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相場が不安定なときは、元本確保型商品の比率を増やすべきですか?
回答済み
1
2026/10/15 17:37
男性
相場の値動きが大きく、投資信託や株式の評価額が下がるのではないかと不安です。リスクを抑えるために、元本確保型商品の比率を増やすべきか、判断の目安を知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
元本確保型商品の比率は相場不安だけで増やさず、資金の使用時期とリスク許容度に応じて段階的に見直すことが大切です。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
相場が不安定なときに元本確保型商品の比率を増やすかは、相場予測ではなく、運用目的・使う時期・リスク許容度で判断することが大切です。短期の値下がりが不安だからと一気に切り替えると、下落後に損失を確定させる可能性があります。
まず、数年以内に使う予定の資金は、現金や元本確保型商品を厚めに持つ判断が適しています。教育費、住宅資金、退職直後の生活費などは、安全性を優先し、値動きの大きい資産への依存を下げると安心です。
一方、老後資金など10年以上先に使う資金は、元本確保型に偏りすぎると、インフレにより実質的な価値が目減りするリスクがあります。長期資金については、投資信託や株式を含めた分散投資を続ける意義があります。
判断の目安は、評価額が10%、20%下がったときに冷静に保有できるかです。不安で売却したくなるなら、現在の配分はリスクを取りすぎている可能性があります。その場合は、段階的に元本確保型商品の比率を増やし、運用を続けやすい配分へ見直すとよいでしょう。
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関連質問
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“確定拠出年金制度で、元本確保型商品に切り替えるタイミングを教えて下さい。”
A. 元本確保型への切替時期は年齢だけでなく、受給までの残り期間と損失許容度で判断します。使う時期が近い資金ほど段階的に守りを強めるのが基本です。
2025.06.25
“資産配分は一度決めたら変更しない方がいい?”
A. 資産配分は決めたまま放置せず、市場変動やライフイベントに合わせて定期的に見直すことが大切です。
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“リスク許容度はどのくらいの頻度で見直すべき?”
A. 年1回に加え、結婚・転職など大きなライフイベントや急激な相場変動時に再測定が必要です。
2026.09.11
“暴落時にも耐えられるポートフォリオはどう作ればよいですか?”
A. 暴落時に運用を続けるには、株式に偏らず債券・現金を組み合わせ、分散投資とリバランスで下落耐性を高めることが重要です。
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“確定拠出年金で、おすすめの配分を教えて下さい。”
A. 確定拠出年金の配分は、受給までの運用期間・年齢(残り時間)・リスク許容度の3軸で決めます。長期は株式中心、受給が近いほど債券・元本確保を増やし、年1回とライフイベント時にリバランスで調整します。
2026.07.15
“確定拠出年金がある会社では、退職金をもらえないのでしょうか。”
A. 企業型DCを導入していても退職金が出ないとは限りません。退職一時金やDBと併存する会社もあるため、退職給付制度の全体像を就業規則や退職金規程で確認することが重要です。
関連する専門用語
元本確保型商品
元本確保型商品とは、あらかじめ定められた条件を満たせば、投資した元本が一定期間後に全額戻ってくることが保証されている金融商品のことを指します。損失が出ないことを前提とした設計であるため、投資初心者やリスクを取りたくない方にとって、安心感のある選択肢となります。代表的なものには、定期預金型の商品や保険型商品(積立保険など)があります。 この元本確保型商品は、特に確定拠出年金(iDeCoや企業型DC)において頻繁に活用される運用先の一つでもあります。確定拠出年金では、加入者自身が自分の年金資産の運用先を選ぶ必要がありますが、「元本を減らしたくない」という理由から、まずこのタイプの商品を選ぶ方も少なくありません。 ただし注意点もあります。リスクが低い代わりにリターンも限定的で、長期的に見ても資産の大幅な成長は期待しづらいという特徴があります。また、確定拠出年金では途中で解約はできませんが、スイッチング(別の商品への変更)を行った場合、商品によっては元本保証の条件が外れることもあります。そのため、「いつまで保有すれば元本が保証されるのか」といった契約条件を事前に確認することが非常に重要です。 元本確保型商品は、資産形成のスタート地点として有効ですが、ライフステージや資産形成の目的に応じて、成長型商品(株式型投信など)とのバランスも検討していくことが、将来の資産をより安定的に築くためのポイントとなります。
アセットアロケーション(資産配分)
アセットアロケーション(Asset allocation)とは、資産配分という意味で、資金を複数のアセットクラス(資産グループ)に投資することで、投資リスクを分散しながらリターンを獲得するための資産運用方法。アセットアロケーションは戦略的アセットアロケーションと戦術的アセットアロケーションの2つを組み合わせることで行われ、前者は中長期的に投資目的・リスク許容度・投資機関に基づいて資産配分を決定し、後者は短期的に投資対象の資産特性に基づいて資産配分を決定する。
インフレリスク
インフレリスクとは、物価の上昇が投資の実質的な価値や収益を減少させるリスクを指します。インフレが進行すると、通貨の購買力が低下し、同じ金額で以前よりも少ない商品やサービスしか購入できなくなります。このリスクは特に固定収益をもたらす投資、例えば債券や定期預金に顕著に現れます。債券のクーポン支払いや元本返済の実質的価値が、インフレによって目減りするためです。 投資家はインフレリスクを考慮に入れてポートフォリオを構築する必要があります。たとえば、インフレに対抗するために不動産や株式などのリアルアセットに投資する方法があります。これらの資産は、インフレの環境下で価値が上昇する傾向にあるため、インフレリスクから保護する効果が期待できます。また、インフレに連動する形で利息が上昇するインフレ連動債(TIPSなど)に投資することも、インフレリスクを管理する一つの手段です。 インフレリスクは、特に長期投資の計画において重要であり、経済全体の物価水準の変動を考慮に入れながら、資産を適切に配置し、リバランスを行うことが必要です。 さらに、異なる国や地域でのインフレ率の違いにも注意を払い、グローバルな視点からポートフォリオを見直すことも有効です。このように、インフレリスクを適切に理解し、対策を講じることで、投資の目標達成に向けた戦略的な判断が可能となります。
リスク許容度
リスク許容度とは、自分の資産運用において、どれくらいの損失までなら精神的にも経済的にも受け入れられるかという度合いを表す考え方です。 投資には必ずリスクが伴い、時には資産が目減りすることもあります。そのときに、どのくらいの下落まで冷静に対応できるか、また生活に支障が出ないかという観点で、自分のリスク許容度を見極めることが大切です。 年齢、収入、資産の状況、投資経験、投資の目的などによって人それぞれ異なり、リスク許容度が高い人は価格変動の大きい商品にも挑戦できますが、低い人は安定性の高い商品を選ぶほうが安心です。自分のリスク許容度を正しく理解することで、無理のない投資計画を立てることができます。
リバランス
リバランスとは、ポートフォリオを構築した後、市場の変動によって変化した資産配分比率を当初設定した目標比率に戻す投資手法です。 具体的には、値上がりした資産や銘柄を売却し、値下がりした資産や銘柄を買い増すことで、ポートフォリオ全体の資産構成比率を維持します。これは過剰なリスクを回避し、ポートフォリオの安定性を保つためのリスク管理手法として、定期的に実施されます。 例えば、株式が上昇して目標比率を超えた場合、その一部を売却して債券や現金に再配分するといった調整を行います。なお、近年では自動リバランス機能を提供する投資サービスも登場しています。
価格変動リスク
価格変動リスクとは、株式や債券などの金融商品の価格が、経済状況や金利動向、企業業績などの影響で上下する可能性のことです。株式は企業業績の悪化や市場不安で急落するリスクがあります。 一方、債券の場合、発行時の固定利率と市場金利との差が変動するため、市場金利が上昇すると既発債の魅力が薄れ、途中売却時に購入時より低い価格で取引されるリスクが生じます。ただし、満期まで保有すれば額面通りに償還されるため、長期保有によってこのリスクを回避できます。


