投資の知恵袋
Questions
アクティブ運用とパッシブ運用はどのように選ぶといいですか?
回答済み
1
2026/02/10 15:37
男性
40代
投資信託を始めたいのですが、アクティブ型とパッシブ型の違いがよく分かりません。手数料やリターンのブレ、市場平均に勝てる可能性などを踏まえ、どちらを選ぶべきか判断のポイントを詳しく知りたいです。長期投資で有利なのはどちらか、注意点も教えてください。
回答をひとことでまとめると...
手数料・リスク・時間の三軸で比較し、迷う場合はパッシブを基本に、十分に調査できる範囲でアクティブを補完するのが安全です。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
アクティブ運用は、指数を上回るリターンを狙って運用会社が銘柄を選び、構成を柔軟に調整します。当たれば大きな利益も期待できますが、信託報酬は年1%以上と高く、結果が市場平均を下回る年も少なくありません。一方、パッシブ運用は日経平均やS&P500などの指数に連動することを目指し、運用コストは年0.1%前後と低水準です。リターンは市場全体の動きに近づくため、大きなブレは少なく、着実な資産形成を目指す人に向いています。
どちらを選ぶべきか迷う場合は、次の3つを判断の軸にするとよいでしょう。
第一に、信託報酬の差を長期間にわたって許容できるか。
第二に、市場平均を上回るリターンを狙う分、価格変動リスクを受け入れられるか。
第三に、ファンドの運用報告や構成銘柄を継続的に確認し、自ら判断する時間と意欲があるかどうかです。
これらに自信がなければ、まずはパッシブ運用を資産形成の土台にするのが無難です。そのうえで、自分が関心を持てるテーマや分析力に見合う範囲で、厳選したアクティブファンドを補助的に組み入れることで、手間やコストを抑えつつリターン向上の可能性を取り込むことができます。特に長期投資では、「低コスト・分散・継続」の三原則を軸に据えたうえで、アクティブ型は慎重に選ぶ姿勢が重要です。
関連ガイド

アクティブ運用とパッシブ運用どっちを選ぶ?コスト・リスク・勝率データで導く自分に合った投資信託の選び方
2026.03.25
難易度:

アクティブファンドとは?仕組み・特徴・インデックスファンドとの違いをわかりやすく解説
2026.03.24
難易度:

インデックス投資とは?仕組み・メリット・デメリットをわかりやすく解説
2026.03.05
難易度:

ファングプラス(FANG+)は「おすすめしない」と言われる3つの理由とは?指数の特徴や構成銘柄10社も徹底解説
2025.12.30
難易度:

投資信託の交付目論見書の読み方とは?請求目論見書との違いや活用法を徹底解説
2025.12.30
難易度:

SPIVA(スピーバ)とは?インデックス vs アクティブの実力を示すベンチマーク比較レポート
2025.12.30
難易度:
関連質問
2026.02.10
“アクティブ運用とパッシブ運用の違いは何ですか”
A. アクティブ運用は市場平均超えを目指し高コスト、パッシブ運用は指数に連動し低コストで安定性重視。目的やリスク許容度に応じて使い分けるのが基本です。
2026.02.10
“アクティブ運用の投資信託はパッシブ運用と比べて、どのくらい高いリターンを期待できますか?”
A. アクティブ運用は市場平均超えを狙いますが、長期で上回るファンドは少数です。高コストも影響するため、基本はインデックスを軸に、厳選したアクティブを補完的に使うのが現実的です。
2026.02.10
“NISAで資産運用する際のアクティブ運用とパッシブ運用の選び方は?”
A. 非課税枠の大部分を低コスト指数連動型に7〜9割配分し、残りをテーマ型アクティブで運用するコア・サテライト戦略が長期の効率性と学習効果を両立します。
2026.02.10
“アクティブファンドとインデックスファンド、初心者にはどっちが向いていますか?”
A. 初心者には、低コストでわかりやすいインデックスファンドがおすすめです。
2026.02.10
“パッシブ運用の「トラッキングエラー」とは何ですか?”
A. トラッキングエラーは指数に連動するインデックスファンドが生む年0.1〜0.3%程度の乖離幅で、値が小さいほど連動精度が高い重要指標です。
2025.06.23
“インデックス投資にはどんなリスクがありますか?”
A. 市場下落や指数構成の偏り、為替・金利・流動性・コスト、感情売買など七つのリスクに注意が必要です。
関連する専門用語
パッシブ運用
パッシブ運用とは、投資信託を選ぶ際の運用手法の一つ(対義語:アクティブ運用)。比較のために用いる指標であるベンチマーク(日経平均やNASDAQなど)と同様の動きを目標とする運用手法で、組み入れ銘柄数は多くなる傾向がある。パッシブ運用はアクティブ運用に比べて販売手数料や信託報酬などのコストは安くて済むが、リスクが分散される分、リターンも小さくなるという特徴がある。
ベンチマーク
ベンチマークとは、特定の目標や標準として用いる指標のことを指し、ビジネス、金融、技術など様々な分野で利用されます。この指標を用いて、パフォーマンスの測定や戦略の効果を評価し、改善点を見つけることができます。特に投資分野においては、ベンチマークはポートフォリオのパフォーマンスを評価するための基準点として活用され、特定の市場指数や同業他社の成績などが用いられます。 たとえば、投資ファンドの管理者は、自身のファンドのパフォーマンスをS&P 500やナスダックなどの市場指数と比較して評価することが多いです。この比較によって、ファンドの戦略が市場全体と比べてどの程度効果的であるか、またはリスクが適切に管理されているかを判断します。 ベンチマークは、透明性と目標設定を促進し、継続的な改善を目指すための重要なツールです。しかし、ベンチマークを選定する際には、その適切性や関連性を慎重に評価する必要があります。適切でないベンチマークを選ぶと、誤った方向性を示すことがあり、結果的にパフォーマンスの誤解を招くことになるためです。したがって、目標とする成果と密接に関連する、かつ実現可能なベンチマークを設定することが極めて重要です。
信託報酬
信託報酬とは、投資信託やETFの運用・管理にかかる費用として投資家が間接的に負担する手数料であり、運用会社・販売会社・受託銀行の三者に配分されます。 通常は年率〇%と表示され、その割合を基準価額にあたるNAV(Net Asset Value)に日割りで乗じる形で毎日控除されるため、投資家が口座から現金で支払う場面はありません。 したがって運用成績がマイナスでも信託報酬は必ず差し引かれ、長期にわたる複利効果を目減りさせる“見えないコスト”として意識されます。 販売時に一度だけ負担する販売手数料や、法定監査報酬などと異なり、信託報酬は保有期間中ずっと発生するランニングコストです。 実際には運用会社が3〜6割、販売会社が3〜5割、受託銀行が1〜2割前後を受け取る設計が一般的で、アクティブ型ファンドでは1%超、インデックス型では0.1%台まで低下するケースもあります。 同じファンドタイプなら総経費率 TER(Total Expense Ratio)や実質コストを比較し、長期保有ほど差が拡大する点に留意して商品選択を行うことが重要です。
超過リターン(超過収益/エクセスリターン)
超過リターン(エクセスリターン)とは、投資の成果が基準となる指標(ベンチマーク)をどれだけ上回ったかを示すものです。 たとえば、株式市場全体の動きを表す指標である「日経平均株価」や「S&P500」が年間5%上昇したとします。このとき、あなたが投資している商品が7%のリターンを得た場合、その差の2%が超過リターンです。この指標は、投資の「成果が良かったかどうか」を客観的に判断する基準になります。特にアクティブ運用(市場平均を上回ることを目指す投資)の成果を評価する際に重要です。ただし、超過リターンを得るためにはリスクを取る必要がある場合が多いので、投資初心者は自分のリスク許容度をよく考えることが大切です。
リスク許容度
リスク許容度とは、自分の資産運用において、どれくらいの損失までなら精神的にも経済的にも受け入れられるかという度合いを表す考え方です。 投資には必ずリスクが伴い、時には資産が目減りすることもあります。そのときに、どのくらいの下落まで冷静に対応できるか、また生活に支障が出ないかという観点で、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。 年齢、収入、資産の状況、投資経験、投資の目的などによって人それぞれ異なり、リスク許容度が高い人は価格変動の大きい商品にも挑戦できますが、低い人は安定性の高い商品を選ぶほうが安心です。自分のリスク許容度を正しく理解することで、無理のない投資計画を立てることができます。
関連質問
2026.02.10
“アクティブ運用とパッシブ運用の違いは何ですか”
A. アクティブ運用は市場平均超えを目指し高コスト、パッシブ運用は指数に連動し低コストで安定性重視。目的やリスク許容度に応じて使い分けるのが基本です。
2026.02.10
“アクティブ運用の投資信託はパッシブ運用と比べて、どのくらい高いリターンを期待できますか?”
A. アクティブ運用は市場平均超えを狙いますが、長期で上回るファンドは少数です。高コストも影響するため、基本はインデックスを軸に、厳選したアクティブを補完的に使うのが現実的です。
2026.02.10
“NISAで資産運用する際のアクティブ運用とパッシブ運用の選び方は?”
A. 非課税枠の大部分を低コスト指数連動型に7〜9割配分し、残りをテーマ型アクティブで運用するコア・サテライト戦略が長期の効率性と学習効果を両立します。


