投資の知恵袋
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繰延節税商品にはどのようなものがありますか?一覧にして教えて下さい
回答済み
1
2025/12/16 09:55
男性
50代
税金を今すぐ払うのではなく、将来に繰り延べられる商品があると聞きました。こうした「繰延節税商品」にどんなものがあるのか知りたいです。具体的にどんな種類があって、初心者でも利用しやすいものがあれば教えてください。
回答をひとことでまとめると...
企業型DCやiDeCo、小規模企業共済、貯蓄型保険などが代表的です。いずれも税金を将来に繰り延べながら資産づくりができ、初心者でも利用しやすい制度が多いです。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
税金を今すぐ払わず将来に繰り延べる仕組みは、手取りを確保しながら効率的に資産形成できる点が最大のメリットです。
<代表的な繰延節税商品の一覧>
| 商品・制度名 | 対象者 | 主な節税効果(繰延の内容) | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| 企業型確定拠出年金(企業型DC) | 会社員・公務員(制度がある企業) | 掛金が全額非課税、運用益非課税、受取時に課税 | 原則60歳まで引き出せない |
| マッチング拠出(企業型DC) | 企業型DC加入者 | 給与から拠出する分が所得控除 | 同上、企業の制度次第 |
| iDeCo(個人型DC) | 基本的に20~60歳 | 掛金全額所得控除、運用益非課税 | 途中引き出し不可 |
| 個人年金保険(繰延年金) | 全員 | 保険料控除、運用益の課税が満期まで繰延 | 手数料が高いことも |
| 貯蓄型生命保険(終身・養老など) | 全員 | 保険料控除、内部運用益の課税繰延 | 途中解約で元本割れリスク |
| 小規模企業共済 | 自営業、フリーランス、会社役員など | 掛金全額所得控除、受取時に退職所得等で有利 | 長期前提、解約条件に注意 |
| 国民年金基金 | 自営業 | 掛金全額所得控除 | 原則途中解約不可 |
| 付加年金 | 自営業 | 少額の保険料で年金増額(課税は受取時) | 控除メリットは小さめ |
| 変額保険 | 全員 | 運用益の課税が繰延される | 手数料が高い、仕組みが複雑 |
| 外貨建て個人年金 | 全員 | 保険料控除、運用益の課税繰延 | 為替リスク大 |
このように複数の選択肢がありますが、代表的な制度としてよく使われるのは企業型確定拠出年金、iDeCo、小規模企業共済、そして貯蓄型保険の4つです。いずれも「払う税金を後ろにずらす」ことで手元資金を活かし、長期の資産づくりに向いています。
企業型確定拠出年金は勤務先に制度がある場合に最も利用しやすく、拠出した掛金が非課税になることで節税効果が大きい点が特徴です。会社が掛金を負担するケースも多く、事実上、上乗せの退職金づくりに近い位置づけになります。
個人で利用できるiDeCoも所得控除によって毎年の税負担を軽くしながら運用益を非課税で積み上げられるため、老後資金づくりを目的とする人に適しています。途中で引き出せない制約はあるものの、長期積立にはむしろ効果的に働きます。
自営業者であれば小規模企業共済が有力で、掛金が全額所得控除となり、将来は退職金扱いで有利な税制が使えるため、安定的な節税と老後準備を両立できます。
一方、貯蓄型の個人年金保険なども繰延要素はありますが、手数料が高く解約の自由度が低い場合があるため慎重な比較が必要です。
これらは共通して長期で資金を拘束する側面があるため、生活費や緊急資金とのバランスを考えながら、無理のない範囲で活用することが成功のポイントになります。
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“iDeCoで節税になると聞きました。具体的に何がどうなるのですか?”
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A. 非課税枠優先なら会社拠出額と同額まで積めるマッチング、低コスト商品重視なら上限月2万円のiDeCo。枠・商品・手間で比較し最適な方を選びましょう。
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“国民年金基金とiDeCo、どちらを選ぶべき?あるいは併用するべき?”
A. 国民年金基金とiDeCoは併用可能で、安定性と成長性を両立できます。基金で終身年金を確保し、残りをiDeCoで運用する併用が自営業者にとって有効です。
関連する専門用語
企業型確定拠出年金 (企業型DC)
「企業型確定拠出年金(企業型DC:Corporate Defined Contribution Plan)」とは、企業が従業員のために設ける年金制度の一つです。企業が毎月一定額の掛金を拠出し、そのお金を従業員が自分で運用します。運用商品には、投資信託や定期預金などがあり、選び方によって将来の受取額が変わります。 この制度は、老後資金を準備するためのもので、掛金の拠出時に税制優遇があるというメリットがあります。ただし、運用によっては資産が増えることもあれば、減ることもあります。また、個人型確定拠出年金(iDeCo:Individual Defined Contribution Plan)と異なり、掛金は企業が負担します。企業にとっては福利厚生の一環となり、従業員の定着にも役立つ制度です。
所得控除
所得控除とは、個人の所得にかかる税金を計算する際に、特定の支出や条件に基づいて課税対象となる所得額を減らす仕組みである。日本では、医療費控除や生命保険料控除、扶養控除などがあり、納税者の生活状況に応じて税負担を軽減する役割を果たす。これにより、所得が同じでも控除を活用することで実際の税額が変わることがある。控除額が大きいほど課税所得が減少し、納税者の手取り額が増えるため、適切な活用が重要である。
運用益非課税
運用益非課税とは、株式や投資信託などの金融商品で得られた売却益や配当・分配金などの収益に対して、本来課税される税金が一定条件下で免除される制度を指します。通常、日本では金融商品から得られる利益には20.315%の税金がかかりますが、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)などを活用すれば、対象期間・対象金額内の運用益が非課税となります。 これにより、長期的な資産形成を後押しし、投資のリターンを最大化できるメリットがあります。非課税期間や対象金額には上限があるため、制度ごとの仕組みや条件を理解したうえで活用することが重要です。
小規模企業共済
小規模企業共済とは、中小企業の経営者や役員、個人事業主の方のための退職金制度です。「小規模企業」という文言が含まれているとおり、一定の要件を満たす中小企業や個人事業主が対象です。 小規模企業共済制度は、独立行政法人中小企業基盤整備機構(以下、中小機構)が運営している「小規模企業共済法」という法令に基づいた共済制度です。 掛金は全額所得控除され、加入者は事業資金の借入れも可能です。 加入資格は、従業員が20人以下(商業・サービス業では5人以下)の個人事業主や会社役員などです。ただし、兼業で会社員をしているなど、給与所得を得ている場合は加入資格がないため注意が必要です。
退職所得
退職所得とは、会社などを退職した際に受け取る退職金に対して発生する所得のことを指します。これは給与所得とは区別され、税法上、特別な扱いがされています。退職金は、長年の勤労に対する労いの意味を持つため、課税される際には「退職所得控除」という優遇措置が設けられています。 さらに、退職所得として課税される金額は、通常の給与よりも軽い税率が適用される「1/2課税」という制度があり、これによって税負担が軽減されます。役員が受け取る退職金についても原則として退職所得となりますが、形式的に退職して実態が伴わない場合や、過大とみなされる金額については税務上認められないこともあります。 資産運用や老後の生活設計において、退職金がどのように課税されるのかを知っておくことは、手取り額を見積もる上で非常に重要です。
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A. まず税優遇が大きいiDeCoを上限まで利用し、余裕資金があれば個人年金保険を追加する段階的併用が基本です。





