投資の知恵袋
Questions
夫婦それぞれが別々に投資している場合、資産全体のバランスはどう確認すればよいのでしょうか。
回答済み
1
2026/09/30 17:41
男性
40代
夫婦それぞれが別々の証券口座やNISA口座で投資している場合、家計全体として資産配分に偏りがないか、リスクを取りすぎていないかをどのように確認すればよいのでしょうか。各自の運用状況を踏まえ、夫婦全体のポートフォリオを把握する方法を知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
夫婦別々の投資口座は、家計全体で資産配分を合算し、株式比率や外貨資産、銘柄集中を確認しながら、目的別のリスク管理を行うことが重要です。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
夫婦がそれぞれ別の証券口座やNISA口座で投資している場合は、まず「個人口座ごと」ではなく「家計全体」で資産配分を確認することが重要です。夫婦それぞれの口座残高を、現預金、国内株式、外国株式、債券、投資信託、ETF、iDeCo、保険商品などに分類し、金額ベースで合算します。
そのうえで、家計全体の株式比率、外貨建て資産の割合、特定の国・地域・銘柄・投資信託への集中度を確認します。夫婦で別々に運用していても、同じ全世界株式ファンドや米国株式ファンドに偏っていれば、実際にはリスクが重複している可能性があります。
リスクを取りすぎていないかは、教育費、住宅購入資金、老後資金など、お金を使う時期と目的から判断します。近い将来使う資金まで値動きの大きい資産で運用している場合は、相場下落時に必要資金が不足するリスクがあります。
年1〜2回は夫婦で資産一覧を更新し、「株式70%・現金20%・債券10%」など家計の目標配分と比較しましょう。ずれが大きい場合は、売却だけでなく、新規積立の配分変更や現金比率の引き上げで調整するのが現実的です。夫婦別々に投資していても、家計としては一つのポートフォリオとして管理することが大切です。
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関連する専門用語
ポートフォリオ
ポートフォリオとは、資産運用における投資対象の組み合わせを指します。分散投資を目的として、株式、債券、不動産、オルタナティブ資産などの異なる資産クラスを適切な比率で構成します。投資家のリスク許容度や目標に応じてポートフォリオを設計し、リスクとリターンのバランスを最適化します。また、運用期間中に市場状況が変化した場合には、リバランスを通じて当初の配分比率を維持します。ポートフォリオ管理は、リスク管理の重要な手法です。
アセットアロケーション(資産配分)
アセットアロケーション(Asset allocation)とは、資産配分という意味で、資金を複数のアセットクラス(資産グループ)に投資することで、投資リスクを分散しながらリターンを獲得するための資産運用方法。アセットアロケーションは戦略的アセットアロケーションと戦術的アセットアロケーションの2つを組み合わせることで行われ、前者は中長期的に投資目的・リスク許容度・投資機関に基づいて資産配分を決定し、後者は短期的に投資対象の資産特性に基づいて資産配分を決定する。
外貨建て資産
外貨建て資産とは、米ドルやユーロ、豪ドルなど、日本円以外の外国通貨で保有・運用されている資産のことを指します。たとえば、米ドル建ての預金、外国の株式・債券、外貨建ての保険商品や投資信託などがこれにあたります。 このような資産に投資することで、日本国内だけでは得られない金利収入や成長性にアクセスできるというメリットがあります。特に日本のような低金利環境では、高金利の外国資産への投資は魅力的な選択肢となることがあります。 一方で、外貨建て資産は為替相場の変動によって価値が上下する「為替リスク」が伴います。たとえば、外貨ベースで利益が出ていても、円高になれば日本円での評価額は下がる可能性があります。そのため、外貨建て資産を保有する際は、為替差損益やヘッジの有無にも注意を払う必要があります。 資産運用において、外貨建て資産は「分散投資」の一環としても有効ですが、リスクとリターンのバランスを考慮したうえで取り入れることが大切です。
リバランス
リバランスとは、ポートフォリオを構築した後、市場の変動によって変化した資産配分比率を当初設定した目標比率に戻す投資手法です。 具体的には、値上がりした資産や銘柄を売却し、値下がりした資産や銘柄を買い増すことで、ポートフォリオ全体の資産構成比率を維持します。これは過剰なリスクを回避し、ポートフォリオの安定性を保つためのリスク管理手法として、定期的に実施されます。 例えば、株式が上昇して目標比率を超えた場合、その一部を売却して債券や現金に再配分するといった調整を行います。なお、近年では自動リバランス機能を提供する投資サービスも登場しています。
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