専門用語解説
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受動的投資主体(Passive NFE/Passive NFFE)
受動的投資主体とは、自ら事業活動を行うことなく、株式や債券、不動産などの投資資産から得られる配当、利息、キャピタルゲインといった受動的所得を主な収入源とする法人や組織のことを指します。タックスヘイブン(租税回避地)に設立されたペーパーカンパニーや、ファンドの中間持株会社などが該当することがあります。 国際的な税務制度においては、こうした主体が課税逃れに利用されるリスクがあるため、FATCA(外国口座税務コンプライアンス法)やCRS(共通報告基準)といった制度の下で、「Passive NFFE」や「Passive NFE」として分類され、情報開示や受益者の報告が義務付けられることがあります。資産管理の透明性や税務コンプライアンスの観点から、受動的投資主体に該当するかどうかの判断は、実務上極めて重要です。
取得価額
取得価額とは、資産を取得した時点で、その資産の取得のために要した金額として認識される基準額を指します。 この用語は、株式や投資信託、不動産などの資産を保有・売却する際に、その後の損益計算や税務上の扱いを考える文脈で登場します。売却価格や時価と対比される形で用いられ、「いくらで手に入れたか」という過去の事実を基準として、結果を整理するための起点となる概念です。投資判断そのものを示す言葉ではなく、判断の結果を数値として確定させるための前提情報として位置づけられます。 誤解されやすい点として、取得価額を「購入時の表示価格」や「約定金額」と同一視してしまうことがあります。しかし、取得価額は単に目に見える購入価格だけを指すとは限らず、制度や計算の前提によっては、取得に伴って発生した費用を含めて整理される場合があります。この点を理解していないと、売却時の損益や課税関係を確認する場面で、想定と異なる結果に戸惑うことになりやすくなります。 また、取得価額は「現在の価値」や「資産の実力」を表すものではありません。市場価格が変動しても、取得価額そのものは過去の基準として固定されており、評価額とは別の役割を持つ概念です。この違いを意識せずに使うと、評価損益と実現損益の区別が曖昧になり、投資結果の理解を誤りやすくなります。 資産運用や制度理解の観点では、取得価額は利益や損失を判断するための「起点の数字」です。将来の価格変動を予測する指標でも、投資価値を示す評価でもありません。あくまで、過去の取引を基準化するための概念として整理しておくことで、売却時や制度上の判断を冷静に行いやすくなります。この位置づけを押さえることが、取得価額を正しく理解するためのポイントです。
ジュニアNISA
ジュニアNISAとは、2023年で新規口座開設が終了した未成年者向けの非課税投資制度で、子ども名義の口座に年間80万円まで株式や投資信託を購入し、運用益や配当にかかる約20%の税金を非課税にできる仕組みです。 正式名称は「未成年者少額投資非課税制度」で、2016年に導入されました。親や祖父母が子どもの将来資金を準備する手段として利用されてきましたが、2024年以降は新NISAへ一本化されています。既存口座は当面非課税運用を継続できますが、追加買付には制限がある点に注意が必要です。
受配者指定寄付金
受配者指定寄付金とは、法人や個人があらかじめ寄付先(受配者)と寄付金の使途を指定し、日本私立学校振興・共済事業団など所定の中継機関を通じて拠出する仕組みです。一定の要件を満たすと法人税法上の「特定寄付金」として扱われ、寄付額の全額を損金に算入できるため、普通寄付金の限度額計算に縛られず税務上のメリットが得られます。寄付者は寄付先を細かく指定でき、受配者となる学校法人や社会福祉法人などは、資金使途を寄付者と合意のうえで報告する義務を負うため、透明性と資金効率が高まるのが特徴です。
守秘義務
守秘義務とは、業務上知り得た他人の秘密や機密情報を、正当な理由なく第三者に漏らしてはならないという法的・倫理的な義務のことです。これは、会社員や公務員、医師、弁護士、税理士など、職務を通じて個人情報や企業情報を扱う人に課せられています。 守秘義務は、雇用契約や就業規則に基づく社内ルールとして定められている場合もあれば、法律で明確に規定されている職業もあります。たとえば、医師や弁護士には「職業上の守秘義務」があり、患者や依頼人の個人情報を外部に漏らすことは法律で禁止されています。また、会社員が退職後に社内の取引情報や顧客データを他社へ持ち出すことも守秘義務違反となり、損害賠償の対象になることがあります。守秘義務は信頼関係を保ち、個人や組織の利益を守るための基本的かつ重要なルールです。
樹木葬
樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や花を墓標として埋葬・供養を行う方法です。遺骨は樹木の根元や周囲に埋められ、自然と共生する形で供養されます。都市部の墓地不足や環境意識の高まり、後継者不在などを背景に近年注目を集めています。 墓地としての許可を受けた専用区画や里山などで行われ、個別区画型と合同型があります。永代供養として提供されることが多く、管理費不要や景観の美しさがメリットですが、埋葬場所や樹木の選択に制限がある場合もあります。終活や資産整理の場面では、費用や管理負担を抑えつつ自然志向の供養方法として選ばれることが増えています。
主要株主
主要株主とは、ある企業の発行済株式のうち、比較的多くの株式を保有している個人や法人のことをいいます。日本の上場企業の場合、通常は発行済株式の5%以上を保有している株主が「主要株主」として扱われます。 主要株主は企業の経営方針に対して強い影響力を持つ可能性があるため、投資家にとってその存在は重要な判断材料になります。また、金融商品取引法に基づき、主要株主には保有状況の開示義務があるため、誰がその企業の大きな影響力を持っているかを知ることができます。初心者にとっても、主要株主の動向を確認することは、企業の安定性や将来性を見極める一助となります。
需要ショック
需要ショックとは、消費者や企業の需要(支出や投資)が突発的に大きく変化し、経済全体に影響を及ぼす現象のことです。一般的には、景気後退やパンデミック、金融危機、政策変更などによって需要が急減する「ネガティブな需要ショック」が問題視されますが、経済が過熱して需要が急増する「ポジティブな需要ショック」も存在します。 需要の急激な減少は、生産や雇用の縮小、物価下落(デフレ)につながりやすく、逆に急増すればインフレ圧力が強まることがあります。中央銀行や政府は、財政出動や金融緩和などの政策を通じて需要ショックへの対応を行い、経済の安定を図ります。供給側の要因で発生する「供給ショック」とあわせて、マクロ経済の分析における重要な概念です。
順イールド
順イールドとは、債券市場において、長期債の利回りが短期債の利回りより高い状態、またはそのような形状の利回り曲線(イールドカーブ)のことを指します。通常、長期債は満期までの期間が長く、不確実性やリスクが大きいため、投資家はより高い利回りを求めます。 その結果、期間が長くなるほど利回りが上昇する右上がりのカーブが形成されます。順イールドは、景気が安定しており将来の成長が期待される局面で見られることが多く、金融市場では健全な金利構造の一つとみなされます。
準確定申告
準確定申告とは、納税者が死亡した場合に、その人が亡くなった年の1月1日から死亡日までの所得について、相続人が代わりに行う確定申告のことを指します。通常の確定申告と同様に所得税の計算を行いますが、提出期限は「死亡の翌日から4か月以内」と定められており、期限内に申告・納付する必要があります。 たとえば、年金収入や不動産収入、事業収入があった場合などには、申告が必要です。相続人全員が連名で提出するのが原則で、医療費控除や扶養控除なども通常どおり適用されます。相続の手続きと並行して行うことになるため、早めの準備と専門家への相談が勧められます。
純金積立
純金積立とは、毎月一定額を支払い、その金額に応じて純金を少しずつ購入していく投資方法のことです。定額で積み立てるため、金価格が高いときには少量、安いときには多く購入することになり、「ドルコスト平均法」と呼ばれる考え方が自然に取り入れられています。 純金積立で購入した金は、業者が保管してくれることが一般的で、一定の重量に達すると現物として引き出すことも可能です。銀行、証券会社、貴金属専門業者などを通じて契約でき、長期的な資産形成手段として利用されています。価格変動リスクはあるものの、現物資産としての信頼性が高く、インフレ対策や通貨の価値下落への備えとして注目されています。
純金ファンド
純金ファンドとは、金(ゴールド)の価格変動に連動して運用される投資信託の一種です。投資家から集めた資金をもとに、現物の金や金関連の金融商品に投資し、その値動きによって利益を狙います。金は世界的に「安全資産」として知られており、株式や債券が値下がりするような不安定な経済環境でも価値を保ちやすい特徴があります。そのため、純金ファンドは資産の一部をリスク分散の目的で保有する投資家に人気があります。実際に金の延べ棒を購入する必要がないため、保管や盗難の心配が少なく、少額から手軽に金投資ができる点も魅力です。ただし、為替変動や運用手数料の影響で、金価格の動きと完全に一致しない場合もあります。
純金融資産
純金融資産とは、個人や世帯が保有する金融資産のうち、借金などの負債を差し引いたあとの純粋な資産のことを指します。たとえば、預貯金や株式、投資信託、保険などの「プラスの資産」から、住宅ローンやカードローンなどの「マイナスの資産(負債)」を差し引いた金額が純金融資産です。この数値がプラスであれば、資産が負債を上回っていることを意味し、経済的に安定した状態といえます。 逆にマイナスであれば、借金の方が多いということになります。純金融資産は、家計の健全性を判断するうえで重要な指標とされており、資産運用を考えるうえでもまず自分の純金融資産がどの程度あるのかを把握することが大切です。
竣工
竣工とは、建築物や設備について、設計どおりに工事が完了した状態を指す用語です。 この用語は、不動産や建設に関わる場面で広く使われます。新築マンションやオフィスビル、商業施設などについて「竣工○年」「竣工予定」といった形で用いられ、物件の完成時点を示す基準語として機能します。投資用不動産の説明資料や開発計画では、事業の進捗や時間軸を示す言葉として登場することが多く、完成という区切りをどこに置くかを示すために使われます。 竣工は「工事が終わった」という事実を示す言葉であり、必ずしもその建物がすぐに使われ始めることや、収益を生む状態に入ったことを意味するものではありません。実務では、竣工後に検査や引き渡し、入居準備といった段階が続くことが一般的であり、利用開始や運用開始とは時間的にずれが生じることがあります。このため、竣工という言葉だけをもって、事業や投資の成果が確定したと捉えるのは適切ではありません。 誤解されやすい点として、「竣工=完成=すべてが終わった状態」と理解されがちなことが挙げられます。しかし、竣工はあくまで建設工程上の区切りであり、法的手続きや実際の使用開始、会計上の扱いとは必ずしも一致しません。不動産投資や企業分析の文脈では、竣工時点と稼働開始時点、収益計上のタイミングが異なることが判断ミスにつながることがあります。 また、「築年数」は一般に竣工時点を起点として数えられるため、物件の新しさや資産評価を考える際の基準として使われます。ただし、同じ竣工年であっても、その後の改修や用途変更によって実態は大きく異なる場合があります。竣工という用語は、建物の状態や価値を直接示すものではなく、時間軸を整理するための基準点にすぎない、という理解が重要です。 このように、竣工は建築物が計画どおりに完成したことを示す中立的な用語であり、利用状況や収益性、安全性までを含意するものではありません。投資判断や制度理解においては、竣工という言葉が示す範囲と、その外側にある要素を切り分けて捉えることが、誤解を避けるうえでの出発点となります。
純債権国
純債権国とは、海外に保有する資産が海外への負債よりも多い国のことです。つまり、対外純資産がプラスである国を指します。純債権国は、海外からの利子や配当、投資収益を継続的に得やすく、国際的な信用力も比較的高いとされます。日本は長年にわたり世界最大級の純債権国であり、企業や個人、政府が海外に行った直接投資や証券投資から得られる収益が経常黒字の一因となっています。資産運用の観点では、純債権国の通貨や国債は安定性が高いと評価される傾向があります。
純債務国
純債務国とは、海外への負債が海外に保有する資産を上回っている国のことです。つまり、対外純資産がマイナスである国を指します。純債務国は、海外への利子や配当などの支払いが収入を上回り、経常赤字になりやすい傾向があります。 財政赤字や貿易赤字が長期化すると純債務国化することが多く、国際的な信用力の低下や通貨安の圧力につながる可能性があります。資産運用の観点では、純債務国の通貨や国債は金利が高く設定される場合がある一方で、信用リスクも相対的に高くなります。
純資産
純資産とは、総資産から総負債を差し引いた残余価値を指し、企業や個人が保有する「正味の持ち分」を示します。たとえば総資産が1億円、総負債が4,000万円なら純資産は6,000万円となり、この値がプラスであれば財政基盤は概ね健全、マイナスであれば将来の資金繰りに注意が必要だと判断できます。 企業では貸借対照表の「純資産の部」に計上され、株主資本(資本金・資本剰余金・利益剰余金など)とその他包括利益累計額が主要項目です。純資産は自己資本比率やROEの分母となり、財務健全性や資本効率を測定する起点になる指標です。利益の内部留保や株式発行が増加要因となる一方、赤字計上や配当、自己株式取得は減少要因となります。また時価評価差額や為替換算差額も変動要因となるため、採用している会計基準によって数値の見え方が異なる点に留意が必要です。 個人の場合、純資産は現預金、株式・投資信託、年金積立、不動産、車などの資産総額から、住宅ローン、教育ローン、クレジットカード残高などの負債を差し引いて算定します。この数値はFIREや教育・住宅資金計画の進捗を測る物差しとなり、住宅ローン審査など各種与信判断でも重視されるため、家計の健康診断に欠かせません。 純資産を活用する際は、まず株式や不動産など含み損益の大きい資産を時価で再評価し、値動きによる変動幅を把握することが大切です。企業なら自己資本比率、個人なら負債比率(負債÷総資産)など関連指標と併用すれば、リスク耐性や資本効率を立体的に分析できます。四半期ごとに財務諸表や家計簿を更新し、純資産が目標ペースで増えているかを確認しながら、「資産価格」「収支」「レバレッジ」という三つの要因に分解して要改善点を探ると、実践的な資産運用や財務戦略の見直しがしやすくなります。 純資産は単なる期末の残りではなく、将来の投資余力やリスク許容度を測る羅針盤です。数値を継続的に点検し、関連指標と照らし合わせながら経営判断やライフプランをアップデートしていくことが、長期的な資産形成と財務健全性の鍵となります。
純資産価額方式
純資産価額方式とは、非上場企業の株式の価値を評価するための方法の一つで、その会社が保有する資産から負債を差し引いた「純資産」の額をもとに株価を算出するものです。企業の貸借対照表に記載されている資産や負債を適正な時価に修正したうえで、株主にとっての持ち分を計算し、1株あたりの価値を導き出します。この方式は、会社の事業の収益性よりも、保有している資産の内容に重点を置いて評価するため、主に資産を多く持つ企業や、事業が活発でない企業の株式評価に適しています。相続や贈与に関わる非上場株式の評価時に使われることが多い方法です。
純資産総額(Net Asset Value, NAV)
純資産総額とは、投資信託(ファンド)が保有しているすべての資産から、負債を差し引いた実質的な価値の合計を指します。これは、そのファンド全体の規模や健全性、人気度を測る指標としてよく使われます。一般的に、投資家がファンドに多くのお金を預ければ預けるほど、この純資産総額は大きくなります。また、運用成績が良くて利益が出ているファンドほど、純資産総額が増加する傾向にあります。資産運用の観点では、ファンド選びの際にこの数字を確認することで、流動性の高さや安定した運用体制があるかどうかの目安になります。ただし、金額が大きいからといって必ずしも運用成績が良いとは限らないため、他の指標と合わせて判断することが大切です。
純資産法
純資産法とは、企業の純資産(総資産から負債を差し引いた額)を基礎として、その株式の価値を算出する評価手法です。主に非上場株式の評価に用いられ、会社が保有する資産や負債の実態を反映して、企業の清算価値に近い形で株価を評価する点が特徴です。 評価の基本的な流れとしては、まず企業の貸借対照表をもとに、帳簿上の資産・負債を時価ベースに修正します。土地・建物・有価証券・在庫などは、必要に応じて鑑定や市場価格に基づき時価換算され、そこから負債を差し引いた純資産額をもとに、発行済株式数で割って一株あたりの評価額を算出します。 この手法は、企業の収益力よりも保有資産の蓄積や財務の健全性を重視するため、業績変動の大きい企業や休眠会社、資産性の高い不動産管理会社などに適しています。一方で、将来の収益や成長性を反映しづらく、事業継続を前提とした評価には不向きな場合もあります。 また、相続税や贈与税の評価においても、「財産評価基本通達」に基づき、会社の規模や状況に応じて純資産価額方式(もしくはその一部)を用いることがあり、税務実務でも重要な位置づけにあります。特に、小規模企業や同族会社の少数株主の株式評価などでは、他の評価方法と併用されることが多くあります。 純資産法はまた、精通者意見価格の算定においても補助的な手法として組み込まれることがあり、特に資産超過・債務超過といった企業の財政状態を判断するうえで、ベースラインとなる考え方のひとつです。 資産構成が重要となる法人や、財産評価を要する局面において、この手法を正確に理解しておくことは、実務的にも納税戦略上も重要です。
順序リスク
順序リスクとは、投資の運用成績が得られる「順番」によって、最終的な資産額が大きく変わってしまうリスクのことを指します。たとえば、同じ平均利回りであっても、投資初期に大きな損失がある場合と、後半に損失がある場合では、最終的な資産の残り方がまったく異なります。特に退職後に資産を取り崩しながら生活する人にとっては、投資初期に相場が下落するとその後の回復が追いつかず、資産が大きく減ってしまう可能性があります。そのため、順序リスクを理解し、資産配分や引き出し計画を慎重に立てることが重要です。
純粋持株会社
純粋持株会社とは、自らは事業を行わず、もっぱら子会社の株式を保有して経営管理を行うことだけを目的とする持株会社のことをいいます。たとえば、製造や販売などの事業活動を直接手がけるのではなく、子会社にそれぞれの事業を任せ、自社はその指導や監督に専念するのが特徴です。純粋持株会社の利点としては、事業ごとに分けた経営管理がしやすくなり、全体の経営戦略を効率的に立てやすくなることがあります。また、資産運用や投資の視点からは、純粋持株会社の子会社の構成や業績が、その会社全体の価値を大きく左右するため、企業分析の際には特に注目されることが多いです。
順張り
順張りとは、相場の下落時に売って上昇時に買うという、相場の流れに従って売買を行う投資手法のこと(対義語:逆張り)。順張り時の投資家の予想としては、株価の上昇・下落時に株価の上昇・下落がそのまま続くことを予想する。順張りのメリットとしては、逆張りよりも決断が比較的簡単で、リスクも低いことが挙げられるが、デメリットとしては、逆張りよりも株式購入コストが大きくなることが挙げられる。
準備資産(リザーブアセット)
準備資産とは、政府や中央銀行が国際収支の調整や自国通貨の安定を目的に保有する、即時に使用できる対外資産の総称です。国際収支マニュアル第6版(BPM6)では、①貨幣用金(モネタリーゴールド)、②SDR保有高(IMFが発行する国際準備資産)、③IMFリザーブポジション、④外貨建て資産(預金・国債などの証券・短期貸付・一部デリバティブ)、⑤その他請求権の五つに分類されます。 これらは為替介入で外貨を売買する際や、国際決済・緊急融資の原資として活用されます。たとえば急激な円安局面では、財務省が外為特別会計のドル資金を市場で売却し、日本銀行が代理で円買い介入を行います。十分な準備資産は対外支払能力を示し、国債利回りや通貨への信認維持に寄与します。一方、SDR配分額など将来返済を伴う短期負債を差し引いた「純国際準備高」で実質的な余力を測定する点も重要です。