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2500万円まで、非課税で生前贈与できる制度があると聞きました。
回答済み
1
2026/07/15 12:02
男性
60代
2500万円まで非課税で生前贈与できる制度があると聞きましたが、これはどのような仕組みなのでしょうか。対象となる贈与の範囲や利用できる人の条件、申告手続きの方法、相続時の扱いなども含めて、制度の基本と注意点を知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
相続時精算課税制度は、累計2,500万円までの特別控除を使って贈与できる仕組みです。ただし相続時に精算され、一度選ぶと暦年課税へ戻せないため、申告期限と将来の相続税負担まで見据えて判断しましょう。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
「2,500万円まで非課税」の制度は相続時精算課税制度です。原則として、60歳以上の父母・祖父母から、18歳以上の子・孫へ贈与する場合に選べます。
現金だけでなく、不動産や有価証券なども対象です。贈与者ごとに、累計2,500万円の特別控除があり、超えた部分には一律20%の贈与税がかかります。令和6年以後は、これに加えて年110万円の基礎控除も設けられています。
利用するには、最初にこの制度を使う年の翌年2月1日から3月15日までに、受贈者が相続時精算課税選択届出書を税務署へ提出します。戸籍謄本など一定書類も必要です。
注意点は、一度選ぶとその贈与者について暦年課税へ戻せないことです。また、この制度は「完全に非課税で終わる」ものではなく、贈与者が亡くなった際、原則として贈与財産を相続財産に加算して相続税を計算します。まとまった財産を早めに移したい場合に使いやすい一方、相続まで含めた有利・不利の確認が重要です。
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関連質問
2025.06.26
“相続時精算課税と暦年課税、どちらが有利ですか?”
A. 大口資金や将来値上がりする資産を移すなら相続時精算課税、長期に少額贈与で総課税負担を下げるなら暦年課税が有利です。贈与額・余命・資金需要を総合評価し、専門家と試算することが重要です。
2025.06.26
“相続時精算課税制度について、教えてください。”
A. 60歳以上の親から18歳以上の子へ2,500万円まで非課税で贈与でき、贈与分を相続時に精算します。2024年改正では年間110万円まで非課税の基礎控除が新設され、柔軟な制度になりました。
2025.07.09
“相続前に暦年贈与以外で資産を早く移す方法を教えてください”
A. 相続が近い場合は、配偶者控除や生命保険の非課税枠など即効性のある制度を優先し、相続時精算課税は慎重に判断を。迷ったら税理士や信託専門家への相談がおすすめです。
2025.06.26
“贈与税申告が必要なケースと、非課税でも申告が求められる場合はありますか?”
A. 年間贈与額が基礎控除110万円を超えた受贈者は、申告義務が生じます。住宅取得資金、結婚子育て資金、教育資金の非課税特例や相続時精算課税を適用する際は、税額がゼロでも申告や届出が必須です。
2025.07.09
“2024年の税制改正で暦年贈与はどう変わった?”
A. 2024年の改正で、相続財産への加算期間が3年から7年に延長され、延長期間の贈与は100万円まで非加算、相続時精算課税にも年間110万円の控除が新設されました。
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“土地や家などの不動産を贈与する場合贈与税はどのようにかかりますか?”
A. 不動産の贈与税は評価額を基に暦年課税か相続時精算課税を選び、住宅取得資金非課税や配偶者控除など特例も活用可能です。贈与税以外に登録免許税や不動産取得税も必要になります。
関連する専門用語
相続時精算課税制度
相続時精算課税制度とは、60歳以上の父母や祖父母から、18歳以上の子や孫へ財産を贈与する場合に利用できる、特別な贈与税の制度です。この制度を使うと、贈与を受けた年に2,500万円までの金額については贈与税がかからず、それを超えた部分にも一律20%の税率が適用されます。そして、その後贈与者が亡くなったときに、過去の贈与分をすべてまとめて「相続財産」として扱い、最終的に相続税として精算します。 つまり、この制度は「贈与税を一時的に軽くし、あとで相続税の段階でまとめて精算する」という仕組みになっています。将来の相続を見据えて早めに資産を移転したい場合や、大きな金額を一括で贈与したい場合に活用されることが多いです。 ただし、一度この制度を選ぶと、同じ贈与者からの贈与については暦年課税(通常の贈与税制度)には戻せないという制限があるため、利用には慎重な判断が必要です。資産運用や相続対策を計画するうえで、制度の特徴とリスクをよく理解しておくことが大切です。
特別控除
特別控除とは、一定の条件を満たした場合に特別に認められる所得控除のことを指す。例えば、不動産譲渡所得に対する3,000万円特別控除や、住宅ローン控除などが含まれる。通常の控除とは異なり、特定の政策目的のために設けられており、適用を受けるには条件を満たす必要がある。
贈与税
贈与税とは、個人が他の個人から金銭・不動産・株式などの財産を無償で受け取った際に、その受け取った側(受贈者)に課される税金です。通常、年間110万円の基礎控除を超える贈与に対して課税され、超過分に応じた累進税率が適用されます。 この制度は、資産の無税移転を防ぎ、相続税との整合性を保つことを目的として設けられています。特に、親から子へ計画的に資産を移転する際には活用されることが多く、教育資金や住宅取得資金などに関しては、一定の条件を満たすことで非課税となる特例もあります。 なお、現在は「暦年課税」と「相続時精算課税」の2制度が併存していますが、政府は近年、相続税と贈与税の一体化を含めた制度改正を検討しており、将来的に制度の選択肢や非課税枠、課税タイミングが見直される可能性があります。 こうした背景からも、贈与税は単なる一時的な贈与の問題にとどまらず、長期的な資産承継や相続対策の設計に深く関わる重要な制度です。税制の動向を踏まえた上で、専門家と連携しながら最適な活用方法を検討することが求められます。
受贈者
受贈者とは、贈与によって財産や権利を受け取る人を指します。日本では贈与税の課税主体は受贈者側にあるため、財産をもらった人が贈与税の申告と納税を行います。 毎年1月1日から12月31日までに受けた贈与額の合計から基礎控除を差し引いた残額に対して税率が適用される仕組みです。資産運用の観点では、贈与を受けると保有資産が増える一方で、贈与税の負担が発生するため、受贈者は税負担を含めたライフプランや運用方針を検討することが大切です。 例えば親から資金を贈与されて投資を始める場合でも、贈与税の基礎控除や特例制度を踏まえ、税額と将来の資産形成のバランスを考慮する必要があります。
暦年課税
暦年課税とは、1月1日から12月31日までの1年間に贈与された金額に対して課税される仕組みのことをいいます。特に贈与税の計算方法として使われており、年間の贈与額が基礎控除額である110万円を超えた部分について課税されます。たとえば、1年間に親から子へ150万円を贈与した場合、110万円を差し引いた40万円に対して贈与税がかかるというわけです。 この制度は毎年リセットされるため、長期的に少しずつ財産を移す「生前贈与」の手段として活用されることが多いです。ただし、相続税との関係で、亡くなる前の一定期間内の贈与については相続財産に加算される「10年ルール」があるため、計画的な利用が大切です。初心者の方にとっては、贈与に関する基本的な課税制度として、まず最初に押さえておくべき考え方です。
相続財産
相続財産とは、被相続人(亡くなった方)が死亡時点で保有していた財産のうち、法律上相続の対象となるものを指します。 具体的には、現金や預貯金、不動産、株式、車、貴金属などのプラスの財産だけでなく、借金やローン、保証債務といったマイナスの財産も含まれます。 相続人は、これらの財産すべてを一括して引き継ぐ「単純承認」だけでなく、財産の範囲内で債務を引き継ぐ「限定承認」や、相続自体を放棄する「相続放棄」などの選択も可能です。 なお、生命保険金や死亡退職金など、一定の財産は「相続財産」に含まれず、相続税の計算上も特別な扱いになることがあります。 相続財産を正しく把握することは、遺産分割協議や相続税申告を円滑に進めるうえで、最初の重要なステップとなります。
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2025.06.26
“相続時精算課税と暦年課税、どちらが有利ですか?”
A. 大口資金や将来値上がりする資産を移すなら相続時精算課税、長期に少額贈与で総課税負担を下げるなら暦年課税が有利です。贈与額・余命・資金需要を総合評価し、専門家と試算することが重要です。
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“相続時精算課税制度について、教えてください。”
A. 60歳以上の親から18歳以上の子へ2,500万円まで非課税で贈与でき、贈与分を相続時に精算します。2024年改正では年間110万円まで非課税の基礎控除が新設され、柔軟な制度になりました。
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A. 相続が近い場合は、配偶者控除や生命保険の非課税枠など即効性のある制度を優先し、相続時精算課税は慎重に判断を。迷ったら税理士や信託専門家への相談がおすすめです。





