こども保険は入ったほうが良いのでしょうか?おすすめの選び方があれば教えて下さい
こども保険は入ったほうが良いのでしょうか?おすすめの選び方があれば教えて下さい
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2025/09/12 09:02
男性
30代
子どものための保険には学資保険や医療保険などさまざまな種類があると聞きますが、実際に加入したほうが良いのでしょうか?また、おすすめの選び方があれば教えてください。
回答
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
子ども保険に入るかどうかは、まず「何の目的で、どのくらいの金額を、どのような手段で備えるのか」を整理することが大切です。大きく分けると、教育資金を計画的に貯める学資保険と、病気やけがに備える医療・保障型の保険があります。家計の余裕やリスクの許容度、公的支援の有無を考えながら優先順位をつけると判断しやすくなります。
学資保険は、進学時などに給付金を受け取れる“強制貯蓄”として役立ちます。親に万一のことがあった場合に保険料の払込が免除される商品も多く、教育資金を確実に確保できる安心感があります。ただし、途中解約で元本割れする可能性があること、インフレに弱いこと、近年は低金利で返戻率が伸びにくいことなどがデメリットです。加入を検討するときは、返戻率や払込期間、払込免除の条件、受取時期や方法、中途解約時の返戻金などを丁寧に比較する必要があります。
医療・保障型の保険は、入院や手術、先進医療の費用をカバーできます。しかし、多くの自治体では子どもの医療費助成があり、高額療養費制度も使えるため、過度な保障は不要な場合があります。必要最小限の入院・手術保障に加えて、費用が高額になりやすい先進医療特約を検討するなど、重点を絞って備えるのが現実的です。告知内容や待機期間、通院給付の有無、支払限度、更新型か終身型かといった点は必ず確認しておきましょう。
ただし、子ども保険よりも先に、親自身の保障を整えることが重要です。教育資金は親の収入に依存するため、親の死亡保障や就業不能保障を備えることが、子どもの安心につながります。そのうえで、教育資金づくりの方法として学資保険に加え、つみたてNISAなどの投資を組み合わせると柔軟性が高まります。投資は値動きリスクがありますが、途中で引き出せる柔軟性や長期的な資産成長が期待できます。
選び方の流れとしては、まず教育資金の目標額を試算し、家計の余裕資金や緊急時の備えを確認します。そのうえで「学資保険(確実性)と投資(成長・柔軟性)」の比率を決め、商品の条件を比較検討します。学資保険は早期加入の方が有利になりやすく、医療保険は出生後すぐに健康状態を告知して加入するのが一般的です。加入後は年に一度の見直しを習慣にすると安心です。
まとめると、貯蓄が苦手で確実性を重視する人は「学資中心+医療は最低限」、ある程度リスクを取れる人は「投資中心+必要な医療特約」、家計に余裕が少ない人は「親の保障と生活防衛資金を優先」が目安となります。家庭ごとの状況に合わせて過不足のない設計をすることが、最も大切なポイントです。
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男性30代
“赤ちゃんの保険はいつから、どのようなものに入るのがおすすめですか?”
A. 赤ちゃんの保険は医療費助成を踏まえつつ、早期の学資保険加入がおすすめです。医療保障は新生児期から検討すると安心です。
2025.09.09
男性30代
“学資保険はいつからいつまで入れるのでしょうか?”
A. 学資保険は子どもが小さいうちに加入するのが一般的で、大学入学など教育費が必要な時期に受け取れるよう設計されています。
2025.09.09
男性30代
“学資保険は返戻率の高さで選べばよいですか?他に選び方のポイントはありますか?”
A. 学資保険は返戻率だけで選ぶのは危険です。支払計画の無理のなさ、保障内容、受取方法や保険会社の信頼性も総合的に比較することが大切です。
2025.07.30
男性30代
“医療保険が不要な人の特徴と、必要な場合の選び方を年代別に教えてください。”
A. 高額療養費制度で自己負担を賄え、貯蓄や付加給付が万全なら医療保険は不要です。加入する場合は年代別に保障額と保険料を調整し、若年期は低コスト重視、中高年期は三大疾病や長期治療に備える設計が適切です。
2025.08.20
女性30代
“「学資保険はいらない」という意見がありますが、本当ですか?”
A. 一律に「いらない」とは言えません。学資保険は、低金利環境では運用効率が悪く、インフレリスクもあります。ただし、強制貯蓄効果や保障機能には価値があり、個人の状況や価値観次第では使いやすい商品です。
関連する専門用語
学資保険
学資保険とは、子どもの教育資金を計画的に準備するための保険商品で、一定期間保険料を支払うことで、子どもの進学時期(中学・高校・大学入学など)に合わせて祝い金や満期保険金が受け取れる仕組みになっています。保険であるため、契約者(通常は親)に万が一のことがあった場合でも、以後の保険料の支払いが免除され、満期時には予定どおりの給付金が支払われる点が大きな特徴です。 貯蓄機能と保障機能が組み合わさっており、「教育費を積み立てながら万一に備えたい」と考える家庭に人気があります。ただし、途中解約すると元本割れするリスクがあるため、長期的な資金計画としての活用が前提となります。初心者の方にとっては、預貯金とは違う形で将来の教育資金を準備できる手段のひとつとして、選択肢に入れて検討する価値があります。
元本割れ
元本割れとは、投資で使ったお金、つまり元本(がんぽん)よりも、最終的に戻ってきた金額が少なくなることをいいます。たとえば、100万円で投資信託を購入したのに、解約時に戻ってきたのが90万円だった場合、この差額10万円が損失であり、「元本割れした」という状態です。 特に、価格が変動する商品、たとえば株式や投資信託、債券などでは、将来の価格や分配金が保証されているわけではないため、元本割れのリスクがあります。「絶対に損をしたくない」と考える方にとっては、このリスクを正しく理解することがとても重要です。金融商品を選ぶときには、利回りだけでなく元本割れの可能性も十分に考慮しましょう。
返戻率
返戻率とは、生命保険や学資保険などの貯蓄型保険において、支払った保険料の総額に対して、満期や解約時に受け取れる金額(解約返戻金や満期保険金)がどのくらいの割合で戻ってくるかを示す指標です。たとえば、200万円の保険料を支払って、満期時に220万円を受け取れる場合、返戻率は110%となります。 この数値が100%を上回れば「支払った保険料より多く戻る」、下回れば「元本割れ」ということになります。返戻率は商品選びの際の比較指標としてよく使われ、特に学資保険や個人年金保険など、将来の資金準備を目的とした保険において注目されます。 ただし、返戻率が高い商品は契約条件が厳しかったり、途中解約に弱かったりする場合もあるため、利率だけでなくライフプラン全体を見据えて判断することが大切です。保険を「貯蓄」としても考える初心者にとって、返戻率は理解しておくべき基本的な指標です。
払込免除
払込免除とは、生命保険や医療保険などの契約において、契約者や被保険者が高度障害状態になったり、所定の重い病気にかかったりした場合に、それ以降の保険料の支払いが免除される制度のことを指します。免除されたあとも、保険契約は有効に継続され、保障内容はそのまま維持されるのが特徴です。 たとえば、がんなどの重病を患い、働くことが困難になった場合でも、保障を失うことなく保険を続けられる仕組みとして、多くの保険商品に組み込まれています。払込免除はあくまで保険料の支払い義務を免除する制度であり、解約や満期金の支払いとは異なります。契約時にこの特約が付いているかどうか、また発動条件がどうなっているかを確認しておくことが大切です。経済的な負担が大きくなる場面で、保険契約の継続を支える安心の仕組みです。
子ども医療費助成制度
子ども医療費助成制度とは、各自治体が子育て支援の一環として行っている制度で、子どもが病気やけがで医療機関を受診した際の自己負担分を軽減、または全額免除する仕組みのことを指します。対象年齢や助成の範囲、自己負担額の有無は自治体によって異なりますが、多くの地域で中学生や高校生までを対象にしており、家庭の医療費負担を大きく減らすことができます。投資初心者の方にとっても、この制度を理解することは家計管理に役立ち、浮いた医療費を貯蓄や投資に回す余裕をつくることにつながります。
高額療養費制度
高額療養費制度とは、1か月に医療機関で支払った自己負担額が一定の上限を超えた場合、その超過分が払い戻される公的な医療費助成制度です。日本では公的医療保険により治療費の自己負担割合は原則3割(高齢者などは1〜2割)に抑えられていますが、手術や長期入院などで医療費が高額になると家計への影響は大きくなります。こうした経済的負担を軽減するために設けられているのが、この高額療養費制度です。 上限額は、70歳未満と70歳以上で異なり、さらに所得区分(年収の目安)によって細かく設定されています。たとえば、年収約370万〜770万円の方(一般的な所得層)では、1か月あたりの自己負担限度額は「約8万円+(総医療費−26.7万円)×1%」となります。これを超えた分は、後から申請によって保険者から払い戻しを受けることができます。 また、事前に健康保険の窓口で「限度額適用認定証」を取得し、医療機関に提示しておけば、病院の窓口で支払う金額そのものを最初から自己負担限度額までに抑えることも可能です。これにより、退院後の払い戻しを待たずに現金の一時的な負担を軽減できます。 同じ月に複数の医療機関を受診した場合や、同一世帯で同じ医療保険に加入している家族がいる場合には、世帯単位で医療費を合算して上限額を適用することもできます。さらに、直近12か月以内に3回以上この制度を利用して上限を超えた場合、4回目以降は「多数回該当」となり、上限額がさらに引き下げられる仕組みもあります。なお、払い戻し申請から実際の支給までには1〜2か月程度かかるのが一般的です。 資産運用の観点から見ると、この制度によって突発的な医療費リスクの一部を公的にカバーできるため、民間の医療保険や緊急時資金を過剰に積み上げる必要がない場合もあります。医療費リスクへの備えは、公的制度・民間保険・現金準備のバランスで考えることが大切です。特に高所得者や自営業者の場合は、上限額が比較的高めに設定されている点や支給までのタイムラグを踏まえ、制度と現金の両面から備えておくと安心です。
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2025.09.12
男性30代
“赤ちゃんの保険はいつから、どのようなものに入るのがおすすめですか?”
A. 赤ちゃんの保険は医療費助成を踏まえつつ、早期の学資保険加入がおすすめです。医療保障は新生児期から検討すると安心です。
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A. 学資保険は子どもが小さいうちに加入するのが一般的で、大学入学など教育費が必要な時期に受け取れるよう設計されています。
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男性30代
“学資保険は返戻率の高さで選べばよいですか?他に選び方のポイントはありますか?”
A. 学資保険は返戻率だけで選ぶのは危険です。支払計画の無理のなさ、保障内容、受取方法や保険会社の信頼性も総合的に比較することが大切です。





