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eMAXIS Slim国内株式の(TOPIX)と(日経平均)の違いはなんですか?どっちがいいですか?

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2025/09/10 09:20


男性

30代

question

「eMAXIS Slim 国内株式」シリーズへの投資を検討しています。TOPIXに連動するものと日経平均に連動するものがあり、どちらを選ぶべきか悩んでいます。これらはどんな違いがあり、選ぶならどちらが良いのでしょうか?


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

eMAXIS Slim 国内株式には、TOPIXに連動するものと日経平均株価に連動するものがあります。両者の大きな違いは「どの銘柄を、どのような比率で組み入れるか」という仕組みにあります。

まず、TOPIXは東証プライム市場全体を対象とした時価総額加重型の指数です。約2,000社以上が組み入れられているため、幅広い企業に分散投資できるのが特徴です。市場全体の値動きを反映するので、長期的に安定感があると言えます。

一方、日経平均株価は225銘柄で構成されており、株価の水準によって算出される方式です。そのため、一部の株価が高い銘柄の影響を大きく受けやすく、業種の偏りも生じやすい傾向があります。分散効果の面ではTOPIXに劣る部分があります。

リターンについては、どちらが必ず優れているとは言えません。日経平均は特定の銘柄が大きく上昇すると指数全体も強く伸びることがありますが、その逆で下落の影響を強く受ける場面もあります。TOPIXは市場全体をカバーするため、急激な値動きが少なく、長期的に「日本株全体の成長」を取り込みやすい特徴があります。

初心者の方が長期投資を前提に考えるなら、分散効果が高いTOPIX型を選ぶ方が安心感があるでしょう。ただし、ニュースなどで取り上げられる機会が多いのは日経平均株価です。直感的に値動きを把握しやすいという利点もあります。

結論としては、「市場全体の平均的な成長を広く取り込みたいならTOPIX型」、「話題性が高く、身近に感じやすい指数を使いたいなら日経平均型」というように、ご自身の投資方針に合わせて選ぶのが適切です。

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eMAXIS Slim 国内株式

eMAXIS Slim 国内株式とは、三菱UFJアセットマネジメントが提供する「eMAXIS Slim」シリーズの中で、日本国内の株式に投資するインデックスファンドのことをいいます。このファンドは、TOPIXや日経平均株価など、日本株の代表的な株価指数に連動する運用を目指しており、日本市場全体の動きに合わせて資産が増減する仕組みになっています。「Slim」という名前の通り、業界最低水準の運用コストを目指しているのが特徴で、信託報酬が非常に低く、長期投資に向いています。初心者でも日本株全体に手軽に分散投資できるため、NISAやiDeCoなどの制度を活用した資産形成にもよく利用されています。

TOPIX

TOPIXとは、「東証株価指数(Tokyo Stock Price Index)」の略で、東京証券取引所に上場している日本企業の中で、プライム市場に属するすべての銘柄の株価をもとに算出される株価指数です。 この指数は、上場企業全体の株価の動きを表しているため、日本の株式市場全体の健康状態や傾向を知るための「ものさし」として使われます。投資信託やETF(上場投資信託)などでは、TOPIXに連動する商品も多く販売されており、個別の企業に投資しなくても、日本経済全体に分散して投資するような効果が得られます。投資初心者にとっては、日本市場の動きをざっくりとつかむために、まず注目しておきたい指数のひとつです。

日経平均株価

日経平均株価とは、東京証券取引所に上場している日本の代表的な企業225社の株価をもとに算出される、日本を代表する株価指数のひとつです。正式には「日経225」とも呼ばれ、日本経済新聞社が算出・公表しています。 この指数は、対象となる225銘柄の「株価の平均値」で構成されており、時価総額ではなく株価そのものの水準が影響を与える「株価単純平均型」の指数です。つまり、株価が高い銘柄の動きが、指数全体に与える影響が大きくなります。日経平均株価は、景気や市場全体の動向を知るうえで広く利用されており、ニュースや経済指標でも頻繁に登場するため、資産運用の初歩として知っておきたい重要な指標です。

時価総額加重型

時価総額加重型とは、株価指数や投資信託などの運用で用いられる算出方式の一つで、**構成銘柄の時価総額(株価 × 発行済株式数)に応じて比率(ウエイト)を決める方法**です。つまり、企業の規模が大きいほど、その銘柄が指数やファンド全体に与える影響も大きくなります。 たとえば、時価総額加重型の株価指数では、アップルやマイクロソフトのような巨大企業の動きが、指数全体の変動に大きく影響を与えます。逆に、時価総額の小さい企業は指数への影響が小さくなります。 この方式は、市場全体の動きを自然に反映しやすく、売買や構成比の調整がシンプルで効率的であることから、S&P500やCRSP USトータル・マーケット・インデックスなど、多くの代表的なインデックスで採用されています。 一方で、時価総額が大きい銘柄に偏りやすくなるため、特定の業種や企業に依存した構成になることもあり、分散効果がやや限定的になるケースもあります。資産運用においては、この構造を理解しておくことで、ポートフォリオ全体のバランスやリスクをより適切に把握することができます。

分散効果

分散効果とは、複数の異なる種類の資産に投資を分けて行うことで、全体のリスクを抑える効果のことをいいます。たとえば、株式だけに投資していると、株式市場が大きく下がったときに資産全体が影響を受けやすくなります。しかし、株式だけでなく債券や不動産、海外資産などにも分けて投資をしておくと、ある資産が値下がりしても他の資産が値上がりしたり安定していたりするため、全体の影響を小さくできます。 このように、一つの投資対象に集中するのではなく、複数に分けることでリスクを減らす働きを分散効果と呼びます。これは資産運用の基本的な考え方であり、長期的に安定した成果を目指す上でとても重要な考え方です。

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