出生後休業支援給付金の申請方法や対象者を教えて下さい。また申請書類や期限などの注意点も知りたいです。

出生後休業支援給付金は、2025年4月から始まる新制度で、雇用保険の被保険者が対象です。子の出生直後に両親がそれぞれ通算14日以上の育児休業を取ると、既存の育児休業給付（賃金の67％）に13％が上乗せされ、最大で賃金の80％が支給されます。

社会保険料の免除や非課税を考慮すると、実質的に休業前と同程度の手取りが確保できる仕組みです。配偶者が無職や自営業、公務員などで育休を取れない場合は、本人だけでも対象となります。

申請は勤務先を通じてハローワークへ行い、「育児休業給付受給資格確認票・出生後休業支援給付金支給申請書」で手続きします。配偶者が雇用保険加入者の場合は被保険者番号、公務員の場合は承認通知の写し、育休を取れない場合はその事実を証明する書類を添付します。

申請期限は、出生時育児休業給付金と合わせて申請する場合は育休開始から2か月以内、育児休業給付金と併せる場合は開始から4か月以内が目安です。

育休期間中に通算14日未満しか休まなかったり、対象期間外に取得した日が多い場合は支給対象外になるため注意が必要です。手続きは勤務先の人事担当者と早めに相談し、出産予定日からのスケジュールを確実に管理することが大切です。

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