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厚生年金に18歳から加入している人は、損をしているのでしょうか。

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厚生年金に18歳から加入している人は、損をしているのでしょうか。

回答済み

1

2026/09/18 11:14


男性

30代

question

18歳から厚生年金に入っていると、まわりより長く保険料を払うことになるので損なのでしょうか。将来もらえる年金はその分増えるのか、国民年金だけの場合と何が違うのかを知りたいです。

answer

回答をひとことでまとめると...

18歳から厚生年金に加入しても一概に損ではなく、保険料負担の分、将来の厚生年金上乗せや保障の厚さにつながります。

佐々木 辰

38歳

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

18歳から厚生年金に加入していることは、単純に「損」とはいえません。厚生年金は保険料を長く払う分、将来の老齢厚生年金にも反映される仕組みだからです。

公的年金は、国民年金にあたる老齢基礎年金と、会社員などが加入する老齢厚生年金の2階建てです。厚生年金に加入している人は、国民年金にも加入している扱いとなり、将来は基礎年金に加えて厚生年金を受け取れます。

18歳からの厚生年金加入期間は、老齢厚生年金の計算に反映されます。そのため、同じ給与水準であれば、加入期間が長いほど将来の上乗せ部分は増えやすくなります。

一方、老齢基礎年金は原則20歳以降の加入期間が中心となるため、18〜19歳の期間がそのまま基礎年金を増やすわけではありません。

国民年金だけの場合と比べると、厚生年金は本人負担に加えて会社負担もあり、老後だけでなく障害年金や遺族年金の保障も手厚くなります。したがって、18歳から厚生年金に入っていることは「余分に払っている」のではなく、早くから将来の上乗せ年金を積み立てている状態と考えるのが適切です。

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関連する専門用語

厚生年金

厚生年金とは、会社員や公務員などの給与所得者が加入する公的年金制度で、国民年金(基礎年金)に上乗せして支給される「2階建て構造」の年金制度の一部です。厚生年金に加入している人は、基礎年金に加えて、収入に応じた保険料を支払い、将来はその分に応じた年金額を受け取ることができます。 保険料は労使折半で、勤務先と本人がそれぞれ負担します。原則として70歳未満の従業員が対象で、加入・脱退や保険料の納付、記録管理は日本年金機構が行っています。老後の年金だけでなく、障害年金や遺族年金なども含む包括的な保障があり、給与収入がある人にとっては、生活保障の中心となる制度です。

国民年金

国民年金とは、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が原則として加入しなければならない、公的な年金制度です。自営業の人や学生、専業主婦(夫)などが主に対象となり、将来の老後の生活を支える「老齢基礎年金」だけでなく、障害を負ったときの「障害基礎年金」や、死亡した際の遺族のための「遺族基礎年金」なども含まれています。毎月一定の保険料を支払うことで、将来必要となる生活の土台を作る仕組みであり、日本の年金制度の基本となる重要な制度です。

老齢基礎年金

老齢基礎年金とは、日本の公的年金制度の一つで、老後の最低限の生活を支えることを目的とした年金です。一定の加入期間を満たした人が、原則として65歳から受給できます。 受給資格を得るためには、国民年金の保険料納付済期間、免除期間、合算対象期間(カラ期間)を合計して10年以上の加入期間が必要です。年金額は、20歳から60歳までの40年間(480月)にわたる国民年金の加入期間に応じて決まり、満額受給には480月分の保険料納付が必要です。納付期間が不足すると、その分減額されます。 また、年金額は毎年の物価や賃金水準に応じて見直しされます。繰上げ受給(60~64歳)を選択すると減額され、繰下げ受給(66~75歳)を選択すると増額される仕組みになっています。 老齢基礎年金は、自営業者、フリーランス、会社員、公務員を問わず、日本国内に住むすべての人が加入する仕組みとなっており、老後の基本的な生活を支える重要な制度の一つです。

老齢厚生年金

老齢厚生年金とは、会社員や公務員などが厚生年金保険に加入していた期間に応じて、原則65歳から受け取ることができる公的年金です。この年金は、基礎年金である「老齢基礎年金」に上乗せされる形で支給され、収入に比例して金額が決まる仕組みになっています。つまり、働いていたときの給与が高く、加入期間が長いほど受け取れる年金額も多くなります。また、一定の要件を満たせば、配偶者などに加算される「加給年金」も含まれることがあります。老後の生活をより安定させるための重要な柱となる年金です。

厚生年金保険料

厚生年金保険料とは、被用者年金制度である厚生年金保険に加入することにより、将来の年金給付などを支える財源として負担する保険料を指します。 この用語は、給与明細の確認や社会保険制度の理解、老後の年金給付を考える場面で登場します。会社員や公務員など、雇用されて働く人が加入する厚生年金保険では、保険料が労使折半で負担される仕組みが採られています。そのため、個人が実感する負担額と、制度全体で拠出されている金額には差があり、表面上の天引き額だけでは全体像を把握しにくい点が特徴です。 厚生年金保険料についてよくある誤解は、「老後にもらえる年金額をそのまま積み立てているお金」だという理解です。しかし、厚生年金保険は積立貯金ではなく、現役世代が拠出した保険料をその時点の受給世代に給付することを基本とした社会保険制度です。将来受け取る年金額は、支払った保険料の単純な合計ではなく、制度全体の設計や加入期間などを前提に決まります。 また、厚生年金保険料は一律の金額が課されるものではなく、報酬水準に応じて算定されます。この点を理解していないと、昇給や賞与によって手取りが増えたにもかかわらず、保険料負担も同時に増える理由が分かりにくくなります。負担増は制度上の算定ルールによるものであり、特定の個人に対する調整や評価を意味するものではありません。 投資や家計管理の文脈では、厚生年金保険料は「自分で配分を決められない長期的な負担」として捉えられがちです。一方で、老後の基礎的な収入を制度として確保する仕組みの一部であり、リスク資産による運用とは異なる役割を持っています。保険料を単なるコストとして見るのではなく、どのような給付と結び付いている制度なのかを切り分けて理解することが重要です。 厚生年金保険料という用語は、年金制度の損得を判断するための言葉ではなく、被用者として働くことがどのように社会保障と結び付いているかを示す概念です。この位置づけを踏まえることで、保険料負担に対する過度な不安や誤解を避け、制度を冷静に捉えやすくなります。

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障害年金とは、病気やケガによって日常生活や就労に支障がある状態となった場合に、一定の条件を満たすと受け取ることができる公的年金の一種です。これは、老後に受け取る老齢年金とは異なり、まだ働き盛りの年齢であっても、障害の状態に応じて生活を支えるために支給されるものです。 受け取るためには、初診日の時点で年金制度に加入していたことや、一定の保険料納付要件を満たしていること、そして障害の程度が法律で定められた等級に該当することが必要です。障害年金には「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2種類があり、どの年金制度に加入していたかによって対象や支給額が異なります。これは障害を抱えながらも暮らしていく人の経済的な支えとなる大切な制度です。

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