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豪ドルはなぜやばいと言われるのでしょうか?大損した例があれば教えて下さい

豪ドルはなぜやばいと言われるのでしょうか?大損した例があれば教えて下さい

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2025/12/24 09:58


男性

30代

question

最近SNSなどで「豪ドルはやばい」という意見を見かけて不安になっています。為替の動きや金利の影響なのか、どんな理由でリスクが高いと言われるのかよく分かりません。外貨預金や投資信託で豪ドルを検討しているのですが、どんな点に注意すべきか教えてほしいです。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

豪ドルが「やばい」と言われる背景には、通貨そのものが特別に危険というよりも、値動きが大きく、変動要因が多いため、仕組みを理解しないまま投資すると損失が出やすいという構造があります。まず押さえておきたいのは、豪ドルは典型的な資源国通貨であり、世界景気や資源価格の影響を強く受ける点です。そのため、世界経済が不安定になる局面では、短期間で大きく下落することがあり、この値動きの大きさが「危ない」「やばい」という印象につながりやすくなっています。

また、豪ドルは日本円と比べて金利が高い時期が多く、「高金利」という点だけに注目して投資すると注意が必要です。為替が下落した場合、受け取る利息を上回る為替差損が発生し、結果として損失を抱えるケースも少なくありません。SNSなどで見られる「豪ドルはやばい」という声の多くは、レバレッジをかけたFX取引での失敗談が混在しており、外貨預金や投資信託といった他の投資手段のリスクと区別されずに語られていることも多い点には留意が必要です。

外貨預金を検討する場合は、表面的な金利だけでなく、為替手数料、実際に受け取れる利息の金額、円ベースで見た場合に元本割れが起こり得ることを必ず確認すべきです。投資信託であれば、豪ドルそのものに投資しているのか、豪ドル建てで運用しているだけなのか、また為替ヘッジの有無によってリスクの性質が大きく変わります。

いずれの手段であっても、一度に大きな金額を投じるのではなく、積立などによって時間分散を行い、資産全体の中で豪ドルが占める割合をあらかじめ決めておくことが、現実的なリスク管理につながります。豪ドルは決して避けるべき通貨ではありませんが、その特性を理解したうえで、投資の目的と金額をコントロールする姿勢が不可欠です。

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為替リスク

為替リスクとは、異なる通貨間での為替レートの変動により、外貨建て資産の価値が変動し、損失が生じる可能性のあるリスクを指します。 たとえば、日本円で生活している投資家が米ドル建ての株式や債券に投資した場合、最終的なリターンは円とドルの為替レートに大きく左右されます。仮に投資先の価格が変わらなくても、円高が進むと、日本円に換算した際の資産価値が目減りしてしまうことがあります。反対に、円安が進めば、為替差益によって収益が増える場合もあります。 為替リスクは、外国株式、外貨建て債券、海外不動産、グローバルファンドなど、外貨に関わるすべての資産に存在する基本的なリスクです。 対策としては、為替ヘッジ付きの商品を選ぶ、複数の通貨や地域に分散して投資する、長期的な視点で資産を保有するなどの方法があります。海外資産に投資する際は、リターンだけでなく、為替リスクの存在も十分に理解しておくことが大切です。

資源国通貨

資源国通貨とは、天然資源の輸出がその国の経済や通貨価値に大きな影響を与えている国の通貨を指す総称です。 この用語は、外国為替や国際分散投資の文脈で用いられ、為替レートの変動要因を考える際に登場します。特定の国名や通貨単体を示す言葉ではなく、「資源価格と経済・通貨の関係性」に注目した分類概念として使われます。投資判断の場面では、金利差や景気動向と並んで、資源市況が通貨にどう影響しやすいかを整理するための視点として参照されます。 誤解されやすい点として、資源国通貨は「資源価格が上がれば必ず上昇し、下がれば必ず下落する通貨」だと単純化して理解されることがあります。しかし、実際には、財政政策、金融政策、貿易構造、国際資本移動など複数の要因が重なって為替は形成されます。資源価格との関係は重要な特徴の一つではあるものの、機械的な連動関係が常に成り立つわけではありません。この点を過度に一般化すると、為替変動の読み違いにつながりやすくなります。 また、資源国通貨という呼び方から、特定の投資スタイルやリスク特性が内包されているように受け取られることもありますが、この用語自体は投資対象としての優劣や収益性を示すものではありません。あくまで、経済構造上「資源輸出の比重が高い国の通貨」という性質を捉えたラベルであり、投資判断を直接導く結論ではありません。 資産運用の文脈では、資源国通貨はポートフォリオの地域分散や為替感応度を考える際の補助的な概念として位置づけられます。重要なのは、どの資源に、どの程度依存している経済なのかという構造を理解することであり、「資源国通貨だからこう動く」といった固定的な見方を避けることが、この用語を正しく扱うための前提となります。

金利差

金利差とは、異なる国や通貨、あるいは異なる金融商品の間で適用される金利の違いを指す言葉です。たとえば、日本の金利が0.1%でアメリカの金利が5.0%であれば、その差である4.9%が金利差になります。この金利差は、為替相場や資産運用の判断に大きな影響を与えます。 たとえば、金利の高い国に投資すればより多くの利息が得られるため、資金がその国に集まりやすくなり、通貨が高くなる傾向があります。一方で、為替リスクや経済状況の違いにも注意が必要です。個人投資家にとっては、外貨建て預金や外国債券などの運用で金利差が収益に直結するため、しっかり理解しておくことが重要です。

外貨預金

外貨預金とは、日本円ではなく米ドルやユーロなどの外国の通貨で預ける預金のことをいいます。通常の預金と同じように銀行にお金を預ける形式ですが、外貨で運用されるため、為替レートの変動によって元本や利息の受取額が増えたり減ったりします。 たとえば、円安になると、外貨を円に戻したときの受取額が増える一方で、円高になると損をすることもあります。また、外貨預金は日本の預金保険制度の対象外であり、元本保証がない点にも注意が必要です。利率が高めに設定されていることが多く、円預金よりも高い利回りを狙える反面、為替リスクという特有のリスクを伴うため、初心者の方には慎重な検討が求められる商品です。

為替ヘッジ

為替ヘッジとは、為替取引をする際に、将来交換する為替レートをあらかじめ予約しておくことによって、為替変動のリスクを抑える仕組み。海外の株や債券に投資する際は、その株や債券の価値が下がるリスクだけでなく、為替の変動により円に換算した時の価値が下がるリスクも負うことになるので、後者のリスクを抑えるために為替ヘッジが行われる。

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