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遺族基礎年金と遺族厚生年金の違いを教えて下さい

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2025/12/10 13:46


男性

question

家族に万が一のことがあった場合に、どのように遺族年金が受け取れるのか知りたいです。遺族基礎年金と遺族厚生年金は名称が似ていますがどんな違いがあるのでしょうか?受給条件や金額など具体的に教えて下さい。


回答

佐々木 辰

38

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

家族に万が一のことがあった場合の公的な支えが「遺族年金」です。なかでも遺族基礎年金と遺族厚生年金は名称が似ていますが、対象者も金額の決まり方もまったく異なる制度です。

まず遺族基礎年金は、亡くなった人が国民年金に加入していた場合に支給され、対象は「子のいる配偶者」または「子」です。ここでの子とは18歳年度末まで(または一定の障害があれば20歳未満)に限られ、子のいない配偶者には原則支給されません。金額は定額で、基礎額に子の加算を上乗せする仕組みです。

次に遺族厚生年金は、亡くなった人が会社員・公務員として厚生年金に加入していた場合に、配偶者や子が受給できます。こちらは子がいなくても、一定の年齢や生計維持要件を満たす配偶者なら受け取れる点が大きな違いです。金額は「老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3」が基本で、生前の年収や加入期間に応じて差が生じます。

また、夫が厚生年金加入者で子どもがいる家庭などでは、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方を同時に受給できるケースが一般的です。将来の家計への影響が大きいため、自分の加入歴や家族構成でどれだけ受け取れるか把握しておくことが安心につながります。

万一の備えはご家庭ごとに必要額が大きく異なります。投資のコンシェルジュでは、公的年金・生命保険・貯蓄を踏まえた最適なプランをご相談いただけますので、ぜひ無料相談をご活用ください。

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関連する専門用語

遺族年金

遺族年金とは、家計の支え手である人が亡くなった際に、残された家族の生活を保障するために支給される年金のことです。公的年金制度の中に組み込まれており、国民年金から支給される「遺族基礎年金」と、厚生年金から支給される「遺族厚生年金」があります。対象となるのは、主に配偶者や子どもで、支給額や期間は家族構成や被保険者の加入状況などによって異なります。遺族年金は、残された家族が安定した生活を続けるための公的な支援制度として、生活設計においてとても重要な役割を果たします。

遺族基礎年金

遺族基礎年金とは、国民年金に加入していた人が亡くなったときに、その人に生計を維持されていた一定の家族(主に子どもがいる配偶者や子ども自身)に支給される年金です。これは公的年金制度のひとつで、生活保障を目的としており、主に子育て世帯を対象にしています。たとえば、夫が亡くなり、子どもを育てる妻がいる場合、その妻に遺族基礎年金が支給されます。受給の条件には、亡くなった人が保険料を一定期間納付していたことや、受け取る側に対象となる子どもがいることなどが含まれます。支給額は定額で、子どもの人数に応じた加算もあります。子どもが一定年齢に達すると支給は終了します。家計を支える人を失ったときに、遺族の生活を一定期間支援する大切な制度です。

遺族厚生年金

遺族厚生年金とは、厚生年金に加入していた人が亡くなった場合に、その遺族に支給される公的年金のことです。対象となるのは、主に配偶者(特に一定年齢以上の妻)、子ども、父母、孫、祖父母などで、生計を同じくしていたことが条件とされます。 遺族基礎年金が子どもがいる世帯を中心に支給されるのに対し、遺族厚生年金は子どもがいなくても一定の条件を満たせば支給されるため、対象範囲がやや広いのが特徴です。支給額は、亡くなった人の厚生年金の納付記録や報酬額に基づいて計算されるため、個人差があります。また、遺族基礎年金と併用して受け取れる場合もあり、特に現役世代の死亡リスクに備える重要な保障制度のひとつとされています。家計の柱を失ったときに、遺族の生活を長期にわたって支える仕組みです。

国民年金

国民年金とは、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が原則として加入しなければならない、公的な年金制度です。自営業の人や学生、専業主婦(夫)などが主に対象となり、将来の老後の生活を支える「老齢基礎年金」だけでなく、障害を負ったときの「障害基礎年金」や、死亡した際の遺族のための「遺族基礎年金」なども含まれています。毎月一定の保険料を支払うことで、将来必要となる生活の土台を作る仕組みであり、日本の年金制度の基本となる重要な制度です。

厚生年金

厚生年金とは、会社員や公務員などの給与所得者が加入する公的年金制度で、国民年金(基礎年金)に上乗せして支給される「2階建て構造」の年金制度の一部です。厚生年金に加入している人は、基礎年金に加えて、収入に応じた保険料を支払い、将来はその分に応じた年金額を受け取ることができます。 保険料は労使折半で、勤務先と本人がそれぞれ負担します。原則として70歳未満の従業員が対象で、加入・脱退や保険料の納付、記録管理は日本年金機構が行っています。老後の年金だけでなく、障害年金や遺族年金なども含む包括的な保障があり、給与収入がある人にとっては、生活保障の中心となる制度です。

生計維持要件

生計維持要件とは、家族や親族などを税法上の扶養対象とするために必要な条件のひとつで、対象となる人が納税者によって主に生活を支えられている状態であることを指します。 具体的には、その人の年間所得が一定額以下であり、かつ納税者と同じ家に住んでいたり、生活費や学費などの経済的支援を受けている場合などが該当します。 資産運用においては、この要件を満たすことで扶養控除や配偶者控除といった節税効果が得られるため、家計全体の資金計画に影響を与える重要なポイントとなります。また、保険の受取人や社会保障制度の適用範囲を判断する際にも、この要件が基準として用いられることがあります。

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