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50代が投資信託を選ぶ際のポイントはなんですか?

50代が投資信託を選ぶ際のポイントはなんですか?

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2025/10/02 09:08


男性

50代

question

50代に入り老後の生活資金を意識し始めましたが、投資信託を選ぶ際に何を重視すべきか分かりません。定年までの期間が短いため、リスクをどの程度取るべきか、また安定性と資産形成のバランスをどう考えるのが良いのかポイントを具体的に教えてください。


回答

佐々木 辰

38

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

50代の投資信託選びは、まず目的と運用期間、そして取り崩し計画を決めることが最も重要です。老後の生活費や子どもの教育資金など使い道を明確にし、定年までの残り期間に応じて株式と債券の配分を調整することで、必要以上のリスクを避けられます。特に退職後の取り崩しを考えるときは、相場が下落しても生活に困らないように、現金や短期債で数年分の生活費を確保しておくと安心です。

リスクの取り方は「家計がどの程度リスクを負えるか」と「心理的に耐えられるか」の二つで考えます。たとえば1,000万円が一時的に200万から300万円減っても売却せずに持ち続けられるかどうかをイメージしてみると判断しやすいでしょう。特に取り崩し初期に大きな下落があると影響が大きいため、株式100%のような偏った配分は避けた方が無難です。

資産配分は、安定を重視するなら株式3割・債券6割程度、成長をある程度取りにいくなら株式5〜6割・債券3〜4割程度を目安にできます。いずれのケースでも国内と先進国の株式を分散させ、債券は為替ヘッジを活用して変動を抑えるのが基本です。新興国株やREITなどは全体の1割程度までにして、あくまでスパイス的に組み込みます。

投資信託を選ぶ際は、コストの低さと分散の広さを最優先に確認してください。信託報酬はできるだけ低いものを選び、純資産が大きく安定しているファンドを選ぶのが安全です。毎月分配型は元本を取り崩すリスクがあるため避け、再投資型を選ぶ方が効率的です。株式では広範なインデックスファンドを中核に据え、債券は投資適格で中期のものを選ぶとリスクが抑えられます。

NISAとiDeCoの使い分けも大切です。NISAは非課税かつ流動性が高いので株式インデックスなどの成長資産に、iDeCoは節税メリットが大きい分引き出し制約があるため債券やバランス型に向いています。どちらも商品数を絞り込み、年に一度のリバランスを習慣化することでシンプルに運用できます。

最後に、分配金を重視するよりも、必要に応じて計画的に取り崩す方が合理的です。取り崩し率は年2〜3%を目安に、相場が大きく下がった年は現金バッファから充てることで資産寿命を伸ばせます。複雑な商品や高コストなファンドに手を出さず、低コストのインデックスを中核に据えてシンプルな設計を守ることが、50代からの資産運用を安定させる最も確実な方法です。

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株や投資信託のリスクにはどんな種類のものがありますか?また、なにか対策できることはありますか?

A. 株・投信の主なリスクは市場・信用・流動性・金利・為替・カントリーの6種です。資産・通貨・地域の分散と金利・為替ヘッジ、定期的なリバランスで影響を抑えられます。

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リバランスは何をいつどの頻度で行えば良いですか?

A. 個別商品ではなく株式・債券など大きな区分を年1回程度確認し、まずは積立額の調整で対応します。売買はリスクが高まりすぎた場合や生活前提が変わったときに慎重に行いましょう。

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新NISAの非課税枠は売却後すぐ復活しますか?

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為替リスクって、実際どれくらい影響があるのでしょうか?

A. 為替リスクは外債の損益に大きく影響します。円高で元本割れの可能性もあり、対策には為替ヘッジや資産全体のバランス調整が有効です。

関連する専門用語

アセットアロケーション(資産配分)

アセットアロケーション(Asset allocation)とは、資産配分という意味で、資金を複数のアセットクラス(資産グループ)に投資することで、投資リスクを分散しながらリターンを獲得するための資産運用方法。アセットアロケーションは戦略的アセットアロケーションと戦術的アセットアロケーションの2つを組み合わせることで行われ、前者は中長期的に投資目的・リスク許容度・投資機関に基づいて資産配分を決定し、後者は短期的に投資対象の資産特性に基づいて資産配分を決定する。

為替ヘッジ

為替ヘッジとは、為替取引をする際に、将来交換する為替レートをあらかじめ予約しておくことによって、為替変動のリスクを抑える仕組み。海外の株や債券に投資する際は、その株や債券の価値が下がるリスクだけでなく、為替の変動により円に換算した時の価値が下がるリスクも負うことになるので、後者のリスクを抑えるために為替ヘッジが行われる。

REIT(Real Estate Investment Trust/不動産投資信託)

REIT(Real Estate Investment Trust/不動産投資信託)とは、多くの投資家から集めた資金を使って、オフィスビルや商業施設、マンション、物流施設などの不動産に投資し、そこで得られた賃貸収入や売却益を分配する金融商品です。 REITは証券取引所に上場されており、株式と同じように市場で売買できます。そのため、通常の不動産投資と比べて流動性が高く、少額から手軽に不動産投資を始められるのが大きな特徴です。 投資家は、REITを通じて間接的にさまざまな不動産の「オーナー」となり、不動産運用のプロによる安定した収益(インカムゲイン)を得ることができます。しかも、実物の不動産を所有するわけではないので、物件の管理や修繕といった手間がかからない点も魅力です。また、複数の物件に分散投資しているため、リスクを抑えながら収益を狙える点も人気の理由です。 一方で、REITの価格は、不動産市況や金利の動向、経済環境の変化などの影響を受けます。特に金利が上昇すると、REITの価格が下がる傾向があるため、市場環境を定期的にチェックしながら投資判断を行うことが重要です。 REITは、安定した収益を重視する人や、実物資産への投資に関心があるものの手間やコストを抑えたい人にとって、有力な選択肢となる資産運用手段の一つです。

信託報酬

信託報酬とは、投資信託やETFの運用・管理にかかる費用として投資家が間接的に負担する手数料であり、運用会社・販売会社・受託銀行の三者に配分されます。 通常は年率〇%と表示され、その割合を基準価額にあたるNAV(Net Asset Value)に日割りで乗じる形で毎日控除されるため、投資家が口座から現金で支払う場面はありません。 したがって運用成績がマイナスでも信託報酬は必ず差し引かれ、長期にわたる複利効果を目減りさせる“見えないコスト”として意識されます。 販売時に一度だけ負担する販売手数料や、法定監査報酬などと異なり、信託報酬は保有期間中ずっと発生するランニングコストです。 実際には運用会社が3〜6割、販売会社が3〜5割、受託銀行が1〜2割前後を受け取る設計が一般的で、アクティブ型ファンドでは1%超、インデックス型では0.1%台まで低下するケースもあります。 同じファンドタイプなら総経費率 TER(Total Expense Ratio)や実質コストを比較し、長期保有ほど差が拡大する点に留意して商品選択を行うことが重要です。

純資産

純資産とは、総資産から総負債を差し引いた残余価値を指し、企業や個人が保有する「正味の持ち分」を示します。たとえば総資産が1億円、総負債が4,000万円なら純資産は6,000万円となり、この値がプラスであれば財政基盤は概ね健全、マイナスであれば将来の資金繰りに注意が必要だと判断できます。 企業では貸借対照表の「純資産の部」に計上され、株主資本(資本金・資本剰余金・利益剰余金など)とその他包括利益累計額が主要項目です。純資産は自己資本比率やROEの分母となり、財務健全性や資本効率を測定する起点になる指標です。利益の内部留保や株式発行が増加要因となる一方、赤字計上や配当、自己株式取得は減少要因となります。また時価評価差額や為替換算差額も変動要因となるため、採用している会計基準によって数値の見え方が異なる点に留意が必要です。 個人の場合、純資産は現預金、株式・投資信託、年金積立、不動産、車などの資産総額から、住宅ローン、教育ローン、クレジットカード残高などの負債を差し引いて算定します。この数値はFIREや教育・住宅資金計画の進捗を測る物差しとなり、住宅ローン審査など各種与信判断でも重視されるため、家計の健康診断に欠かせません。 純資産を活用する際は、まず株式や不動産など含み損益の大きい資産を時価で再評価し、値動きによる変動幅を把握することが大切です。企業なら自己資本比率、個人なら負債比率(負債÷総資産)など関連指標と併用すれば、リスク耐性や資本効率を立体的に分析できます。四半期ごとに財務諸表や家計簿を更新し、純資産が目標ペースで増えているかを確認しながら、「資産価格」「収支」「レバレッジ」という三つの要因に分解して要改善点を探ると、実践的な資産運用や財務戦略の見直しがしやすくなります。 純資産は単なる期末の残りではなく、将来の投資余力やリスク許容度を測る羅針盤です。数値を継続的に点検し、関連指標と照らし合わせながら経営判断やライフプランをアップデートしていくことが、長期的な資産形成と財務健全性の鍵となります。

iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)

iDeCo(イデコ)とは、個人型確定拠出年金の愛称で、老後の資金を作るための私的年金制度です。20歳以上65歳未満の人が加入でき、掛け金は65歳まで拠出可能。60歳まで原則引き出せません。 加入者は毎月の掛け金を決めて積み立て、選んだ金融商品で長期運用し、60歳以降に年金または一時金として受け取ります。加入には金融機関選択、口座開設、申込書類提出などの手続きが必要です。 投資信託や定期預金、生命保険などの金融商品で運用し、税制優遇を受けられます。積立時は掛金が全額所得控除の対象となり、運用時は運用益が非課税、受取時も一定額が非課税になるなどのメリットがあります。 一方で、証券口座と異なり各種手数料がかかること、途中引き出しが原則できない、というデメリットもあります。

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