状態告知のみ)
付加可能特約なし(シンプル設計)
生命保険料控除一般生命保険料控除対象

商品タイプはⅠ型とⅡ型の2種類があり、保険料払込免除の条件に違いがあります。Ⅰ型は死亡・高度障害状態時、Ⅱ型はそれに加えて所定の身体障害状態時も払込免除の対象です。

出生前加入も可能で、出生予定日の140日前から申込みができます。医師の診査は不要で、健康状態の告知のみで手続きを進められます。

つみたて学資の商品特徴

つみたて学資は、大学進学時期に特化した学資保険です。18歳から21歳まで(誕生日によっては17歳から20歳)の4年間、毎年10月1日に教育資金を受け取れます。

受取タイミングが大学進学時期に集中しているため、推薦入試などの早期合格時にも入学金の支払いに間に合います。また、就職活動に必要なスーツ代や資格取得費用など、学年ごとに発生する費用にも柔軟に対応できる設計です。

商品設計はシンプルで、医療特約や死亡保障特約などの付加はできません。その分、保険料が教育資金の積立に集中するため、高い返戻率を実現しています。

明治安田生命「つみたて学資」の受取率・返戻率をシミュレーション

つみたて学資の最大の魅力は、業界でもトップクラスの高い受取率です。一括払いでは最大127.4%、月払いでも108%以上の受取率を実現しています。

受取率とは、払込保険料の累計額に対する満期までの受取総額の割合のことです。例えば、300万円の保険料を払い込んで324万円を受け取れる場合、受取率は108%となります。

契約例1:10歳払込満了プラン

以下の条件で、受取率がどうなるか見てみましょう。

条件

  1. 契約者:25歳男性
  2. 被保険者:0歳
  3. 基準保険金額:70万円(受取総額280万円)
  4. 払込期間:10歳まで
  5. 払込方法:月払い
項目金額
月払保険料20,586円
年間保険料247,032円
払込保険料総額2,470,320円(10年間)
受取総額2,800,000円
受取率113.3%
増加金額329,680円
シミュレーション結果

10歳払込プランでは、月額約2万円の保険料で113.3%の受取率を実現できます。払込期間が短いため受取率は高くなりますが、月額負担も大きくなります。

契約例2:15歳払込満了プラン

続いて、15歳払込満了プランの場合です。

条件

  1. 契約者:25歳男性
  2. 被保険者:0歳
  3. 基準保険金額:70万円(受取総額280万円)
  4. 払込期間:15歳まで
  5. 払込方法:月払い
項目金額
月払保険料13,604円
年間保険料163,248円
払込保険料総額2,448,720円(15年間)
受取総額2,800,000円
受取率114.3%
増加金額351,280円
シミュレーション結果

15歳払込プランでは月額負担を抑えながら、10歳払込より高い受取率を実現できます。多くの家庭にとってバランスの良いプランといえます。

契約例3:一括払いプラン

一括払いプランだと、受取率を高められます。

条件

  1. 契約者:25歳男性
  2. 被保険者:0歳
  3. 基準保険金額:70万円(受取総額280万円)
  4. 払込方法:一括払い(10歳払込満了相当)
項目金額
一括払保険料2,200,672円
受取総額2,800,000円
受取率127.4%
増加金額599,328円
シミュレーション結果

一括払いでは、最大127.4%という業界最高水準の受取率を実現できます。まとまった資金がある場合は、最も効率的な教育資金準備方法となるでしょう。

明治安田生命「つみたて学資」のメリット

つみたて学資には、教育資金準備において多くのメリットがあります。特に高い受取率と大学進学に特化した受取システムは、他の学資保険にはない大きな特徴です。

高い受取率で効率的な教育資金準備が可能

つみたて学資の最大のメリットは、業界最高水準の受取率です。最大127.4%という数値は、300万円の保険料で382万円を受け取れることを意味します。

銀行の普通預金金利が0.2%程度の現在、学資保険は確実性の高い資産形成手段として注目されています。つみたて学資なら、元本割れのリスクなく教育資金を増やせます。

一括払いでは特に高い受取率となりますが、月払いでも110%を超える水準を維持しています。家計の状況に応じて払込方法を選択でき、いずれの場合も満足のいく結果が期待できます。

大学4年間の分割受取で計画的な資金管理が可能

つみたて学資では、18歳から21歳までの4年間、毎年同額の教育資金を受け取れる設計です。この分割受取システムにより、大学生活に必要な費用を計画的に準備できます。

大学1年次は入学金や授業料、教科書代などで多額の費用が発生します。2年次以降も授業料に加え、実習費や就職活動費用など、年ごとに異なる費用が必要です。

毎年定額を受け取ることで、家計管理が楽になり、急な出費にも対応しやすくなります。また、使いすぎを防ぐ効果もあり、4年間を通じて安定的に教育資金を確保できるでしょう。

早期払込完了で教育費負担を軽減できる

つみたて学資では、保険料の払込が10歳または15歳で完了します。子どもが小さいうちに払込を終えることで、教育費負担が重くなる高校・大学時期の家計負担を軽減できます。

文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」によると、私立高校3年間の学習費総額は約290万円で」す。この時期に学資保険の保険料負担がないことは、家計にとって大きなメリットです。

また、早期払込により高い受取率も実現できます。保険会社にとって長期運用が可能となるため、その恩恵が契約者にも還元される仕組みです。

契約者保障による万一の安心

つみたて学資には、契約者に万一のことがあった場合の保険料払込免除特約が基本付帯されています。契約者が死亡または高度障害状態になった場合、以後の保険料払込が免除されます。

払込免除後も保障内容は変わらず、予定通りの教育資金を受け取ることが可能です。この機能により、家計の大黒柱に万一のことがあっても、子どもの教育プランを変更する必要がありません。

Ⅱ型を選択すれば、所定の身体障害状態時にも払込免除が適用されます。より手厚い保障を希望する場合は、Ⅱ型の検討をおすすめします。

明治安田生命「つみたて学資」の注意点・デメリット

つみたて学資には多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。特に受取タイミングの制限や月額保険料の負担は、事前に十分検討が必要です。

学資保険は長期間の契約となるため、デメリットを理解したうえで加入を検討することが重要です。

受取タイミングの選択肢が限定的

つみたて学資は大学進学時期に特化した商品のため、受取タイミングの選択肢が限られています。中学や高校進学時の祝い金受取はできず、一括受取も選択できません。

私立中学受験を考えている家庭では、中学進学時にまとまった資金が必要になります。文部科学省の調査では、私立中学3年間の学習費は約430万円となっており、公立中学より年間約120万円多くかかります。

また、高校での留学費用や大学受験の予備校費用など、18歳より前に必要な教育費には対応できません。これらの費用は別途準備する必要があります。

学資保険以外の方法で教育資金を用意したい場合、こちらもQ&Aもご覧ください。

払込期間短縮による月額保険料の負担増

つみたて学資では払込期間が短いため、月額保険料が高額になる傾向があります。受取総額280万円の契約では、10歳払込で月額約2万円、15歳払込でも月額約14,000円の負担となります。

家計に占める保険料の割合は、一般的に収入の10%以内が適正とされています。世帯年収400万円の家庭では、月額3万3千円程度が保険料の上限となり、つみたて学資だけでかなりの割合を占めることになります。

払込期間中に家計状況が悪化し、保険料の支払いが困難になると中途解約せざるを得ません。学資保険の契約時には、無理のない保険料設定が何より重要です。

中途解約時の元本割れリスク

つみたて学資を含む学資保険では、中途解約時に元本割れのリスクがあります。特に契約から数年以内の早期解約では、解約返戻金が払込保険料を大幅に下回るのが一般的です。

解約返戻金は契約年数に応じて徐々に増加しますが、払込完了まで元本割れの可能性があります。やむを得ず解約する場合は、払済保険への変更も検討しましょう。

払済保険とは、以後の保険料払込を停止し、その時点の解約返戻金を元に保険金額を減額して契約を継続する方法です。解約より有利な条件で教育資金を確保できる場合があります。

学資保険を途中で解約するときのリスクについては、こちらのQ&Aも参考にしてみてください。

医療保障・死亡保障の不足

つみたて学資には、子どもの医療保障や死亡保障は付いていません。子どもの病気やケガに備えたい場合は、別途医療保険への加入を検討する必要があります。

ただし、多くの自治体では18歳未満の医療費助成制度があり、子どもの医療費負担は限定的です。むしろ学資保険では教育資金の積立に特化し、医療保障は別の保険で手当てする方が効率的といえます。

子どもの死亡保障についても、経済的な必要性は低いのが一般的です。学資保険の目的を明確にし、必要に応じて他の保険商品と組み合わせることが大切です。

明治安田生命「つみたて学資」はこんな人におすすめ

つみたて学資は、その特徴から特定のニーズを持つ家庭に特におすすめできる学資保険です。高い返戻率と大学進学特化型の設計は、一定の条件に合致する方にとって最適な選択肢です。

返戻率重視で確実に教育資金を貯めたい人

元本割れを避けて確実に教育資金を増やしたい方には、つみたて学資が最適です。最大127.4%という高い返戻率は、リスクを取らずに資産を増やせる貴重な手段です。

投資信託やNISAなどの投資商品では、市場変動により元本割れのリスクがあります。確実性を重視し、安全な方法で教育資金を準備したい方にとって、学資保険は理想的な選択肢です。

特に金融商品の知識に不安がある方や、投資に時間を割けない方には、つみたて学資のシンプルな仕組みが向いています。契約後は自動的に積立が進み、手間なく教育資金を準備できます。

なお、保険金を受け取ったときの税金の取り扱いに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

大学進学を前提とした教育プランの人

子どもの大学進学を前提としている家庭には、つみたて学資の受取システムが適しているでしょう。4年間の分割受取により、入学金から卒業まで継続的にサポートできます。

日本政策金融公庫の「令和5年度 教育費負担の実態調査結果」によると、大学4年間の在学費用は平均約245万円となっています。つみたて学資の受取総額280万円なら、この費用をほぼカバーできます。

専門学校や短期大学進学の場合でも、つみたて学資の仕組みは有効です。在学期間が短くても、受取った教育資金は他の用途に活用できます。

早期に保険料払込を完了したい人

子どもが小さいうちに保険料の払込を完了したい方には、つみたて学資の早期払込システムが魅力的です。最短10歳で払込完了となり、その後の家計負担を大幅に軽減できます。

共働き世帯では、子どもが小さいうちは比較的家計に余裕があることが多いです。この時期に集中して教育資金を準備し、子どもの成長とともに増加する教育費に備えられます。

また、将来の収入減少リスクに備えたい方にも早期払込は有効です。転職や病気などで収入が不安定になっても、既に払込が完了していれば安心して教育を受けさせられます。

保険商品選びで迷いたくない人

つみたて学資はシンプルな商品設計のため、複雑な保険選びを避けたい方に適しています。特約の選択や複数プランの比較が不要で、誰でも理解しやすい内容となっているためです。

学資保険には多様な商品があり、それぞれ異なる特徴を持っています。比較検討に時間をかけたくない方や、保険の知識に自信がない方には、つみたて学資のわかりやすさが大きなメリットです。

明治安田生命「つみたて学資」が向いていない人の特徴

つみたて学資は優れた学資保険ですが、すべての家庭に適しているわけではありません。特定のニーズや状況によっては、他の選択肢を検討した方が良い場合があります。

以下では、つみたて学資が向いていない人の特徴を詳しく解説します。

柔軟な受取タイミングを希望する人

中学・高校進学時にもまとまった資金が必要な家庭では、つみたて学資の受取タイミングが制限となる場合があります。私立中学受験や海外留学を検討している場合は、より柔軟な受取プランが必要です。

また、大学進学以外の進路を想定している場合も注意が必要です。専門学校への進学や就職を選択した場合、18歳以降の分割受取が最適とは限りません。

一括受取を希望する方にも、つみたて学資は適していません。まとまった金額を一度に受け取り、自由に運用したい場合は、他の学資保険を検討しましょう。

医療保障も同時に準備したい人

子どもの医療保障と教育資金準備を一つの保険で済ませたい方には、つみたて学資は物足りません。医療特約の付加ができないため、別途医療保険への加入が必要です。

保険料を一本化して家計管理を簡素化したい方や、複数の保険会社との契約を避けたい方には、医療保障付きの学資保険の方が適しています。

ただし、医療保障付きの学資保険は返戻率が低下する傾向があります。保障の充実度と返戻率のバランスを考慮して選択することが重要です。

月額保険料負担を抑えたい人

つみたて学資は払込期間が短いため、月額保険料が高額になります。月額1万円以下での加入を希望する場合、受取総額を減らすか、他の学資保険を検討しましょう。

家計に余裕がない状況で無理に高額な保険料を設定すると、中途解約のリスクが高まります。月額保険料は家計の10%以内に抑え、無理のない範囲で契約することが大切です。

長期間での緩やかな払込を希望する場合は、払込期間を大学卒業まで延長できる他社商品も検討しましょう。

「学資保険はいらないかも?」と考えている方は、こちらもQ&Aも参考にしてみてください。

明治安田生命「つみたて学資」の加入手続きと必要書類

つみたて学資への加入を検討している方向けに、具体的な手続き方法と必要書類について詳しく解説します。スムーズな契約のために、事前に準備すべき内容を確認しておきましょう。

加入条件と申込方法

つみたて学資の契約者年齢は、満18歳から45歳までです。ただし、被保険者(子ども)が2歳以上の場合、契約者の年齢上限は40歳までとなります。

被保険者は満6歳以下が対象で、出生前の場合は出生予定日の140日前から申込みが可能です。この出生前加入により、生まれてすぐから保障を開始できます。

申込方法は、明治安田生命の営業職員を通じた対面での契約が基本です。商品内容の詳しい説明を受けながら、最適なプランを選択できます。

申込に必要な書類

申込書類は明治安田生命が用意し、営業職員が記入をサポートします。健康状態の告知は書面で行い、医師の診査は不要です。

本人確認書類として、運転免許証やパスポート、健康保険証などの公的書類を準備してください。被保険者が出生前の場合は、母子健康手帳の写しが必要です。

契約時には印鑑も必要となります。銀行届出印と同じものを使用する場合は、口座振替の手続きもスムーズに進められます。

保険料払込方法

つみたて学資では、月払い・年払い・一括払いから保険料の払込方法を選択できます。年払いや一括払いを選択すると、返戻率が向上します。

口座振替による自動払込が基本となり、指定した金融機関の口座から自動的に保険料が引き落とされます。クレジットカード払いには対応していません。

一括払いを選択する場合、契約時に全保険料を一括で支払います。この場合の返戻率は最大127.4%となり、最も効率的な教育資金準備が可能です。

明治安田生命「つみたて学資」加入者の評判と口コミ

投資のコンシェルジュでは、独自に明治安田生命「つみたて学資」加入者の評判と口コミについて、アンケート調査を実施しました。

良い評判

受け取りが年1回×4回に分かれているので、入学金→授業料→在学中の費用に合わせて計画的に充てやすいのが実用的と感じる。(40代 男性)


一括払いを選ぶと返戻率が高まるため、効率的に教育資金を用意できると思います。(30代 女性)


年1回×4回の分割受取は、入学金・授業料などの支出タイミングに合わせやすく、必要に応じて教育費を確保できる点が高く評価されています。契約者の万一時に払込が免除される設計も、積立の継続可能性を高める有効な仕組みと評価できます。

他社の保険会社よりも返戻率が高く、効率よく教育資金を用意できる点も好評を得ています。

悪い評判

広告で強調される「最大127.4%」は“一括払い・特定条件の一例”で、誰にでも当てはまる数字ではない点は注意が必要(40代 男性)


「最大127.4%」は一例で、実際の率は契約条件により上下するため、広告数値に依存せず自己条件での試算が必須です。

特に一括払いで受取率が高くなるのは、早期拠出と長期運用の効果によるものです。実際の数値は年齢・性別・払込方法で変動するため、「最大値」だけで判断せず、必ず自分の条件の見積もりで確認しましょう。

この記事のまとめ

明治安田生命の「つみたて学資」は、高い返戻率と大学進学特化型の設計により、多くの家庭にとって魅力的な学資保険です。最大127.4%の返戻率は業界最高水準であり、確実な教育資金準備を実現できます。

特に大学進学を前提とした教育プランを持つ家庭や、早期に保険料払込を完了したい家庭には最適な選択肢といえます。シンプルな商品設計により、保険選びで迷うことなく加入できる点も大きなメリットです。

まず受取総額と払込期間を決め、家計の上限内で月額が収まるかを確認しましょう。迷う場合は自分の条件で見積もりを取り、専門家と相談しながら、納得できる設計を考えましょう。

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柴田充輝

金融系ライター

厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,000記事以上の執筆実績あり。

厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,000記事以上の執筆実績あり。

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返戻率

返戻率とは、生命保険や学資保険などの貯蓄型保険において、支払った保険料の総額に対して、満期や解約時に受け取れる金額(解約返戻金や満期保険金)がどのくらいの割合で戻ってくるかを示す指標です。たとえば、200万円の保険料を支払って、満期時に220万円を受け取れる場合、返戻率は110%となります。 この数値が100%を上回れば「支払った保険料より多く戻る」、下回れば「元本割れ」ということになります。返戻率は商品選びの際の比較指標としてよく使われ、特に学資保険や個人年金保険など、将来の資金準備を目的とした保険において注目されます。 ただし、返戻率が高い商品は契約条件が厳しかったり、途中解約に弱かったりする場合もあるため、利率だけでなくライフプラン全体を見据えて判断することが大切です。保険を「貯蓄」としても考える初心者にとって、返戻率は理解しておくべき基本的な指標です。

払込免除

払込免除とは、生命保険や医療保険などの契約において、契約者や被保険者が高度障害状態になったり、所定の重い病気にかかったりした場合に、それ以降の保険料の支払いが免除される制度のことを指します。免除されたあとも、保険契約は有効に継続され、保障内容はそのまま維持されるのが特徴です。 たとえば、がんなどの重病を患い、働くことが困難になった場合でも、保障を失うことなく保険を続けられる仕組みとして、多くの保険商品に組み込まれています。払込免除はあくまで保険料の支払い義務を免除する制度であり、解約や満期金の支払いとは異なります。契約時にこの特約が付いているかどうか、また発動条件がどうなっているかを確認しておくことが大切です。経済的な負担が大きくなる場面で、保険契約の継続を支える安心の仕組みです。

平準払

平準払とは、保険や年金などの金融商品で一定期間にわたり毎回同じ金額を支払う方法を指します。支払額が一定なので、家計の見通しを立てやすく、長期的にゆとりをもって資金計画を組みやすい点が特徴です。 特に保険では、契約期間中ずっと同額の保険料を支払うため、初期負担が抑えられ、将来的に保険料が急増するリスクもありません。結果として、安定したキャッシュフローを確保しつつ長期の保障や資産形成を無理なく続けられるメリットがあります。

被保険者

被保険者とは、保険の保障対象となる人物。生命保険では被保険者の生存・死亡に関して保険金が支払われる。医療保険では被保険者の入院や手術に対して給付金が支払われる。損害保険では、被保険者は保険の対象物(自動車など)の所有者や使用者となる。被保険者の同意(被保険者同意)は、第三者を被保険者とする生命保険契約において不可欠な要素で、モラルリスク防止の観点から法律で義務付けられている。

契約者

契約者とは、保険や投資信託などの金融商品において契約を締結する当事者のことを指す。契約者は契約の内容を決定し、保険料や掛金の支払い義務を負う。生命保険では、契約者と被保険者が異なる場合もあり、この場合、契約者が保険金の受取人を指定できる。投資信託では、契約者が運用を委託し、受益者として利益を得る。契約内容によっては、解約や変更の権限を有するため、慎重な契約の選択が求められる。

一時払

一時払とは、保険契約や年金商品などで、将来の保険料や掛金をすべて契約時にまとめて一括で支払う方式を指します。 支払いが一度で完了するため、以後の保険料負担や支払忘れのリスクがなく、長期的な保障や運用効果を早期に確定させられる点が特徴です。 利息や割引が適用されて総支払額が平準払より少なくなる場合もありますが、契約時に多額の資金を準備する必要があり、資金流動性が低下することや一括投資ゆえのタイミングリスクが生じる点には留意が必要です。

出生前加入制度

出生前加入制度とは、主に確定拠出年金(iDeCoなど)や学資保険、子ども向けの金融商品に関連して用いられる言葉で、まだ生まれていない胎児の段階から、将来の資産形成や保障を目的として契約を結ぶ制度のことを指します。 多くの場合、親や祖父母が契約者となり、子どもが出生した瞬間から保険や積立が開始される形になります。出生後すぐに運用が始まることで、長期にわたって複利効果を活かしやすくなるというメリットがあります。 また、早期に契約することで保険料が安く抑えられたり、保障内容が手厚くなる場合もあります。ただし、制度の利用には一定の条件やリスクもあるため、事前によく確認することが大切です。

解約返戻金

解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。

払済保険

払済保険とは、もともと契約していた保険の保険料の支払いを途中でやめ、その時点までに払い込んだ保険料を使って、以後の支払いをせずに保障だけを継続する保険のことです。たとえば、終身保険などで使われることが多く、保険料を支払うのが難しくなった場合などに選ばれる方法です。 保障額は元の契約よりも小さくなりますが、保険契約を完全に解約するのではなく、一定の保障を残すことができる点が特徴です。資産運用の観点では、解約返戻金を有効に活用しながら保障を維持する手段として理解しておくと役立ちます。

生命保険料控除

生命保険料控除とは、個人が支払った生命保険料に応じて、所得税や住民税の課税所得額を一定金額まで減らすことができる税制上の優遇制度です。この控除によって、納める税金が軽減されるため、実質的に保険料の一部が戻ってくる効果があります。 対象となる保険は、「一般生命保険」「介護医療保険」「個人年金保険」の3つの区分に分かれており、それぞれに控除限度額が設けられています。控除を受けるには、保険会社から発行される控除証明書を年末調整や確定申告の際に提出する必要があります。保険による万一への備えと、節税効果の両方を得られる制度として、多くの人に活用されています。初心者にとっても、生命保険を契約する際にはこの控除制度の存在を知っておくことで、より効果的な保険選びや家計管理につなげることができます。

元本割れ

元本割れとは、投資で使ったお金、つまり元本(がんぽん)よりも、最終的に戻ってきた金額が少なくなることをいいます。たとえば、100万円で投資信託を購入したのに、解約時に戻ってきたのが90万円だった場合、この差額10万円が損失であり、「元本割れした」という状態です。 特に、価格が変動する商品、たとえば株式や投資信託、債券などでは、将来の価格や分配金が保証されているわけではないため、元本割れのリスクがあります。「絶対に損をしたくない」と考える方にとっては、このリスクを正しく理解することがとても重要です。金融商品を選ぶときには、利回りだけでなく元本割れの可能性も十分に考慮しましょう。

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