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年収123万円が扶養の基準となるのはいつからですか?
回答済み
1
2026/01/29 12:16
男性
30代
扶養の年収基準が「123万円」になると聞きました。いつから適用されるのでしょうか?また、これまでよく聞いていた103万円や130万円の壁とどう変わるのでしょうか?
回答をひとことでまとめると...
年収123万円が扶養の基準になるのは、税金上の扶養について2025年分の所得からです。会社員なら2025年末の年末調整で反映され、社会保険の130万円基準はこれまで通り変わりません。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
「扶養の年収基準が123万円になる」というのは税金上の扶養判定が緩和されることを指し、原則として2025年分の所得税から適用されます。会社員であれば、2025年末の年末調整や2026年初の確定申告で反映され、住民税については1年遅れて2026年度分から適用されるのが基本的な流れです。
これまでよく知られていた103万円の壁は、所得税や住民税における扶養控除などの判定基準でした。今回の改正では、この基準が引き上げられ、扶養される側の合計所得金額が58万円以下、給与収入のみの場合は年収123万円以下までであれば、税金上の扶養に入れる仕組みになります。つまり、パートやアルバイトで働く人が、以前よりも多く働いても税扶養から外れにくくなる点が大きな変更点です。
一方で、130万円の壁は社会保険の扶養に関する基準であり、今回の税制改正とは直接関係ありません。年収が130万円を超えると、原則として健康保険や年金で扶養から外れ、自分で保険料を負担する必要があります。そのため、年収が123万円以下でも130万円未満であれば社会保険の扶養に入れる場合があり、税金と社会保険で扱いが分かれるケースが生じます。
このように、123万円は税金、130万円は社会保険というように制度ごとに意味が異なります。扶養を考える際は、「どの制度の扶養を指しているのか」を切り分けて理解することが重要です。
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“年収123万円の壁とはなんですか?これまでの103万円や130万円の壁とは何が違いますか?”
A. 123万円の壁は社会保険加入による手取り減少を補う支援制度で、103万・130万円の壁のような税制や扶養条件の基準とは性格が異なります。
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“103万円の壁は、いつから廃止されたのでしょうか?2025年における扶養範囲内の年収を教えてください”
A. 2025年から「103万円の壁」は廃止ではなく、所得税の非課税枠が最大160万円に拡大されました。扶養判定は123万円、社会保険の壁は106万円・130万円が基準です。
2025.09.02
“130万円の壁はいつからなくなりますか?”
A. 130万円の壁は段階的に緩和されていますが、完全撤廃の時期は未定です。現行制度の仕組みを理解しつつ制度改正に備えることが重要です。
2026.02.04
“扶養から外れる金額を教えて下さい。年収いくらまでが限度でしょうか?”
A. 扶養の基準は税制と社会保険で異なり、税制上は年収123万円以下、社会保険上は年収130万円未満が一般的な目安です。
2025.12.16
“年収の壁(106万・130万など)を超えたら税務署などから連絡は来るのでしょうか?”
A. 年収130万円を超えても税務署から直接通知は来ませんが、勤務先や市区町村を通じて把握され、扶養外れや社会保険加入が必要になります。
2025.10.10
“年の途中で扶養から外れる場合、夫の年末調整や私の社会保険の扱いはどうなりますか?”
A. 年の途中で扶養を外れる場合、税金は1年の実際の収入額で、社会保険は将来の収入見込みで判断されます。控除や加入手続きの時期が異なるため、夫と自分それぞれの勤務先に早めに確認・対応することが大切です。
関連する専門用語
扶養
扶養とは、主に家族の生活を経済的に支えることを指し、税金や社会保険の制度においては特定の条件を満たした家族を「扶養親族」として扱う仕組みをいいます。税制上の扶養に該当すると、扶養する人の所得から一定額が控除され、結果として支払う税金が少なくなります。また健康保険における扶養では、収入の少ない配偶者や子ども、親などを被扶養者として登録することで、その人の医療費が保険でカバーされます。
年収の壁
年収の壁とは、一定の年収を超えると税金や社会保険料の負担が発生し、手取り収入がかえって減ってしまうように見える現象を指します。特にパートやアルバイトで働く人にとって重要な考え方であり、代表的なものに「103万円の壁」「106万円の壁」「130万円の壁」「150万円の壁」などがあります。 これらは扶養控除の適用や社会保険加入の条件と関わっており、家計における実際の可処分所得に大きく影響します。投資や資産運用を考えるうえでも、世帯の手取り額を正しく理解することが出発点となるため、年収の壁を把握して働き方や収入計画を調整することが重要です。
所得税
所得税は、個人が1年間に得た所得に対して課される税金です。給与所得や事業所得、不動産所得、投資による利益などが対象となります。日本では累進課税制度が採用されており、所得が高いほど税率が上がります。給与所得者は源泉徴収により毎月の給与から所得税が差し引かれ、年末調整や確定申告で精算されます。控除制度もあり、基礎控除や扶養控除、医療費控除などを活用することで課税所得を減らし、税負担を軽減できます。
扶養控除
扶養控除とは、所得税や住民税を計算する際に、扶養している家族がいる場合にその人数や年齢に応じて課税対象となる所得から一定の金額を差し引くことができる制度です。これにより、税金の負担が軽くなります。対象となるのは、16歳以上の子どもや親などで、生計を共にしており、年間の所得が一定額以下であることが条件です。 子どもが16歳未満の場合は扶養控除の対象にはなりませんが、別途「児童手当」などの支援があります。控除額は扶養親族の年齢や学生かどうかなどによって異なり、たとえば「特定扶養親族(19歳以上23歳未満の子ども)」はより大きな控除額が認められています。税負担を軽減し、家族を支える世帯への配慮を目的とした制度です。
健康保険の扶養
健康保険の扶養とは、主に会社員などが加入している健康保険において、家族の中で収入が一定以下の人を被保険者(加入者)の保険に含めて保険料の負担なしで医療保障を受けられる仕組みのことです。 たとえば、配偶者や子ども、親などがその対象となり、本人が加入している健康保険の制度に基づいて「扶養家族」として認定されると、扶養されている人は自分で保険料を支払うことなく健康保険を利用できます。 資産運用においては、家族の収入や就業状況によって保険の取り扱いや税金の負担が変わるため、この「扶養」の基準を理解しておくことは大切です。
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“年収123万円の壁とはなんですか?これまでの103万円や130万円の壁とは何が違いますか?”
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“103万円の壁は、いつから廃止されたのでしょうか?2025年における扶養範囲内の年収を教えてください”
A. 2025年から「103万円の壁」は廃止ではなく、所得税の非課税枠が最大160万円に拡大されました。扶養判定は123万円、社会保険の壁は106万円・130万円が基準です。
2025.09.02
“130万円の壁はいつからなくなりますか?”
A. 130万円の壁は段階的に緩和されていますが、完全撤廃の時期は未定です。現行制度の仕組みを理解しつつ制度改正に備えることが重要です。





