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投資の用語ナビ - か行 -

資産運用で使われる専門用語を、わかりやすく整理した用語集です。単なる定義ではなく、使われる場面や用語同士の関係まで解説し、判断の前提となる理解を整えます。

Terms

基本手当日額

基本手当日額は、失業手当として一日に受け取ることができる金額のことで、退職前の収入をもとに算出されます。賃金日額と呼ばれる基準となる金額に一定の割合を掛けて求められ、年齢や収入によって上限や下限が設けられています。この金額が決まることで、支給される失業手当の総額や生活設計の見通しが具体的になります。資産運用の観点では、収入が一時的に減る失業期間をどのように乗り切るかを考えるうえで重要な指標となり、生活費の確保や投資の継続性を見極めるための判断材料になります。

QQQM(Invesco NASDAQ 100 ETF)

QQQMとは、米国の資産運用会社インベスコ(Invesco)が運用するETF(上場投資信託)の名称で、正式には「Invesco NASDAQ 100 ETF」といいます。これは、ナスダック100指数(NASDAQ-100 Index)に連動する運用成果を目指すETFで、アップルやマイクロソフト、アマゾンなど、主に米国のテクノロジー企業を中心とする大型株100銘柄で構成されています。似たETFに「QQQ」がありますが、QQQMはそれよりも信託報酬が低く、長期投資家向けに設計されている点が特徴です。QQQMは日本の証券会社からも購入でき、米国株式市場の成長を取り込む手段として、資産形成の中核に据えられることも多いETFです。初心者でも購入しやすく、米国テクノロジー企業への分散投資を手軽に行いたい方に人気があります。

国内債券

国内債券とは、日本国内の発行体、たとえば国(国債)や地方自治体(地方債)、企業(社債)などが、日本円で発行する債券のことです。投資家はこの債券を購入することで、発行体にお金を貸す形となり、一定期間後に元本が返済されるとともに、あらかじめ定められた利息を受け取ることができます。株式と比べて価格の変動が小さく、安定した収益が期待できるため、リスクを抑えたい方や資産を安定的に運用したい方に向いています。特に、日本国内の金利や信用状況に基づいて運用されるため、為替リスクがない点も安心材料の一つです。一般に、安全性の高い国債から、ややリスクがある企業の社債まで幅広い選択肢があります。

海外株式

海外株式とは、アメリカやヨーロッパ、アジアなど日本国外の証券取引所に上場している企業の株式のことを指します。たとえば、アップルやマイクロソフトなどの米国企業の株式も海外株式に該当します。世界中の成長企業に投資できることが大きな魅力で、日本経済だけでなく、グローバルな経済成長の恩恵を受けることができます。一方で、米ドルやユーロなど外貨で取引されるため、為替レートの変動による影響を受けるリスクもあります。また、情報が英語中心であるため、情報収集に少し工夫が必要な場面もありますが、証券会社によっては日本語でのサポートやレポートも充実してきています。分散投資の一環として、国内株式と組み合わせて保有されることが多い資産です。

国内株式

国内株式とは、日本国内の証券取引所、主に東京証券取引所などに上場している日本企業の株式のことを指します。投資家がこれらの株式を購入することで、企業のオーナーの一部となり、配当金や株価の値上がり益を得ることができます。国内株式は、日本円で取引され、経済状況や為替リスクの影響を比較的受けにくいため、初めての投資先として選ばれることも多いです。また、ニュースや情報が日本語で得やすく、企業の動向も身近に感じられるという利点があります。一方で、国内市場の経済成長に依存するため、成長性を求める場合には海外株式と組み合わせることも検討されます。

危険保険料

危険保険料とは、保険契約者が支払う保険料のうち、実際に保険金の支払いに充てられる部分のことを指します。たとえば生命保険であれば、被保険者が亡くなったときに保険会社が遺族に支払う保険金の財源となる部分です。これは「純保険料」とも呼ばれ、保険本来の保障に必要なコストを表しています。この金額は、年齢、性別、健康状態などのリスク要因に基づいて計算され、契約者ごとに異なることがあります。危険保険料とは別に、保険会社の事務経費や営業経費などをまかなう「付加保険料」もあり、両方を合わせたものが実際に支払う保険料となります。危険保険料は保険の仕組みを理解するうえでの基礎的な概念の一つです。

固定資産売却益

固定資産売却益とは、会社が保有している建物や機械、土地などの長く使う目的で持っている資産を売却したときに、売却額がそれまで帳簿に記録されていた価値より高かった場合に生じる利益のことです。この利益は本業の売上とは別の性質を持ち、臨時的に発生するものとして扱われます。投資の視点では、企業がどのような理由で資産を売却し、その結果どの程度の利益が出たのかを知ることで、企業の財務状況や経営判断をより深く理解する手がかりになります。

加算率

加算率とは、主に保険商品や年金商品で使われる考え方で、基本となる金額にどれだけ上乗せして増やすかを示す割合のことです。この割合が高いほど、将来受け取る金額が大きくなる可能性があります。たとえば、保険会社が運用成果に応じて契約者へ追加の金額を反映させる場合や、年金で受取額を増やすために用いられることがあり、商品ごとの条件や市場環境によって変わります。投資初心者の方にとっては、加算率がどのように決まり、どのように受取額に影響するのかを理解することで、より自分に合った商品を選ぶ判断材料になります。

減損損失

減損損失とは、企業が持っている建物や設備などの固定資産が、当初期待していたほど利益を生み出せなくなると判断されたときに、その資産の価値を下げて記録し直すことで生じる損失のことです。市場環境の変化や需要の減少、技術の進歩などによって資産の価値が大きく下がる場合に行われ、実際の経済的価値に帳簿を近づけるための処理です。投資家にとっては、減損が発生した背景を知ることで企業の事業環境や収益力の変化を読み解く手がかりになります。

金融所得

金融所得とは、預金の利子、株式の配当、投資信託の分配金、債券の利息、株式や投資信託の売却益など、金融商品から得られる所得のことをいいます。つまり、働いて得る「給与所得」とは異なり、お金を運用して得られる利益を指します。これらの所得は、原則として「申告分離課税」という制度のもとで、他の所得とは分けて税金が計算されます。たとえば、株式や投資信託の売却益には約20%の税率が適用され、証券会社を通じて源泉徴収されるのが一般的です。金融所得は、資産運用を行ううえで非常に重要な概念であり、税金の仕組みを理解しておくことで、より効率的な運用が可能になります。また、NISA(少額投資非課税制度)などを利用すれば、この金融所得にかかる税金を軽減または非課税にすることもできます。

期待利回り

期待利回りとは、ある投資から将来得られると予想される収益の割合を示す指標です。これは「この投資をすると、平均してこれくらいの利益が見込めます」という目安を表すもので、実際の利益が必ずしもその数値になるわけではありません。過去の実績や将来の経済状況、リスクなどを考慮して算出されるため、投資判断の材料のひとつとして使われます。たとえば、株式や債券などを選ぶ際に、どちらの方がリターンが見込めるかを比較するために活用されます。初心者にとっては、リターンだけでなくリスクも含めて投資先を判断するための基本的な考え方の一つです。

雇用保険被保険者証

雇用保険被保険者証とは、雇用保険に加入していることを証明するための公的な書類のことです。会社に雇われて働く人が雇用保険に加入すると、ハローワーク(公共職業安定所)から発行されます。この証書には「雇用保険被保険者番号」が記載されており、転職した場合でもその番号を引き継いで使うことができます。つまり、働く人がどの職場にいても、雇用保険上は同じ個人として管理される仕組みになっています。主に、転職先での雇用保険加入手続きや、失業手当の申請、職業訓練受講時の手当申請などに必要です。普段は勤務先が保管していることが多いですが、退職時には本人に返却されるため、次の就職や手続きのために大切に保管することが重要です。

雇用契約書

雇用契約書とは、会社と従業員の間で取り交わされる契約書で、働く条件やルールなどを明確に記載した文書のことです。たとえば、仕事の内容、勤務地、勤務時間、給料、休日、雇用期間などが書かれており、雇う側と働く側の双方が内容に合意することで成立します。 法的な効力を持ち、トラブルを防ぐためにも非常に重要な書類です。特に初めて就職する人にとっては、自分の働く条件が正確にどうなっているのかを確認するうえでの大切な手がかりになります。また、契約期間の定めがあるかないかによって、将来の働き方や収入の安定性にも影響を与えることがあります。

雇用保険料

雇用保険料とは、雇用保険の制度を運営するために、労働者と事業主(会社)が負担して支払う保険料のことです。この保険料は、失業したときに受け取る「失業手当」や、職業訓練中の「受講手当」などの給付金の財源となります。会社に勤めている人は、毎月の給与から雇用保険料が自動的に天引きされ、会社側も一定割合を負担します。保険料率は国によって定められており、景気の動向や失業率に応じて毎年見直されることがあります。自営業者は原則として雇用保険の対象外ですが、特定の条件を満たす「特例制度」を利用できる場合もあります。雇用保険料を支払うことは、将来の働き方や収入の変化に備える「安心のための社会的な仕組み」として重要な意味を持っています。

契約応当日

契約応当日とは、投資信託や保険、定期預金などの金融商品を契約した日にちと、同じ日付が毎月あるいは毎年訪れることを指す言葉です。この日は、契約の管理や運用に関するさまざまな処理の基準日となります。たとえば、毎月の分配金の受け取りや保険料の支払い、利息の計算などがこの日を基準に行われることがあります。ただし、応当日が存在しない月(たとえば31日に契約した場合の2月など)は、金融機関が定める別の日が応当日とされることもあります。契約内容を正しく理解し、資産運用をスムーズに行うためには、この日を把握しておくことが大切です。

減免制度

減免制度とは、経済的な事情などにより税金や保険料を全額または一部支払うことが難しいと判断された場合に、その支払いの一部または全部を免除してもらえる制度です。資産運用の分野では、特に国民年金保険料の減免制度がよく知られています。たとえば、失業や収入の著しい減少があった場合、申請をすれば保険料の納付が猶予されたり、支払い義務が軽減されたりすることがあります。減免を受けた期間も、将来の年金受給資格に一定の影響を及ぼすことがありますが、まったく支払っていないよりは受給資格の維持に役立つ場合が多いです。経済的に厳しい状況でも、制度を利用することで最低限の社会保障を確保しながら、将来に備えることが可能となります。

経常利益

経常利益とは、企業が本業の活動を中心に、通常の経営を行う中で得た利益のことを指します。売上高から商品の仕入れや人件費、販売費や一般管理費などの経費を差し引き、そのうえで本業以外の継続的な収益(たとえば受取利息や配当金など)を加え、支払利息などの費用を引いた後に残る利益です。つまり、企業の「通常の経営活動の実力」を測るための指標であり、企業の本質的な収益力を判断する際に重要な数字となります。経常利益が安定している企業は、本業が順調であり、経営が安定していると考えられます。

貸金業法

貸金業法とは、消費者金融やクレジットカード会社、事業者向け融資を行う貸金業者などが、適正かつ公正な貸付業務を行うためのルールを定めた日本の法律です。この法律は、借り手が過剰な借金を抱えないように保護することと、貸し手の健全な運営を確保することを目的としています。主な内容としては、貸金業者の登録制度、上限金利の規制、借入額の制限(総量規制)、広告や取立て行為のルールなどが定められています。特に総量規制は、個人が年収の3分の1を超える金額を借りられないようにするもので、無理な借入れによる多重債務を防ぐ役割を果たしています。貸金業法は、借り手と貸し手の信頼関係を守るための重要な法律といえます。

後見・保佐・補助

後見・保佐・補助とは、判断能力が不十分な方を法律的に支援する制度であり、成年後見制度の3つの類型を指します。これは主に高齢者や障がいを持つ方の財産管理や契約行為をサポートする仕組みです。「後見」は本人の判断能力がほとんどない場合に適用され、代理人(成年後見人)が広範囲にわたって本人の代わりに行動します。「保佐」はある程度判断能力はあるものの、不十分な方に対し、重要な契約などについて保佐人が同意や代理を行います。「補助」は判断能力が一部だけ不十分な方に対して適用され、必要に応じて特定の行為について補助人が関与します。これらは本人の意思を尊重しながら、財産の保護と適正な資産運用を実現するための制度です。

鑑定

鑑定とは、専門的な知識を持つ医師や専門家が、ある人の判断能力や精神状態について客観的に評価し、その結果を文書で示すことをいいます。成年後見制度を利用する際に、本人に後見・保佐・補助などの支援が必要かどうかを判断するため、家庭裁判所が医師による鑑定を求めることがあります。特に、本人の判断能力がどの程度かを正確に把握することは、適切な支援の種類を決める上でとても重要です。鑑定は、申立ての際に必ず必要というわけではありませんが、家庭裁判所が必要と判断した場合には実施されます。その結果をもとに、裁判所が後見人等の選任や支援内容の決定を行います。資産運用や財産管理の支援が必要なケースでは、本人の意思能力を明確にするための基礎資料となります。

後見制度支援信託

後見制度支援信託とは、成年後見制度を利用している方の財産を、より安全に管理するために活用される信託の仕組みです。具体的には、家庭裁判所の関与のもと、本人の財産の一部を信託銀行などに信託し、必要なときにだけ引き出せるようにすることで、不適切な使い込みや管理ミスを防ぎます。通常、日常生活に必要な資金は成年後見人が管理し、残りのまとまった金額は信託財産として信託銀行などで保管されます。引き出すには家庭裁判所の指示が必要となるため、本人の財産がしっかりと守られます。これは特に、親族などが成年後見人になるケースで、信頼性と透明性を高めるために利用されることが多く、資産保護の観点から非常に有効な仕組みです。

家計簿

家計簿とは、毎日の収入や支出を記録して、家計の状況を整理・把握するためのノートやアプリのことを指します。お金の流れを「見える化」することで、無駄な支出に気づいたり、貯蓄の目標を立てたりすることができます。紙のノートに手書きする方法から、スマートフォンアプリや家計簿ソフトを使うデジタル管理まで、さまざまな形があります。家計簿を続けることで、自分の支出傾向を把握しやすくなり、節約や資産形成の基礎を築くことができます。また、特別費や貯蓄率を含めて管理すれば、より長期的で安定したマネープランを立てることが可能になります。

過払い金

過払い金とは、本来支払う必要がなかった利息を、法律で定められた上限を超えて支払ってしまった場合に、その超過分として返還を請求できるお金のことです。主に、クレジットカードのキャッシングや消費者金融のローンなどで、かつて高い金利が設定されていた時期に発生しました。 法律改正前の「グレーゾーン金利」と呼ばれる部分が対象となるケースが多く、後から返還請求をすることで、支払った利息の一部または全額が戻ってくることがあります。近年では法整備が進み、新たに過払い金が発生することは少なくなりましたが、過去に高金利で借入をしていた人にとっては、確認しておく価値のある重要な概念です。

国民皆保険制度

国民皆保険制度とは、日本に住むすべての人が、公的な医療保険に必ず加入しなければならないという仕組みです。この制度のおかげで、誰でも収入や職業に関係なく、病気やけがをしたときに医療サービスを受けることができます。たとえば、病院での診察や治療にかかる費用の多くは保険でカバーされ、自己負担は原則として3割程度に抑えられています。 これは、安心して暮らすための社会的なセーフティネットであり、健康が損なわれたときでも経済的な負担を最小限に抑える役割を果たしています。資産運用を考える上でも、万が一の医療費がある程度予測できるという点で、家計管理における大切な前提のひとつとなります。

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