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専業主婦が年金を受け取ることは「ずるい」「おかしい」と言われることがあるのは、なぜでしょうか?

専業主婦が年金を受け取ることは「ずるい」「おかしい」と言われることがあるのは、なぜでしょうか?

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2026/01/08 11:09


男性

50代

question

私は専業主婦として家庭を支えていますが、周りから「専業主婦が年金をもらえるのはおかしい」といった声を聞き不安になっています。制度の仕組みをよく知らないため、本当に受け取って問題ないのか、どういう理由で支給されているのかを専門家の方に分かりやすく教えていただきたいです。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

専業主婦が年金を受け取ることは制度上まったく問題なく、正当な権利として認められています。周囲から「おかしい」と言われることがありますが、これは制度の仕組みを誤解した意見であり、不安に感じる必要はありません。

日本の公的年金制度では、専業主婦は「第3号被保険者」として国民年金に加入している扱いになります。これは、配偶者が会社員や公務員として厚生年金に加入している場合、その保険料の中に家庭全体の基礎年金分が含まれる仕組みになっているためです。家庭として保険料を負担してきたことを前提に、夫婦双方が老後の年金を確保できるよう設計されています。

また、専業主婦の方が受け取るのは主に老齢基礎年金で、過去に会社員として働いていた期間があればその分の老齢厚生年金も上乗せされます。いずれも制度に基づき計算されるもので、本人の加入期間に応じて適正な金額が支給されます。

そもそも専業主婦にも年金が保障されているのは、家事・育児・介護など、賃金発生のない家庭内労働が社会にとって不可欠であるという考え方が背景にあります。外で働く人だけが老後保障を受ける仕組みでは、家庭を支えてきた側が無年金になるリスクが高く、制度として不公平が生じるためです。

したがって、適切に加入期間を満たしていれば、専業主婦が年金を受け取ることは当然の権利です。心配な場合は、ねんきん定期便などで加入記録を確認することで、より安心して老後の準備が進められます。

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厚生年金とは、会社員や公務員などの給与所得者が加入する公的年金制度で、国民年金(基礎年金)に上乗せして支給される「2階建て構造」の年金制度の一部です。厚生年金に加入している人は、基礎年金に加えて、収入に応じた保険料を支払い、将来はその分に応じた年金額を受け取ることができます。 保険料は労使折半で、勤務先と本人がそれぞれ負担します。原則として70歳未満の従業員が対象で、加入・脱退や保険料の納付、記録管理は日本年金機構が行っています。老後の年金だけでなく、障害年金や遺族年金なども含む包括的な保障があり、給与収入がある人にとっては、生活保障の中心となる制度です。

老齢基礎年金

老齢基礎年金とは、日本の公的年金制度の一つで、老後の最低限の生活を支えることを目的とした年金です。一定の加入期間を満たした人が、原則として65歳から受給できます。 受給資格を得るためには、国民年金の保険料納付済期間、免除期間、合算対象期間(カラ期間)を合計して10年以上の加入期間が必要です。年金額は、20歳から60歳までの40年間(480月)にわたる国民年金の加入期間に応じて決まり、満額受給には480月分の保険料納付が必要です。納付期間が不足すると、その分減額されます。 また、年金額は毎年の物価や賃金水準に応じて見直しされます。繰上げ受給(60~64歳)を選択すると減額され、繰下げ受給(66~75歳)を選択すると増額される仕組みになっています。 老齢基礎年金は、自営業者、フリーランス、会社員、公務員を問わず、日本国内に住むすべての人が加入する仕組みとなっており、老後の基本的な生活を支える重要な制度の一つです。

老齢厚生年金

老齢厚生年金とは、会社員や公務員などが厚生年金保険に加入していた期間に応じて、原則65歳から受け取ることができる公的年金です。この年金は、基礎年金である「老齢基礎年金」に上乗せされる形で支給され、収入に比例して金額が決まる仕組みになっています。つまり、働いていたときの給与が高く、加入期間が長いほど受け取れる年金額も多くなります。また、一定の要件を満たせば、配偶者などに加算される「加給年金」も含まれることがあります。老後の生活をより安定させるための重要な柱となる年金です。

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