投資の知恵袋
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オルカンを1000万購入すると、20年後にどうなっていますか?
回答済み
1
2026/09/11 10:57
男性
オルカンに1,000万円を一括投資したら、20年後にはどのくらいの資産額になっているのでしょうか?想定利回り別の増え方や元本割れの可能性、長期保有で注意すべきリスクを知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
オルカンに1,000万円を投資した20年後の資産額は利回り次第で変わるため、元本割れリスクも踏まえて判断すべきです。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
オルカンに1,000万円を一括投資した場合、20年後の資産額は運用利回りによって大きく変わります。追加投資や途中の取り崩しをせず、毎年一定の利回りで複利運用した場合の試算は、以下のとおりです。
| 想定する年利回り | 20年後の資産額 | 投資元本からの増減 |
|---|---|---|
| −2% | 約668万円 | 約−332万円 |
| 0% | 1,000万円 | 増減なし |
| 3% | 約1,806万円 | 約+806万円 |
| 5% | 約2,653万円 | 約+1,653万円 |
| 7% | 約3,870万円 | 約+2,870万円 |
※「1,000万円×(1+年利回り)の20乗」で計算。税金・運用コスト・物価変動は考慮していません。各利回りは試算上の仮定であり、将来の運用成果を予測・保証するものではありません。
年5%で運用できれば20年後の資産額は約2.7倍になりますが、年−2%が続けば元本の約3分の2まで減少します。長く保有するだけで、必ず資産が増えるわけではありません。
実際のオルカンの利回りは毎年変動し、世界の株式市場や為替の動きによって資産額が増減します。20年間保有しても、市場の長期的な低迷や売却時の株価下落・円高などにより、元本割れする可能性があります。
一括投資では、投資直後に相場が下落すると、投資額全体が値下がりの影響を受けます。生活防衛資金や近い将来に使うお金を確保し、途中で大きく値下がりしても保有を続けられるか、相場状況に応じて売却時期を調整できるかを確認しましょう。一度に投資することへの不安が大きい場合は、購入時期を数回に分ける方法も選択肢です。ただし、分割しても元本割れのリスクはなくなりません。
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関連する専門用語
オールカントリー(オルカン)
オールカントリー(通称オルカン)は、正式には「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」に連動する投資信託やETFを指します。これは世界中の株式市場に分散投資するインデックスファンドで、日本を含む先進国や新興国の約3000銘柄を対象としています。特定の国や地域に偏らず、世界経済全体の成長を取り込むことを目的としています。 オルカンの最大の特徴は、その分散性の高さです。個別株に投資すると特定の企業や業種の影響を大きく受けますが、オルカンなら世界中の企業に分散投資することでリスクを軽減できます。例えば、ある国の景気が悪化しても、他の地域の成長がカバーする可能性があります。また、特定の業種に依存することなく、テクノロジー、金融、ヘルスケアなど幅広い分野に投資できる点も魅力です。 初心者にとってオルカンは、シンプルかつ効率的な長期投資の手段となります。基本的に積立投資を行うことで、時間をかけてリスクを分散しながら資産を増やすことが期待できます。個別銘柄の選定や市場の動向を細かく分析する必要がないため、投資経験が少ない人でも気軽に始めやすいのが利点です。 ただし、オルカンも株式市場全体の影響を受けるため、短期的には価格が大きく変動することがあります。そのため、長期的な視点で運用し、価格の上下に一喜一憂せず、積立を続けることが大切です。オルカンは、世界経済の成長とともに資産を増やしていきたいと考える投資初心者に適した選択肢の一つと言えるでしょう。
一括投資
一括投資とは、まとまった資金を一度に投資する方法のことです。市場のタイミングが良ければ大きなリターンが期待できますが、反対に、投資直後に相場が下がると大きな損失を抱えるリスクもあります。短期間でリターンを狙いたい人や、投資タイミングを自分で判断できる人に向いています。
想定利回り
想定利回りとは、ある金融商品や投資対象について、将来得られると見込まれる収益水準を年率換算で表した概念です。 想定利回りは、投資信託、不動産投資商品、保険商品、仕組み商品など、幅広い金融商品で使われる用語です。商品パンフレットや販売資料、比較表などで示されることが多く、投資判断の初期段階で「どの程度の収益が見込まれる商品なのか」を把握するための目安として登場します。特に、複数の商品を横並びで比較する場面では、共通の尺度として用いられやすい用語です。 一方で、想定利回りは実際に得られる収益を約束するものではありません。この点が、最も誤解されやすいポイントです。想定利回りという言葉から「この数字どおりの利回りが出る」「最低でもこの水準は確保される」と受け取られてしまうことがありますが、そうした保証的な意味合いは含まれていません。あくまで一定の前提条件や仮定に基づいて算出された、理論上・見込み上の数値です。 想定利回りが示すのは「期待される収益構造」であり、「結果」ではありません。市場環境の変化、運用成績のぶれ、コストの発生、途中解約などによって、実際の利回りは上振れも下振れも起こり得ます。想定利回りだけを根拠に投資判断を行うと、リスクの大きさや収益の不確実性を過小評価してしまう判断ミスにつながります。 また、想定利回りは算出方法が商品ごとに異なる場合があります。分配金や賃料収入のみを基にしているのか、価格変動まで含めているのか、税金や手数料を考慮しているのかといった点は、数値そのものからは読み取れません。そのため、想定利回りは「比較の出発点」にはなりますが、「最終的な判断材料」にはなりません。 正しく捉えるべきなのは、想定利回りが「この商品はどのような収益設計を目指しているのか」を示すラベルのような存在である、という位置づけです。数字の大小だけで良し悪しを決めるのではなく、その前提や背景とあわせて理解することが重要になります。
元本割れ
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為替変動
為替変動とは、異なる通貨間の交換レートが時間とともに上昇・下落する動きを指します。外国株式や外貨建て債券に投資する際、現地通貨で値上がりしても円に換算すると損益が縮小する、あるいは逆に拡大することがあります。為替レートは各国の金利差、経済成長率、物価動向、地政学リスクなど多様な要因で変動し、短期的には市場心理や投機的な売買による影響も大きくなります。 長期投資では為替変動がリターンを押し上げる場合もあれば、思わぬ損失要因となることもあるため、為替ヘッジや通貨分散などのリスク管理策を検討し、運用成果を円換算で把握する姿勢が重要です。
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