為替リスクって、実際どれくらい影響があるのでしょうか?
為替リスクって、実際どれくらい影響があるのでしょうか?
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2025/04/08 17:00
男性
60代
外債投資では「為替リスクに注意」とよく聞きますが、実際にどの程度パフォーマンスに影響するのでしょうか?為替の変動で利益が消えてしまうようなこともあるのか、初心者の私にはイメージがつきません。投資判断にどれほど意識するべきなのか、具体的に教えてください。
回答
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
為替リスクとは、外貨建ての資産を円に換算する際に、為替レートの変動によって損益が変わるリスクを指します。特に外債(外国債券)への投資では、為替の動きがリターンに大きな影響を与えることがあります。
たとえば、年利3%のドル建て債券を1ドル=150円で購入した場合、1年後に1ドル=130円に円高が進むと、円換算での評価額は約13%目減りします。受け取った利息ではその損失をカバーできず、トータルでマイナスになる可能性があります。一方で、円安に進めば、為替差益によって期待以上のリターンが得られることもあります。つまり、為替リスクは損失要因にもなり得ますが、利益のチャンスにもなるのです。
こうしたリスクを抑えたい方には、「為替ヘッジ付き」の外債商品があります。為替変動の影響を限定できる一方で、ヘッジコストがかかるため、為替があまり動かなかった場合にはリターンが下がってしまうこともあります。
どの程度為替リスクを取るかは、投資の目的や運用期間によって異なります。短期的な安定収益を重視するならヘッジの活用が効果的ですが、長期的な成長を目指すならある程度リスクを受け入れるのも一つの戦略です。
為替リスクは見えにくい分、軽視しがちですが、資産全体のバランスや自分のリスク許容度をふまえたうえでの判断が重要です。迷ったときは、資産運用の専門家に相談することで、自分に合った方針を見つけやすくなります。
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関連する専門用語
為替リスク
為替リスクとは、異なる通貨間での為替レートの変動により、外貨建て資産の価値が変動し、損失が生じる可能性のあるリスクを指します。 たとえば、日本円で生活している投資家が米ドル建ての株式や債券に投資した場合、最終的なリターンは円とドルの為替レートに大きく左右されます。仮に投資先の価格が変わらなくても、円高が進むと、日本円に換算した際の資産価値が目減りしてしまうことがあります。反対に、円安が進めば、為替差益によって収益が増える場合もあります。 為替リスクは、外国株式、外貨建て債券、海外不動産、グローバルファンドなど、外貨に関わるすべての資産に存在する基本的なリスクです。 対策としては、為替ヘッジ付きの商品を選ぶ、複数の通貨や地域に分散して投資する、長期的な視点で資産を保有するなどの方法があります。海外資産に投資する際は、リターンだけでなく、為替リスクの存在も十分に理解しておくことが大切です。
外債(外国債券)
外債とは、日本の投資家から見て、外国の政府や企業などが発行する債券のことを指します。発行される場所や通貨はさまざまで、たとえばアメリカの企業が米ドルで発行する債券や、ヨーロッパの政府がユーロで発行する債券などが含まれます。 外債は、国内の債券よりも高い利回りが期待できる場合がありますが、為替リスクや信用リスク、政治・経済の変動など、海外特有のリスクも伴います。投資する際には、その国や発行体の信用力、為替相場の動向をよく確認することが大切です。うまく活用すれば、資産運用の幅を広げ、通貨や地域の分散を図る手段として有効です。
為替ヘッジ
為替ヘッジとは、為替取引をする際に、将来交換する為替レートをあらかじめ予約しておくことによって、為替変動のリスクを抑える仕組み。海外の株や債券に投資する際は、その株や債券の価値が下がるリスクだけでなく、為替の変動により円に換算した時の価値が下がるリスクも負うことになるので、後者のリスクを抑えるために為替ヘッジが行われる。
円高
円高とは、ほかの国の通貨と比べて相対的に日本の円の価値が高くなること。海外から商品を購入すること(輸入)が有利で、海外に商品を販売すること(輸出)が不利になる。 (例) 1ドル=100円が1ドル=50円になる →以前よりも少ない円で1ドルを得ることができるので、円の価値が高くなっており、円高である。
円安
円安とは、ほかの国の通貨と比べて相対的に日本の円の価値が低くなること。海外から商品を購入すること(輸入)が不利で、海外に商品を販売すること(輸出)が有利になる。 (例) 1ドル=100円が1ドル=150円になる →以前よりもたくさんの円がないと1ドルを得られなくなっており、円の価値が低くなっているので、円安である。
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