アクサ生命のユニットリンクにおける告知内容はどんなことが求められますか?
アクサ生命のユニットリンクにおける告知内容はどんなことが求められますか?
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2025/10/09 09:13
男性
50代
アクサ生命のユニットリンク保険に加入を検討していますが、契約時の「告知」でどのような内容を申告する必要があるのかよく分かりません。健康状態や過去の病歴、現在の通院状況など、どの程度詳しく伝えるべきなのでしょうか。また、告知内容によって契約できない場合があると聞いたので、どんな点が審査に影響するのかも知りたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
アクサ生命のユニットリンク保険に加入する際の告知では、健康状態や過去の病歴、職業や生活習慣などについて、正確かつ具体的に申告することが求められます。特に、健康状態や通院・投薬の有無、入院や手術の履歴、検査での異常指摘などは重要な審査項目です。少しでも該当する内容があれば、自己判断で省略せず、事実をそのまま書くことが大切です。
健康に関する告知では、現在の通院・服薬の有無、過去の入院や手術、糖尿病や心疾患などの重大疾病の診断歴、健康診断での再検査指示などが対象になります。時期や病名、医療機関名、治療内容、完治しているかどうかも具体的に記入します。これらの告知期間は質問文に定められているため、その範囲を守ることが重要です。
生活習慣では、喫煙や飲酒の頻度、身長・体重の変化、長期服薬の有無などが問われます。職業やレジャーについても、高所作業や重機操作、登山やダイビングなど危険度の高い活動がある場合は、必ず申告します。さらに、既に加入している保険契約や他社への同時申込履歴、過去に加入を断られた経緯なども審査に影響します。
審査で注意すべき点としては、慢性疾患のコントロール不十分、重大疾病の既往、精神疾患の治療中、極端な体型、喫煙や多量飲酒などが挙げられます。これらがある場合、保険料の割増や一部保障除外、場合によっては加入見送りになることもあります。提示された条件に納得できない場合は契約を辞退する選択も可能です。
告知は「正確・具体・簡潔」に記載することが基本です。曖昧な表現ではなく、診断名や治療内容、期間を明確に記すことで、審査もスムーズに進みます。軽い症状や完治済みの病気でも、質問期間内に該当すれば告知が必要です。医師の診断内容に基づいて正しく記載しましょう。
また、告知後に内容の確認や追加資料の提出を求められる場合もあります。健康診断書や検査結果の提出、医師照会などが必要になることもあり、保障内容や保険金額によっては血圧や尿検査を伴う診査が行われます。
虚偽や不告知が発覚した場合、一定期間内に契約が解除されたり、保険金が支払われないことがあります。特に重大な不告知は、期間を過ぎても問題になる可能性があります。将来のトラブルを避けるためにも、誠実な記載が最も重要です。
ユニットリンクの場合、投資部分のリスクと告知審査は別です。健康状態は主に死亡や高度障害保障の審査に関係し、投資成果には直接影響しません。設計内容によって必要な審査や資料が変わるため、申込書の質問文をよく確認しましょう。
最後に、加入手続きの際は、健康診断結果票やお薬手帳、診療明細、既契約の通知書などを準備しておくと安心です。迷う項目があれば、補足欄に詳しく記載し、可能であれば関連資料を添付してください。誠実で具体的な告知は、契約の成立と将来の安心につながります。
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関連する専門用語
告知義務
告知義務とは、生命保険や医療保険などに加入する際に、契約者が自分の健康状態や既往歴、現在の病気や生活習慣などについて正しく伝える義務のことを指します。この義務を怠ったり、意図的に事実と異なる申告をすると、保険金が支払われなかったり、契約自体が解除されることがあります。告知義務は保険会社が公平にリスクを判断するために欠かせない仕組みであり、契約者にとっても将来の安心を守る大切なルールです。資産運用の観点でも、保険はリスクに備える重要な手段であるため、告知義務を正しく理解しておくことが必要です。
告知義務違反
告知義務違反とは、主に保険契約を結ぶ際に、自分の健康状態や過去の病歴、職業などについて、保険会社から求められた情報を正確に伝えなかったことを指します。 生命保険や医療保険などに加入する際、契約者は申込書などでいくつかの質問に答える必要がありますが、その際に虚偽の申告や重要な事実を意図的に隠すと「告知義務違反」となります。 この違反が発覚した場合、たとえ保険料を払い続けていても、保険金が支払われなかったり、契約が解除されたりする可能性があります。資産運用の一環として保険を利用する人にとっては、信頼性と保障の維持のためにも、正確な告知がとても重要です。
引受基準
引受基準とは、保険会社や金融機関などが、契約の申し込みに対して受け入れるかどうかを判断するために定めた社内基準のことです。たとえば、生命保険に加入しようとする場合、申込者の年齢、健康状態、職業、既往歴などが引受基準に照らして審査され、その結果によって契約が承諾されたり、条件付きで引き受けられたり、あるいはお断りされることもあります。 資産運用に関わる場面では、保険商品や金融商品を扱ううえで、顧客のリスク許容度や属性に基づいた適切な商品提供やリスク管理を行うための判断基準としても活用されます。引受基準は、契約者に対して公平で透明性のあるサービス提供を行うと同時に、保険会社や金融機関自身の経営リスクを抑える役割も果たしています。
特別条件付き契約
特別条件付き契約とは、生命保険や医療保険などに加入する際に、健康状態や過去の病歴などにより、通常の条件では契約が難しいと判断された場合に、一定の制限や条件を付けて契約が認められる保険契約のことです。 たとえば、特定の病気に対する保障が一定期間除外されたり、通常よりも高い保険料が設定されたりすることがあります。このような契約は、リスクを適切に管理しながらも、持病がある方などが最低限の保障を確保できる方法として活用されます。なお、保険会社ごとに引受基準や条件の内容は異なるため、事前にしっかりと確認することが大切です。
高度障害
高度障害とは、病気や事故などにより身体の機能が著しく低下し、日常生活を自力で営むことが困難になるような重大な障害の状態を指します。これは生命保険や医療保険、就業不能保険などの契約において、死亡保険金と同等の給付が行われることのある重要な給付事由の一つです。たとえば、両目の失明、両手または両脚の機能喪失、言語能力や咀嚼機能の喪失などが「高度障害状態」として保険会社に定義されており、該当すると保険金が支払われたり、保険料が免除されたりする仕組みになっています。 なお、高度障害の認定基準は保険会社や契約内容によって異なる場合があるため、加入時に内容をよく確認することが重要です。資産運用やライフプラン設計の上でも、高度障害リスクに対する備えは、長期的な生活の安定や家計防衛において不可欠な視点とされています。
ユニット・リンク
ユニット・リンクとは、保険商品としての保障機能と、投資信託のように運用成果によって将来受け取る金額が変わる仕組みを組み合わせた金融商品です。保険料の一部が投資に回され、その運用結果が良ければ将来受け取る金額が増え、逆に運用がうまくいかなければ減る可能性があります。自分で選んだ運用先の成果が直接反映されるため、一般的な貯蓄型保険と比べて増える可能性がある一方、元本が保証されない点に注意が必要な商品です。





