投資の知恵袋
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ESG投資に関連する指数にはどのようなものがありますか?
回答済み
1
2025/09/16 08:44
女性
30代
ESG投資について調べていると、銘柄選びだけでなく指数を参考にする方法があると聞きました。初心者なので、どのような指数があるのか具体的に知りたいです。代表的なものや世界的に利用されている指数、日本で投資信託などを選ぶときに参考にできる指数についても教えていただけると理解が深まると思います。
回答をひとことでまとめると...
ESG投資の代表的な指数にはMSCI、FTSE4Good、DJSI、国内ではFTSE Blossom Japanなどがあり、投資判断の参考になります。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
ESG指数とは、企業の環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の取り組みを加味して作られる株価指数のことです。一般的な株価指数と違い、ESGに配慮した企業を選んで構成されるため、投資家が社会的責任を意識した投資判断を行う際に活用されます。
代表的な指数として、世界的には「MSCI ESG Leaders」「MSCI SRI」「MSCI Universal」などのMSCIシリーズ、FTSE Russellの「FTSE4Good」、S&P Dow Jonesの「S&P 500 ESG」や「Dow Jones Sustainability Indices(DJSI)」があります。ヨーロッパでは「STOXX Global ESG Leaders」もよく知られています。日本株に特化したものでは「FTSE Blossom Japan」「MSCI Japan ESG Select Leaders」「MSCI日本株女性活躍(WIN)」「S&P/JPXカーボン・エフィシェント」などが参考になります。
指数の作り方にも種類があります。タバコや武器といった特定の業種を除外する“ネガティブスクリーニング型”、同じ業種内でESG評価が高い企業を選ぶ“ベスト・イン・クラス型”、炭素排出量や社会リスクに応じて銘柄比率を調整する“ティルト型”などです。また、不祥事の有無や国際的な規範違反を考慮する仕組みも一般的です。
これらの指数を活用する際は、いくつかのポイントを比較すると理解が深まります。例えば、対象地域が日本なのか世界なのか、採用手法が除外型か選別型か、脱炭素やダイバーシティなど特定のテーマを重視しているかどうか、銘柄数や見直しの頻度、業種のバランスや指数の動きの安定性などです。
投資信託やETFを選ぶときは、目論見書やファクトシートに記載された「連動対象指数」を確認することが大切です。初心者の方は、まず自分が重視したい価値観やテーマを明確にし、それに合った指数を採用した商品を選ぶと、投資の方向性がぶれずに安心して取り組むことができます。
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関連質問
2025.09.16
“ESG投資の具体例を教えて下さい。また投資信託など具体的な銘柄はあるのでしょうか?”
A. ESG投資は環境や社会に配慮した企業に分散投資できる商品があり、初心者には投資信託やETFが取り組みやすい選択肢です。
2025.06.23
“ESG投資とはなんですか?”
A. ESG投資は環境・社会・企業統治の評価を投資判断に組み込み、長期的なリスク調整後リターンと社会的インパクトを両立させる手法です。
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“MSCIのESGレーティングとはどのようなものですか?”
A. MSCIのESGレーティングは企業の環境・社会・ガバナンス対応を評価し、投資判断に活用できる国際的な指標です。年金基金や投資ファンドがポートフォリオ構成銘柄を選定する際にも、参照指標となっています。
2025.06.23
“ESG評価機関の役割は何ですか?”
A. ESG評価機関は企業のE・S・Gデータを収集・格付し、投資家のスクリーニングや指数構築に活用される基礎情報を提供します。
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“ESGインテグレーションとはなんですか?”
A. ESGインテグレーションとは、環境・社会・ガバナンス要素を財務分析と組み合わせ、企業の成長力やリスクを総合的に評価する投資手法です。
2025.06.23
“ESG投資はリターンにどのような影響を与えますか?”
A. ESG投資は規制リスク低減や資本効率改善により、長期的に超過収益と下落耐性を高める傾向があります。
関連する専門用語
ESG指数
ESG指数とは、企業の環境への取り組み(Environment)、社会への責任(Social)、企業統治の仕組み(Governance)の3つの観点を評価し、それを基準として算出された株価指数のことです。従来の指数は主に企業の収益や成長性に基づいて構成されていましたが、ESG指数では持続可能性や社会的責任といった要素が重視されます。投資家にとっては、単なる利益追求ではなく、長期的に安定した成長を見込める企業群への投資を可能にする指標として活用されています。
ネガティブスクリーニング
環境や社会に悪影響を及ぼす可能性がある事業(例:タバコ、武器、化石燃料など)を投資対象から外す方法です。倫理的・社会的責任を重視した投資の一つの考え方です。
ベスト・イン・クラス
ベスト・イン・クラスとは、同じ業界や分野に属する企業の中で、特に優れた取り組みを行っている企業を選び出す考え方のことです。資産運用の分野では、主にESG投資において活用され、環境や社会、企業統治の観点で最も高い評価を得た企業を投資対象とします。必ずしも業界そのものが環境に優しいわけではなくても、その業界内で相対的に優れている企業を選ぶことで、投資の幅を広げつつ、持続可能性に配慮した投資が可能になります。
ティルト型指数
ティルト型指数とは、市場全体の株価指数をベースとしながらも、特定の要素やテーマに重みをかけて構成された指数のことです。例えば、ESG評価の高い企業の比率を高めたり、低炭素経済に向けた企業をより多く含めるように調整することで、通常のインデックスに「傾き(ティルト)」を加えています。投資家にとっては、市場全体の分散投資のメリットを維持しつつ、自分の重視するテーマや価値観を反映できる点が特徴です。
投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めた資金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する金融商品です。運用によって得られた成果は、各投資家の投資額に応じて分配される仕組みとなっています。 この商品の特徴は、少額から始められることと分散投資の効果が得やすい点にあります。ただし、運用管理に必要な信託報酬や購入時手数料などのコストが発生することにも注意が必要です。また、投資信託ごとに運用方針やリスクの水準が異なり、運用の専門家がその方針に基づいて投資先を選定し、資金を運用していきます。
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