国民健康保険料を確定申告すると、いくら戻るのでしょうか。
国民健康保険料を確定申告すると、いくら戻るのでしょうか。
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2026/02/24 13:44
男性
40代
国民健康保険料を支払っていますが、確定申告で社会保険料控除を申告すると、所得税・住民税がどの程度軽減され、結果としていくら還付されるのか知りたいです。
回答
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
国民健康保険料(国保)を確定申告で「社会保険料控除」に入れると、課税所得がその分減り、所得税・住民税が軽くなります。結論は「控除額×税率分だけ税金が減る」で、国保料そのものが戻るわけではありません。
目安は、住民税が原則一律10%減、所得税はあなたの税率(5〜45%)×1.021(復興特別所得税込み)だけ減ります。つまり税負担の減少=国保料×(住民税10%+所得税率×1.021)が概算です。
例えば、国保料10万円、所得税率10%なら約2.0万円(住民税1.0万+所得税約1.0万)軽減される計算です。
「還付額」は、すでに納めた所得税(源泉徴収・予定納税)があるかで決まります。源泉徴収がある会社員は還付になりやすく、納税が少ない人は還付より「納付が減る/翌年住民税が下がる」形になりがちです。
概算するには①年の国保支払額②所得税率③源泉徴収税額(または予定納税)を確認し、所得税の減額分が源泉徴収税額を上回らない範囲で還付が出ます。
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関連する専門用語
国民健康保険料
国民健康保険料とは、自営業の方やフリーランス、会社を退職した人などが加入する国民健康保険の費用として、自治体に支払うお金のことをいいます。医療費の一部を保険でまかなうための財源となり、所得や世帯構成、住んでいる自治体によって金額が変わります。資産運用を考える際には、毎年必ず発生する固定的な支出として把握しておくことが重要で、特に収入が増えた場合や転居した場合には保険料が変わることがあるため、家計全体の計画に組み込むことで資金管理がより安定しやすくなります。
社会保険料控除
社会保険料控除とは、健康保険、厚生年金、介護保険、雇用保険などの社会保険料を支払った場合に、その金額を所得から差し引くことができる所得控除の一種です。これは、納税者の生活を守る公的制度に協力しているという前提で、税負担を軽くするための仕組みです。 本人が支払った分だけでなく、配偶者や親族の保険料を本人が負担している場合にも控除の対象になります。会社員であれば給与から自動的に天引きされた社会保険料も対象となっており、年末調整や確定申告の際に自動的に反映されるケースが多いです。税額を計算する際の重要な調整要素となるため、税制の基本知識として知っておくと役立ちます。
課税所得
課税所得とは、個人や法人が一定期間内に得た収入から、法律に基づいて認められた各種控除や必要経費を差し引いた後の金額を指します。この金額に対して所得税や法人税などの税率が適用され、実際に納税すべき税額が計算されます。課税所得の計算方法は国や地域によって異なるため、具体的な控除項目や税率もそれに応じて変わります。 課税所得を計算する際には、まず総収入から非課税所得を除外します。その後、必要経費や特定の控除(例えば、標準控除、医療費控除、教育費控除など)を適用して課税対象となる所得を求めます。これにより、公正かつ実情に即した税額を算出し、納税者が収入に見合った税金を支払うことが可能となります。 課税所得の正確な把握と計算は、個人や企業の税務管理において非常に重要です。税法の変更に応じて控除額や計算方法が更新されることが多いため、適切な税務知識を持つこと、または専門の税理士などの助けを借りることが望ましいです。これにより、適切な税金の納付を確実に行い、法的な問題を避けることができます。
所得税率
所得税率とは、個人の所得に応じて課される税率のことです。日本では累進課税制度を採用しており、所得が多いほど高い税率が適用されます。所得が少ない人には低い税率、所得が多い人には高い税率を課すことで、負担の公平性を図る仕組みになっています。 資産運用における金融所得は、原則として「申告分離課税」が適用されます。株式や投資信託の売却益、上場株式や公募株式投資信託の配当・分配金、利子などは20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)で一律に課税され、給与所得などとは切り離して計算されます。これが投資家にとって基本のルールです。 一方で、すべての金融商品が分離課税になるわけではありません。たとえば、預貯金や国債・社債の利子は源泉分離課税(20.315%)ですが、非上場株式の配当や私募投信の分配金は総合課税扱いとなるケースがあります。外貨預金の為替差益も雑所得として総合課税に含まれるのが一般的です。また、仮想通貨(暗号資産)の売却益やFXの店頭取引以外の一部は「雑所得」となり、給与などと合算されて累進課税の対象になります。 つまり、金融商品といっても「すべて分離課税」とは限らず、総合課税に含まれるケースや雑所得扱いになるケースが存在します。投資家にとっては、自分が扱う商品の課税区分を正しく把握しておくことが重要です。分離課税を選べる場合でも、配当や利子についてはあえて総合課税を選び、配当控除を活用することで有利になることもあります。 税率を正しく理解しておけば、資産運用の手取り額を正しく見積もり、投資戦略や資金計画を立てる際に役立ちます。以下は、課税される所得金額に応じた所得税率の早見表です。 | 課税される所得金額 | 税率 | 控除額 | | --- | --- | --- | | 1,950,000円以下 | 5% | 0円 | | 1,950,001円~3,300,000円以下 | 10% | 97,500円 | | 3,300,001円~6,950,000円以下 | 20% | 427,500円 | | 6,950,001円~9,000,000円以下 | 23% | 636,000円 | | 9,000,001円~18,000,000円以下 | 33% | 1,536,000円 | | 18,000,001円~40,000,000円以下 | 40% | 2,796,000円 | | 40,000,001円以上 | 45% | 4,796,000円 | 課税所得がどの区分に当たるかを確認し、税率をかけた後に控除額を差し引くことで、所得税額を算出できます。例えば、課税所得が500万円の場合、税率20%が適用され、500万円×20%=100万円から控除額427,500円を差し引き、所得税は572,500円となります。 このように、基本は分離課税で一律の税率が適用される金融所得であっても、総合課税や雑所得として累進課税が関わる金融商品もあります。投資家にとっては、自分の所得水準と保有商品ごとの課税方式を踏まえて、どの申告方法が有利かを比較検討することが大切です。
還付金
還付金とは、給与や年金などから源泉徴収された税額、または自分で納付した税額が、確定申告による再計算の結果、実際に負担すべき税額を上回っている場合に、国や自治体から納税者へ返還されるお金のことです。 医療費控除や住宅ローン控除などを適用すると税額が減り過払いが生じやすく、還付申告や更正の請求を通じて手続きを行うと、指定した金融機関口座に振り込まれます。 振込時期は申告方法や混雑状況によって異なりますが、e-Taxでマイナンバーカードと電子署名を用いて提出すると審査がスムーズになり、受取までの期間を短縮できる傾向があります。
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