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空売りで配当は受け取れますか?

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空売りで配当は受け取れますか?

回答済み

1

2026/07/15 12:02


男性

40代

question

空売りをした場合、配当金は受け取れるのでしょうか。あわせて、空売り中の配当の扱いや、配当落ち日をまたぐ際に発生するコストや注意点について知りたいです。

answer

回答をひとことでまとめると...

空売りでは配当金は受け取れず、権利確定日をまたぐと配当相当額を負担します。配当落調整金や逆日歩、貸株料を含めた総コストで判断しましょう。

佐々木 辰

38

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

空売りをした場合、配当金は受け取れません。空売りは、証券会社などから株式を借りて市場で売却し、後日買い戻して返済する取引です。そのため、配当を受け取る株主の立場にはなく、配当を受け取るのは実際に株式を保有している投資家です。

一方で、空売り中に配当の権利確定日をまたぐと、売り方は「配当落調整金」などの形で、配当相当額を負担するのが一般的です。つまり、現物株の保有では配当が収入になりますが、信用売りでは配当相当額がコストになる点に注意が必要です。

また、配当落ち日には理論上、株価が配当分だけ下がりやすくなります。ただし、実際の株価は相場環境や需給にも左右されるため、配当落ち分がそのまま利益になるとは限りません。

空売りを行う際は、配当落調整金に加え、貸株料、売買手数料、逆日歩、株価上昇リスクも含めて損益を確認することが重要です。特に権利付き最終日をまたぐ取引では、事前に銘柄ごとの配当予定や信用取引コストを確認してから判断しましょう。

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A. 配当金は「1株あたり配当金 × 保有株数」で計算し、税率20.315%が引かれた後の金額が実際の受取額となります。権利確定日に注意が必要です。

関連する専門用語

空売り

空売りとは、信用取引の1つで、株を借りて行う取引手法のこと。借りた株式を売却し、売却額より低い価格で買い戻すことにより利益を狙う手法である。 現物取引とは異なり、株価の下落局面で利益を狙うことができる。他にもすでに所有している現物株式のリスクヘッジになる点もメリットとして挙げられる。 デメリットとしては株価の上昇幅には上限がないことから損失が無限に膨らむ可能性がある、手数料をはじめとした費用がかかる点が挙げられる。

配当(配当金)

配当とは、会社が得た利益の一部を株主に分配するお金のことをいいます。企業は利益を出したあと、その一部を将来の投資に使い、残った分を株主に還元することがあります。このときに支払われるお金が配当金です。株を持っていると、持ち株数に応じて定期的に配当金を受け取ることができます。多くの場合、年に1回または2回支払われ、企業によって金額や支払い時期は異なります。配当は企業からの「お礼」のようなもので、株を長く持ち続ける理由の一つになることがあります。

権利確定日

権利確定日とは、株式などの有価証券において、配当金や株主優待、新株予約権などの権利を得るために、株主として名簿に記載されている必要がある基準日を指します。つまり、この日までに株式を保有していることで、配当や優待などの権利を受け取る資格が確定します。 日本では一般的に、企業の決算期末(たとえば3月末や9月末)に設定されることが多く、投資家にとっては重要な節目となります。ただし、株式の受渡には数営業日かかるため、実際に株を購入しておくべき日は「権利付き最終日」と呼ばれ、権利確定日の2営業日前(※制度変更で取引所のルールにより変動あり)となっています。資産運用の現場では、配当利回りや優待の受け取り計画において、この日を正確に把握することが利益確保の鍵となります。

配当落調整金

配当落調整金とは、信用取引で空売りを行った投資家が、株主に支払われる配当と同等の金額を、株の貸し手に対して支払う必要があるお金のことです。通常、配当金は株を保有している投資家だけが受け取るものですが、空売りをしている場合、その株を誰かから借りて売っている状態なので、配当の権利日をまたぐと、本来配当を受け取るはずだった貸し手に対して「配当相当額」を支払うことになります。 この支払いが「配当落調整金」です。実際には証券会社が手続きを行い、空売りをしていた側から自動的に差し引かれます。配当分がコストとなるため、配当時期に空売りをする際は、この支払いの影響をしっかり考慮する必要があります。

逆日歩(ぎゃくひぶ)

逆日歩(ぎゃくひぶ)とは、信用取引における「空売り(信用売り)」を行う際に、証券会社などの貸株元から株式を借りるための追加的な費用のことです。正式には「品貸料(しながしりょう)」と呼ばれます。信用売りが多く、貸株の需要が供給を上回ると、株式を借りるためのコストが発生し、これが逆日歩として空売りを行っている投資家に課されます。 逆日歩は毎日変動する可能性があり、銘柄によっては非常に高額になることもあるため、空売りを行う際のリスク要因として特に注目されます。また、逆日歩が発生している銘柄は、信用売り残が多い=投資家の弱気が集まっているとも読み取れるため、踏み上げ(ショートスクイーズ)による急騰の前兆とされることもあります。 短期売買や信用取引を活用する資産運用において、逆日歩はコスト管理とリスク管理の両面で重要な概念です。

貸株料

貸株料とは、自分が保有している株式を証券会社などを通じて他の投資家に貸し出したときに受け取ることができる報酬のことです。貸し出した株は、主に空売りを行う投資家に使われることが多く、株主である自分はその見返りとして一定の料率に基づいた貸株料を受け取ります。 株を持っているだけでは得られない「インカムゲイン」の一種であり、株価の値上がり益や配当とは別に利益を得られる手段のひとつです。ただし、貸株中は株主としての権利(例:議決権や株主優待)を失う可能性があるため、利用する際は条件やリスクをよく確認することが大切です。

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