投資の知恵袋
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MBOが失敗した場合、株価が大きく下落することはありますか。
回答済み
1
2026/10/14 18:03
男性
40代
MBOが発表されると株価が買付価格に近づくことが多いと聞きましたが、途中で買収が成立しなかった場合はどうなるのでしょうか。MBOへの期待で上昇していた株価が、発表前の水準まで戻ったり、それ以上に大きく下落したりする可能性があるのか知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
MBOが不成立になると買い取りへの期待が失われ、株価が発表前の水準まで下落する可能性があります。業績悪化などでさらに下がる場合もありますが、再提案への期待が残る場合もあり、不成立の理由の確認が重要です
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
MBOへの期待で上がった株価が、不成立でどこまで下がるのかは気になりますよね。MBOが成立しなかった場合、株価が発表前の水準に戻ったり、それを下回ったりする可能性があります。
MBOでは、市場価格に上乗せした買付価格が提示されることが一般的です。発表後は「その価格で売却できる」という期待から株価が上昇します。しかし、応募株数が成立条件に届かないなどの理由で不成立になると、買い取りへの期待が失われ、株価が大きく下落することがあります。
例えば、発表前に1,000円だった株式が、買付価格1,500円の提示で1,480円まで上昇した場合、不成立後に1,000円付近へ戻ることも考えられます。ただし、発表前の株価が下値を保証するわけではありません。
発表後に業績が悪化したり、市場全体が下落したりしていれば、発表前の水準を下回る可能性があります。不成立の経緯による経営陣への不信感や、買収成立を期待した投資家の売りも下落要因です。
一方、買付価格が低いとして株主が応募しなかった場合などは、価格を引き上げた再提案や別の買い手への期待が残ることもあります。不成立という結果だけでなく、その理由や業績、資産価値を踏まえ、買収がなくても保有したい企業かを判断することが大切です。
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関連する専門用語
TOB(株式公開買付)
特定の企業の株式を、市場取引ではなく公開の場で株主から直接買い付ける方法です。買付期間や価格、予定株数などを事前に公表し、投資家は提示条件を踏まえて売却を検討します。 通常、市場価格より高めに買付価格が設定されることで既存株主に売却を促すインセンティブが働き、買収成立を目指すのが一般的です。 買収後の経営方針や企業価値向上策などを明確に示すことで、投資家や市場の理解を得やすくなります。ただし、敵対的TOBの場合は経営陣や他の大株主との対立に発展することもあります。
公開買付価格
TOB(株式公開買付)による買収を行う際に、買付者が1株当たりいくらで買い取るかを示す価格を指します。通常、市場株価より高めに設定されることで、既存株主が株式を売却するメリットを高め、買収の成立を促す役割を担います。 公開買付価格は、企業価値算定や交渉結果などを踏まえて決定されるため、その妥当性や公正性が注目されます。特に上場企業では、株主の利益保護の観点から、買付価格の根拠や算定方法が詳細に開示されることが一般的です。株主が買付に応じるかどうかの重要な判断材料となります。
プレミアム
プレミアムとは、一般的に「上乗せされた価値」や「追加の価格」という意味で使われます。資産運用の分野では、特に「債券価格」や「保険料」「オプション取引」などで用いられ、文脈によって意味が少しずつ異なります。 たとえば、債券では額面より高い価格で取引される場合にその差額を「プレミアム」と呼びますし、保険では契約者が支払う保険料のことを指すこともあります。また、オプション取引では権利を得るために支払う価格のことをプレミアムと言います。共通しているのは、基本的な価格や価値に対して追加的に上乗せされるものという点で、投資判断やリスク管理の上でその意味を正確に理解することが重要です。
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