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リバースモーゲージ利用時の適用金利は、どの程度ですか?

リバースモーゲージ利用時の適用金利は、どの程度ですか?

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2025/10/21 09:06


男性

60代

question

リバースモーゲージを利用する際、どのくらいの金利が適用されるのかが気になります。住宅ローンのように固定金利や変動金利の選択ができるのか、また金融機関によってどの程度の差があるのかを知りたいです。金利の仕組みが将来の借入残高や返済額にどのように影響するのかも理解しておきたいので、具体的な目安や注意点を教えてください。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

リバースモーゲージの適用金利は、多くの民間商品で変動金利が採用されており、直近の水準は年3%台半ばから4%前後が目安です。実際には金融機関によって差があり、地方銀行の例では「年3.575%」や「年3.975%」などが提示されています。

適用金利は、借入先の基準金利に上乗せされるスプレッドや担保評価、利用目的などによって変動します。金融機関によっては固定期間や上限金利の設定も異なるため、比較検討が重要です。

住宅金融支援機構が提供する「リ・バース60」では、変動金利に加えて、期間固定や全期間固定の金利タイプを選択できる仕組みがあります。固定金利を選べば将来の支払金利を安定させることができますが、変動型よりも初期金利がやや高めに設定される傾向があります。

民間商品の場合、基準金利に上乗せされるスプレッドや手数料、保証料の有無などで実質負担が変わります。たとえ同じ「年3.5%」台でも、金利上限の設定や費用込みの実質コストを考慮すると、総支払額には差が出るため、見積もり段階で「金利の根拠」「上限の有無」「総費用」を確認することが大切です。

まとめると、リバースモーゲージの金利水準は年3%〜4%が一般的なレンジです。実際に提示される金利は年齢、物件評価、保証内容などで異なるため、複数の金融機関から見積もりを取り、条件を比較することが確実です。

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リバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、自宅などの不動産を担保にして金融機関からお金を借りる仕組みです。ただし、通常のローンとは違い、借りたお金は借り手が亡くなったあとや、施設に入所して自宅に住まなくなったときに、担保となっている自宅を売却することで一括返済されます。高齢者が老後の生活資金を確保するために利用することが多く、自宅に住み続けながら現金を得られるという特徴があります。借入中は利息だけを支払うか、返済を一切行わずに済むタイプもありますが、最終的に不動産を手放す可能性があることに注意が必要です。

変動金利

変動金利とは、市場の金利動向に応じて一定の期間ごとに金利が見直される仕組みのことを指します。住宅ローンや投資信託の分野でよく使われ、金利が低下すれば支払い負担が軽くなる一方で、金利上昇時には支払額が増加するリスクがあります。短期的な金利低下が見込まれる場合に有利ですが、将来的な金利上昇に備えた資金計画が重要です。

固定金利

固定金利とは、契約時に決めた金利が満期まで変わらない金利のことを指します。主に住宅ローンや定期預金などで採用され、金利変動のリスクを避けられるメリットがあります。市場金利が上昇しても支払額が増えないため、長期的な資金計画を立てやすい一方で、市場金利が下がった場合には高い金利を支払い続けるデメリットもあります。

スプレッド(Spread)

スプレッド(Spread)とは、金融商品の売値(ビッド:Bid)と買値(アスク:Ask)の差のことをいいます。主に外国為替市場や債券市場、株式市場などで使われる用語です。 ビッド(Bid)は投資家がその商品を「売るときに受け取れる価格」、アスク(Ask)は「買うときに支払う価格」を指します。スプレッド(Spread)が広いほど、投資家にとっての取引コストが高くなるため、売買のタイミングには注意が必要です。 一般的に、流動性の低い市場や銘柄ではスプレッドが広がりやすく、反対に、取引が活発な市場ではスプレッドが狭くなる傾向があります。そのため、スプレッドの大きさは、市場の流動性や取引コストを判断する一つの指標となります。

基準金利

基準金利とは、金融機関が貸出金利や預金金利を決める際の目安となる、基礎的な金利水準のことをいいます。たとえば、住宅ローンやカードローンの金利は、この基準金利に一定の利幅(スプレッド)を加えて設定されます。一般的には、各銀行が独自に設定する「店頭表示金利」や、日本銀行が金融政策の一環として誘導する「政策金利」、短期の市場金利などが基準金利として使われます。 特に住宅ローンでは、変動金利型の商品において基準金利が変動することで返済額も見直されるため、金利動向に敏感になる必要があります。初心者の方にとっては、「どんな金利がどう決まるのか」を理解する入口として、基準金利という考え方を押さえておくことがとても重要です。

担保評価

担保評価とは、お金を貸す側が、借り手から差し入れられた担保資産の価値を見積もることを指します。たとえば、不動産や株式、有価証券などが担保として提供された場合に、それらが万が一返済されなかったときにどれだけ回収できるかを判断するため、担保の市場価値や換金性を評価します。 この評価額は、貸し出せる金額の上限や金利条件の設定に大きく関わります。一般に担保評価額は市場価格よりも安全側に見積もられ、一定の「掛け目(かけめ)」を差し引いて計算されることが多く、これは価格変動や売却時のリスクを織り込んでいるためです。 担保評価は、金融機関による融資審査や、証券担保ローン、不動産担保ローンなどの取引において不可欠なプロセスであり、貸し倒れリスクを管理するうえで非常に重要な役割を果たします。借りる側にとっても、評価額次第で借入可能額や条件が変わるため、担保となる資産の価値を正しく把握しておくことが大切です。

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