専門用語解説
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在宅介護
在宅介護とは、高齢者や障がいのある方が自宅で生活を続けながら、必要な介護サービスを受ける形の介護方法です。訪問介護や訪問看護、デイサービスなどの支援を受けながら、家庭での生活を維持することが目的です。 施設に入所せずに自宅で過ごせるため、本人の生活習慣や家族とのつながりを保ちやすいというメリットがありますが、介護する家族の負担が大きくなりやすいという側面もあります。介護保険制度を利用することで費用の一部は公的に補助されますが、サービスの内容や利用回数によって自己負担額が変わるため、事前の計画と準備が大切です。資産運用やライフプランを考える際にも、将来的に在宅介護を希望するかどうかは重要な検討事項となります。
再調達価額
再調達価額とは、ある資産を現在の時点で新しく購入または再び取得するとした場合に必要となる金額のことを指します。たとえば、企業が保有している建物や設備が老朽化した場合、それと同等の性能や機能を持つものを新たに購入するのにどれくらいの費用がかかるかを示します。この概念は、資産の現在価値をより現実的に評価する際に用いられ、特に保険や会計の分野で重要です。たとえば、火災保険では、事故発生時に同等の建物を再び建てるための金額を補償する目的で、再調達価額が基準として使われます。つまり、再調達価額は資産の「今の価値」を示すものであり、取得当時の価格とは異なる点が特徴です。
最低預入額
最低預入額とは、銀行や金融機関が定める預金商品の最低預け入れ金額のことを指す。定期預金や投資信託、外貨預金などの金融商品では、口座開設や運用を始める際に一定の金額以上を預ける必要がある場合がある。この基準額は金融機関や商品によって異なり、少額から始められるものもあれば、高額の資金を必要とするものもある。最低預入額が設定されている理由には、金融機関の管理コストや運用効率の確保がある。投資を始める際には、この条件を確認し、自身の資金計画に合った商品を選択することが重要である。
最低限度額
最低限度額とは、制度や契約、計算ルールにおいて、一定の扱いや給付、課税などが成立するために下回ってはならない基準額を指す概念です。 この用語は、税制、社会保障、各種給付制度、手数料や報酬の取り扱いなど、金額の大小によって制度の適用有無が分かれる場面で登場します。ある金額に達しているかどうかが判断の分かれ目となるため、「対象になるかならないか」を切り分ける境界線として使われます。 最低限度額が問題になるのは、「少しでも該当すれば同じ扱いになる」と誤解しやすい点にあります。実際には、一定額未満であれば制度の対象外とされたり、給付や課税が行われなかったりする設計が取られていることが多く、その基準として最低限度額が置かれます。この前提を理解していないと、制度の存在を知っていても、自分が該当するかどうかを誤って判断してしまいます。 誤解されやすい点として、最低限度額は「最低でもその金額が支払われる」「必ず保証される金額」を意味するという思い込みがあります。しかし、この用語は下限の保証を示すものではなく、あくまで制度上の判定基準としての下限を示す言葉です。支給や負担が発生するかどうかを分けるためのラインであり、金額そのものの確保を約束する概念ではありません。 また、最低限度額は一律の金額として固定されているとは限らず、期間、回数、対象者の区分などによって異なる形で設定されることがあります。どの単位での下限なのかを確認せずに金額だけを見ると、制度の射程を取り違える原因になります。 最低限度額という用語を正しく捉えることは、制度の入口条件を整理し、適用の有無を冷静に判断するための基礎になります。金額の大小そのものよりも、「どこから制度が動き出すのか」を示す基準として理解することが重要です。
裁定請求
裁定請求とは、公的年金を受け取る資格が生じた人が、日本年金機構などに対して年金の支給開始を正式に申し立てる手続きです。 資格を満たしても自動的に年金が振り込まれるわけではなく、所定の書類を提出して初めて「裁定」(受給額や支給開始時期を決定する審査)が行われます。裁定が下りると、請求者の口座へ年金が支給され始めるため、老齢年金や障害年金を受け取りたい場合は適切な時期にこの手続きを行うことが重要です。
裁定通知書
裁定通知書とは、年金の受給申請を行ったあとに年金機構などから送られてくる正式な決定通知のことです。書面には、受給権が認められたかどうか、支給開始年齢や受取開始月、毎月の支給額、振込口座といった重要な情報がまとめられています。投資やライフプランを考える際には、この通知で確定した年金額と受取時期を基礎データとして把握することが不可欠です。また、内容に誤りがあると将来の受給額が変わるおそれがあるため、届いたら必ず記載項目を確認し、疑問点があれば早めに年金事務所へ問い合わせることが大切です。
最低投資金額
最低投資金額とは、ある金融商品に投資をする際に、最初に必要とされる最小限の金額のことです。たとえば投資信託や不動産ファンド、債券などの商品では、「1万円以上から」や「10万円単位で」など、購入するために一定の金額が求められることがあります。 この金額は、商品の種類や運用会社、投資先によって異なります。投資を始める際には、この最低金額を満たしていなければ申し込み自体ができないため、自分の予算と照らし合わせて選ぶことが大切です。また、近年では少額から投資できる商品も増えており、初心者でも手軽に始めやすくなっています。最低投資金額は、投資のハードルや資金計画に直結する基本的な条件の一つです。
裁定取引
裁定取引とは、同じものが違う市場や形で異なる価格で取引されているときに、その価格差を利用して利益を得る取引のことです。たとえば、ある株が東京市場では1000円で、ニューヨーク市場では1100円で売られていた場合、安い市場で買って高い市場で売ることで差額の100円を利益として得ることができます。 このように、価格差が生じた瞬間にすばやく売買を行うことで、ほぼリスクなしに利益を得るのが裁定取引の特徴です。一般の投資家が行うのは難しいことが多いですが、機関投資家などがコンピューターを使って自動的に行うこともあります。
最低保障額
最低保障額とは、公的年金や保険商品などにおいて、たとえ支給額が本来の計算より少なくなった場合でも、「これだけは必ず支給される」と制度的に保証されている最低限の金額のことをいいます。たとえば、年金制度では保険料を長期間納めてきたにもかかわらず、支給額が非常に低くなってしまう場合、生活の安定を図るために一定の額を下回らないよう保障される仕組みが用意されていることがあります。 また、生命保険や年金保険などの民間商品でも、将来の運用実績に関係なく受け取れる最低金額を「最低保障額」として設定している場合があります。このような保障は、経済的な不安定さや運用リスクを軽減し、加入者の安心感を高める目的で設けられています。最低保障額は、制度の信頼性と安定性を支える重要な考え方の一つです。
最低利率保証
最低利率保証とは、金融商品において市場金利がどれほど低下しても、契約時に定められた一定の利率が下限として適用される仕組みです。たとえば、貯蓄型の生命保険や個人年金保険では、契約時の予定利率が満期まで固定され、将来の金利環境にかかわらずその利回りが確保されます。これにより、長期運用においても資産の安定性が確保されるという安心感があります。 同様に、日本の個人向け国債にも「最低利率保証」が導入されています。変動10年型や固定金利型(3年・5年)では、発行時点で利率が決定され、購入者にはその利率が満期まで適用されます。特に変動10年では、市場連動で利率が見直される一方、現行制度上は年0.05%を下限として保証されています。これは将来の市場金利がゼロ近辺に低下した場合でも、最低限の利息を受け取れるという意味で、保険商品における「最低利率」と同様の役割を果たします。 ただし、これらの最低利率はあくまで新規契約・発行分に適用される制度的水準であり、今後の市場や政策動向に応じて変更される可能性があります。一方で、すでに購入・契約済の商品については、適用利率が満期まで固定されており、事実上の「留保的最低利率」として機能します。したがって、契約時点の利率が将来にわたり確保されるという点では、債券も保険も共通して「固定利率=最低保証」の性格を持つといえます。
再転相続
再転相続とは、本来相続人となるはずだった人が相続の開始前に亡くなっていた場合、その人の相続権がさらに次の相続人に引き継がれる仕組みのことです。 たとえば、父が亡くなって相続が発生する前に、相続人である長男が先に亡くなっていた場合、長男の子(つまり孫)が父の財産を相続することになります。これは相続の権利が連続して移転していくという意味で「再転相続」と呼ばれます。 この仕組みを理解しておくと、資産運用における相続対策や遺言の準備において、誰が財産を受け取ることになるのかを正確に把握できるようになります。
再投資
再投資とは、株式や投資信託などの運用から得られた配当金・利息・分配金などを現金化せず、再び同じ資産や他の金融商品に振り向けることを指します。たとえば、受け取った配当金で同じ株式を買い増したり、投資信託の分配金を再度そのファンドに組み入れるような方法です。 この再投資によって、得られた収益が次の投資原資となり、元本が増加することでさらに多くの収益を生み出す「複利効果」が働きます。特に長期的な資産形成を目指す場合、複利の積み上げはリターンの差を大きく左右する重要な要素です。 また、再投資は相場のタイミングに依存しない「継続的・機械的な投資行動」でもあるため、長期的な投資規律を保ちやすく、感情的な売買を避ける上でも有効です。インデックス投資や積立投資においても再投資の活用は基本戦略のひとつであり、資産運用の効率性と安定性を高めるために欠かせない視点と言えるでしょう。
再投資型
再投資型とは、投資信託などで得られた分配金を受け取らずに、自動的に同じファンドに再び投資する仕組みのことをいいます。たとえば、分配金が現金で支払われる「受取型」と異なり、再投資型では分配金を新たな口数として加えるため、ファンドの保有量が増え、複利効果が得られるのが特徴です。 これにより、長期的に資産を増やしていきたい投資家にとっては、分配金を自動で積み増すことができ、運用効率が高まります。特に積立投資や老後資金形成など、長期の資産形成を目的とする場合に選ばれることが多く、資産の成長を重視する投資スタイルに適しています。
再投資リスク
再投資リスクとは、債券や定期預金などの満期時に、元本や利息を再投資しようとした際に、当初よりも低い金利環境でしか運用できないリスクを指す。特に低金利時代には、満期を迎えた資産を同等の収益率で再投資することが難しくなり、将来の収益が減少する可能性がある。長期投資ではこのリスクを考慮し、分散投資や運用期間の調整が重要となる。
サイバー攻撃
サイバー攻撃とは、インターネットやコンピュータネットワークを通じて行われる悪意のある行為のことです。具体的には、企業や政府機関、個人のシステムに対して不正にアクセスしたり、ウイルスを送り込んだり、情報を盗み出したりする行為を指します。これにより、個人情報の漏洩や金融資産の損失、システムの停止などが発生するおそれがあります。 資産運用の分野でも、証券口座や金融機関のシステムが狙われるケースが増えており、投資家自身がサイバー攻撃への意識を高めることが重要になっています。パスワード管理や二段階認証の利用、信頼できるサイトでの取引など、日常的な対策が資産を守るための基本となります。
財閥
日本の近代化期から戦前にかけて発展した、大規模な資本と事業を握る企業グループを指す用語です。三井、三菱、住友、安田などが代表例で、銀行、商社、製造業、鉱業など幅広い業種を統合する垂直・水平的な事業展開を行っていました。 第二次世界大戦後にGHQによる財閥解体が進められたため、旧財閥グループは解体や再編を経て持株会社やグループ企業という形を取りつつも、その歴史的影響力や取引関係、企業文化は現在に至るまで多方面に残っています。国際競争やガバナンス改革など、新たな挑戦も継続されています。
裁判上の請求
裁判上の請求とは、裁判所を通じて正式に相手方へ権利の履行を求める手続きのことです。例えば、貸したお金が返ってこない場合に、債権者が裁判所に訴えを起こして返済を求める行為がこれにあたります。この手続きが行われると、進行中の時効は更新され、新たにゼロからカウントし直されます。また、時効完成間近の権利を守る有効な手段としても利用されます。資産運用の分野では、貸付金や契約上の権利を確実に守るために、裁判上の請求が時効管理の重要な手段となります。
再評価率
再評価率とは、資産の価値を改めて見直す際に、その評価額がどの程度変化するかを示す割合を指します。これは特に不動産や固定資産の評価、または年金資産や投資信託における基準価額の見直しの場面などで用いられます。例えば、インフレによって土地や建物の価格が上昇した場合、その上昇分を反映させるために再評価率を使って資産額を修正します。再評価率が高いということは、資産価値が大きく増えていることを意味し、逆に低い場合やマイナスの場合は資産価値が下がっていることを示します。資産運用では、簿価と時価の差を理解するために重要であり、長期的な投資計画や税金計算にも関わる指標となります。
Zaif事件
Zaif事件とは、2018年9月に日本の仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」が不正アクセスを受け、約70億円相当の仮想通貨(ビットコイン、モナコイン、ビットコインキャッシュ)が流出したハッキング事件です。特に、流出のうち顧客保有分が約45億円に上ったことが大きな問題となり、事件はCoincheck事件に続く国内大規模流出として注目されました。 Zaifの運営会社であるテックビューロは、セキュリティ対策の不備を認め、業務改善命令を受けるとともに、事業継続が困難と判断し、フィスコ仮想通貨取引所へ事業を譲渡することで補償と再建を図りました。この事件は、日本の仮想通貨取引所が抱えるリスクや経営基盤の脆弱さを浮き彫りにしたもので、利用者としては信頼できる体制と資産保全の仕組みを持つ取引所を選ぶ重要性が再認識されました。
SIBOR(シンガポール銀行間取引金利)
SIBOR(サイボー)は、「Singapore Interbank Offered Rate」の略で、シンガポールの銀行間市場で適用される短期金利のことです。国内外の主要銀行が提示する貸し手金利の平均値を基に算出され、さまざまな期間の金利が設定されます。 SIBORは、シンガポールの金融市場における資金調達コストの指標となり、住宅ローンや企業向け融資、その他の金融商品の基準金利として広く活用されています。特にシンガポールは国際金融センターとしての役割が大きいため、SIBORの動向はアジア市場全体にも影響を与える重要な指標です。また、米ドル金利(特にLIBORやSOFR)と連動する傾向があり、グローバルな金利環境の変化にも影響を受けやすい特徴があります。
再保険
再保険とは、保険会社が引き受けた保険の一部を、別の保険会社にさらに保険として引き受けてもらう仕組みです。これにより、万が一大きな事故や災害が起きて多額の保険金支払いが必要になった場合でも、損失を再保険会社と分け合うことができるため、保険会社の経営が安定しやすくなります。 再保険は、保険会社にとってリスクを分散するための重要な手段であり、大規模なリスクを単独で抱え込まないようにする役割を果たします。保険契約者から見ると、再保険の有無は直接見えにくいものの、保険会社の支払い能力や信頼性に関わる重要な裏側の仕組みです。
債務
債務とは、ある人が他の人や機関からお金やサービスなどを受け取った代わりに、将来的にそれを返したり、対価を支払ったりしなければならない義務のことです。たとえば、銀行からお金を借りると、その金額と利息を決められた期日までに返済する必要があります。この返す義務が「債務」です。 日常生活では「借金」という言葉の方が馴染み深いですが、資産運用や法律の場面では「債務」と呼ばれることが多いです。相続の際にも、亡くなった人に債務がある場合は、それを相続人が引き継ぐことになります。そのため、相続する資産よりも債務が多い場合は「相続放棄」などの判断が必要になります。資産運用を行ううえでも、債務の存在はリスク要因となるため、自身や家族の債務状況を正確に把握することが大切です。
財務健全性
財務健全性とは、企業や組織が財務面でどれだけ安定しており、債務の返済能力や資金繰りに問題がない状態にあるかを示す指標です。たとえば自己資本比率や負債比率、流動比率、キャッシュフローの安定性などが、財務健全性を測るうえでの代表的な項目です。 財務健全な企業は、景気の変動や突発的な損失に対しても柔軟に対応でき、金融機関からの信用も高まりやすくなります。逆に、財務が不健全な状態では、資金繰りの悪化や倒産リスクが高まる可能性があります。投資判断や与信審査においては、企業の収益性と並んで、この財務健全性が極めて重要な評価要素とされます。
財務指標
財務指標とは、企業の経営状況や財務の健全性、収益力、成長性などを数値で把握するために使われる指標のことです。財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)から算出され、企業分析や投資判断において非常に重要な役割を果たします。 たとえば、「売上高」や「営業利益」などの収益に関する指標のほか、「自己資本比率」「ROE(自己資本利益率)」「流動比率」など、財務の安全性や効率性を評価するための指標があります。これらを確認することで、企業がどれだけ効率よく利益を出しているか、借金に頼らず経営できているかなどを読み取ることができます。 投資家はこれらの財務指標を比較・分析することで、企業の実力や将来性を判断し、株式や債券への投資判断の材料とします。特に長期投資では、短期的な株価の変動よりも、これらの根本的な数値の健全さを重視することが多いです。