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生命保険金はいくら必要か、考え方を教えて下さい。

生命保険金はいくら必要か、考え方を教えて下さい。

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2026/02/24 13:42


男性

question

生命保険に入るべきか迷っており、必要な死亡保障額(保険金額)をどう決めればよいか知りたいです。過不足のない金額の考え方と計算手順を教えてください。


回答

佐々木 辰

38

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

死亡保障額(保険金額)は「遺族に必要なお金 − 用意できるお金=不足額」で決めると、過不足が出にくくなります。感覚ではなく差分で算定するのが基本です。

まず「いつまで守るか」を決めます。目安は①末子が独立するまで②配偶者が老齢年金を受け取り始めるまで③住宅ローンが終わるまでなど、家計が厳しい期間を中心に設定します。

次に支出を積み上げます。生活費(本人の小遣い等は減る前提)、住居費(賃貸家賃・持ち家維持費)、教育費、葬儀・当面費用などの一時金、必要なら負債清算を見込みます。

続いて手当て可能資金を見積もります。遺族年金、配偶者の収入、貯蓄・運用資産、会社の死亡退職金・弔慰金、団信で相殺されるローン残債などです。遺族年金と団信を見落とすと過剰保障になりやすい点に注意してください。

計算は「年間不足額=(年額支出)−(年額収入)」「期間不足額=年間不足額×必要年数」「必要保障額=期間不足額+一時金−一括資金」。不足分は子育て期は定期保険や収入保障保険で厚く、葬儀費用は少額の終身で確保すると保険料を抑えやすいです。

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関連する専門用語

死亡保障

死亡保障とは、契約者が亡くなった場合に、遺された家族などの受取人に対して保険金が支払われる仕組みのことをいいます。主に生命保険に含まれる保障内容であり、家計の支え手が亡くなった際の遺族の生活費や教育資金、住宅ローンの返済などを補うために活用されます。 死亡保障の金額や期間は契約内容によって異なり、定期保険のように一定期間のみ保障されるものや、終身保険のように一生涯保障が続くものがあります。自分に万が一のことがあったときに、大切な人たちが経済的に困らないように備える目的で利用されるため、ライフプランに応じた保障額の設定が重要です。また、保障を手厚くすると保険料も高くなるため、必要な金額と負担のバランスを考えることが大切です。

遺族年金

遺族年金とは、家計の支え手である人が亡くなった際に、残された家族の生活を保障するために支給される年金のことです。公的年金制度の中に組み込まれており、国民年金から支給される「遺族基礎年金」と、厚生年金から支給される「遺族厚生年金」があります。対象となるのは、主に配偶者や子どもで、支給額や期間は家族構成や被保険者の加入状況などによって異なります。遺族年金は、残された家族が安定した生活を続けるための公的な支援制度として、生活設計においてとても重要な役割を果たします。

収入保障保険

収入保障保険とは、契約者が死亡または高度障害になった場合に、遺された家族が毎月一定額の保険金を受け取れる生命保険の一種です保険金は一括ではなく、年金のように月々の定額支給という形で受け取るため、日々の生活費や教育費など、継続的な支出に備えるのに適した保険です。 この保険の特徴は、契約期間が経過するごとに受け取れる総額(=支給期間)が短くなるため、保険料が比較的割安に設定されていることです。必要な保障額を効率よく確保できることから、特に子育て中の家庭や、一家の収入を支える人に万が一があった場合のリスクに備えたい方に人気があります。

定期保険

定期保険とは、あらかじめ決められた一定の期間だけ保障が受けられる生命保険のことです。たとえば10年や20年といった契約期間のあいだに万が一のことがあれば、保険金が支払われますが、その期間を過ぎると保障はなくなります。保障期間が限定されているため、保険料は比較的安く設定されています。特に子育て世代や住宅ローンを抱えている方など、特定の期間だけ万が一の保障を重視したい場合に適しています。貯蓄性はなく、純粋に「保障のための保険」である点が特徴です。

団体信用生命保険(団信)

団体信用生命保険とは、住宅ローンを組んだ人が亡くなったり高度障害になったりした場合に、その時点のローン残高が保険金で返済される保険です。多くの場合、住宅ローンを借りる際に金融機関が加入を条件とすることがあり、略して「団信(だんしん)」とも呼ばれます。 この保険に加入しておけば、万が一のことがあった際に遺族がローンを引き継ぐ必要がなくなり、家に住み続けることができるため、大きな安心材料になります。保障の範囲は、死亡や高度障害に限らず、がんや三大疾病、就業不能までカバーするタイプもあり、ライフスタイルに応じて選ぶことができます。

死亡退職金

死亡退職金とは、会社に勤務していた人が在職中に亡くなった場合に、その勤務先から遺族に対して支払われる退職金のことをいいます。通常は、従業員の長年の勤務に対する感謝や弔慰の意味を込めて支給されるもので、企業が就業規則や退職金規程に基づいて支払いを行います。 この金銭は、法律上は「遺族に直接支払われる退職金」という形をとるため、相続財産とは性質が異なりますが、税務上は「みなし相続財産」として相続税の課税対象になります。ただし、生命保険金と同様に、一定額までは非課税(「500万円 × 法定相続人の数」)とされており、実際に相続税がかかるかどうかは全体の遺産額によって決まります。 資産運用や相続対策を考える際には、この死亡退職金の存在を把握しておくことが重要です。特に会社員の方が亡くなった場合、遺族の生活設計や納税資金の確保において、大きな意味を持つ財産となり得ます。

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