ライフネット生命では、終身保険を取り扱っていますか?
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2025/09/25 08:50
男性
30代
ライフネット生命に加入を検討していますが、終身保険を扱っているかどうかが気になります。将来的に保障が一生続く終身保険があるのか、また他社と比べてどう違うのかを知りたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ライフネット生命には、終身の死亡保険はありません。取り扱っているのは掛け捨て型の定期死亡保険で、必要な期間を選んで保障を準備する仕組みになっています。解約返戻金や配当がないため、シンプルで低コストに抑えられる点が特徴です。
一方で、医療分野では終身型の医療保険を扱っています。これは病気やけがによる入院や手術を一生涯カバーし、加入時の保険料が上がらない仕組みです。ただし、これは死亡保障の終身型とは目的が異なります。
もし遺族の生活費や老後の医療費などを長期にわたって備えたい場合は、他社の終身死亡保険を検討する必要があります。ライフネット生命の商品を利用する場合は、定期死亡保険で必要な期間をカバーし、老後の生活資金や医療費など長期的な部分は預金や資産形成で準備する方法が現実的です。目的と必要期間を整理したうえで、最適な保障の形を選ぶことが大切です。
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終身保険
終身保険とは、被保険者が亡くなるまで一生涯にわたって保障が続く生命保険のことです。契約が有効である限り、いつ亡くなっても保険金が支払われる点が大きな特徴です。また、長く契約を続けることで、解約した際に戻ってくるお金である「解約返戻金」も一定程度蓄積されるため、保障と同時に資産形成の手段としても利用されます。 保険料は一定期間で払い終えるものや、生涯支払い続けるものなど、契約によってさまざまです。遺族への経済的保障を目的に契約されることが多く、老後の資金準備や相続対策としても活用されます。途中で解約すると、払い込んだ金額よりも少ない返戻金しか戻らないこともあるため、長期の視点で加入することが前提となる保険です。
死亡保険
死亡保険とは、契約者が亡くなった場合に、遺された家族や指定された受取人に保険金が支払われる保険のことです。この保険は、主に家族の生活費や子どもの教育費、住宅ローンの返済など、被保険者の死後に経済的な困難が生じないように備えるためのものです。 投資とは少し性質が異なりますが、万が一のリスクに備えるという点で、資産運用やライフプランの一環として重要な位置を占めています。また、保険の種類によっては、一定の年数を超えると解約返戻金が発生するため、長期的な資産形成の手段として活用されることもあります。
掛け捨て保険
掛け捨て保険とは、一定期間の保障を得ることに特化した保険で、保険期間が終わった後に保険料が戻ってこないタイプの保険です。代表的なものに、定期型の生命保険や医療保険があります。保障が必要な期間に絞って加入できるため、毎月の保険料を安く抑えられるのが大きな特徴です。貯蓄機能はないものの、万一に備えるコストパフォーマンスが高く、特に子育て世代や住宅ローン返済中など、一時的に大きな保障を必要とする方に適しています。「お金が戻らないから損」と感じる方もいますが、必要な時期に必要な保障を効率よく確保する手段として、多くの方に利用されています。
解約返戻金
解約返戻金とは、生命保険などの保険契約を途中で解約したときに、契約者が受け取ることができる払い戻し金のことをいいます。これは、これまでに支払ってきた保険料の一部が積み立てられていたものから、保険会社の手数料や運用実績などを差し引いた金額です。 契約からの経過年数が短いうちに解約すると、解約返戻金が少なかったり、まったく戻らなかったりすることもあるため、注意が必要です。一方で、長期間契約を続けた場合には、返戻金が支払った保険料を上回ることもあり、貯蓄性のある保険商品として活用されることもあります。資産運用やライフプランを考えるうえで、保険の解約によって現金化できる金額がいくらになるかを把握しておくことはとても大切です。
終身型医療保険
終身型医療保険とは、一生涯にわたって医療保障を受けられるタイプの保険です。加入時に契約内容を決めると、その条件のままで、亡くなるまで保障が続きます。 主に入院や手術などにかかる費用を補償するもので、年齢を重ねても保障が打ち切られないことが大きな特徴です。 また、契約時の保険料が原則として上がらないため、将来的な出費の見通しが立てやすいというメリットがあります。長期的な医療リスクに備えたい人に向いていますが、短期間での解約や見直しには適していない点にも注意が必要です。
死亡保障
死亡保障とは、契約者が亡くなった場合に、遺された家族などの受取人に対して保険金が支払われる仕組みのことをいいます。主に生命保険に含まれる保障内容であり、家計の支え手が亡くなった際の遺族の生活費や教育資金、住宅ローンの返済などを補うために活用されます。 死亡保障の金額や期間は契約内容によって異なり、定期保険のように一定期間のみ保障されるものや、終身保険のように一生涯保障が続くものがあります。自分に万が一のことがあったときに、大切な人たちが経済的に困らないように備える目的で利用されるため、ライフプランに応じた保障額の設定が重要です。また、保障を手厚くすると保険料も高くなるため、必要な金額と負担のバランスを考えることが大切です。