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「退職金」「DB」「DC」の違いを教えて下さい。
回答済み
1
2026/07/15 12:02
男性
50代
退職金制度には、企業が給付額を約束する確定給付企業年金(DB)や、掛金を拠出し運用成果により受取額が変動する確定拠出年金(DC)などがありますが、それぞれの仕組みやリスク負担、受取方法、税制上の扱いはどのように異なるのでしょうか。
回答をひとことでまとめると...
退職金・DB・DCは、給付額の決まり方と運用リスクの負担者が異なります。DBは会社が給付を約束し、DCは本人の運用成果で受取額が変わる制度です。税制や受取方法も含めて比較しましょう。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
退職金制度は、会社が退職時に支給する退職一時金のほか、確定給付企業年金(DB)や確定拠出年金(DC)などで構成されます。比較の軸は、給付額の決まり方、運用リスクの負担者、受取方法、税制上の扱いです。
DBは、会社が一定の給付水準を約束する制度です。給付額は勤続年数や給与、制度規程などに基づいて決まり、運用は主に会社側が担います。運用成果が悪化した場合の不足リスクも原則として会社側が負うため、従業員にとっては将来の受取額を見通しやすい制度といえます。
一方、DCは会社または本人が掛金を拠出し、加入者自身が運用商品を選ぶ制度です。受取額は掛金と運用成果によって変わるため、運用が好調なら資産を増やせる可能性がありますが、元本割れなどのリスクは加入者が負います。
受取方法は、一時金、年金、または併用が一般的です。税制上は、一時金で受け取る場合は退職所得控除、年金形式では公的年金等控除の対象となるのが基本です。ただし、他の退職金との合算や受取時期によって税負担は変わります。
DBは「会社が給付を約束する安定型」、DCは「自分で運用成果を引き受ける自助努力型」と整理できます。勤務先の制度規程、想定受取額、税金、老後資金計画を合わせて確認することが大切です。
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“退職金の手取り額は、平均でどの程度ですか?”
A. 退職金の手取り額は、退職所得控除と1/2課税により税負担が抑えられるため、額面より大きく減るとは限りません。勤続年数、支給額、一時金か年金かで差が出るため、条件別の確認が重要です。
2026.07.15
“退職金の受け取り方で、おすすめの方法を教えて下さい。”
A. 退職金は、節税を重視するなら一時金、毎月の生活費確保を重視するなら年金形式が基本です。税金・社会保険料・資金計画を比較して選ぶことが重要です。
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“確定拠出年金と退職金制度の違いについて教えてください。”
A. 確定拠出年金は自分で運用する積立型、退職金制度は会社が準備・支給する制度です。運用責任や転職時の扱い、税制面が大きく異なり、老後資金形成への影響も異なります。
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“確定拠出年金は、退職金の代わりとなる制度ですか?”
A. 確定拠出年金は退職金そのものではなく、老後資金を準備する私的年金制度です。企業型DCは退職給付の一部、iDeCoは自助努力の中核であるため、退職金の代替ではなく補完として捉えることが重要です。
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“退職金と確定拠出年金は両方もらえるのでしょうか?注意点があれば教えて下さい”
A. 退職金と企業型DCは両方受給できますが、受け取り方で税金が大きく変わります。一時金か年金か、時期の調整で手取りが変わるため、事前の設計が重要です。
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“企業年金と退職金は両方もらえるのでしょうか?iDeCoのように年金か一時金を選ぶ必要がありますか?”
A. 企業年金と退職金は別制度のため、両方受け取れます。iDeCoのような全体での選択制ではなく、各制度ごとに一時金か年金かを選べます。
関連する専門用語
確定給付企業年金 (DB)
確定給付型企業年金(DB)とは、企業が従業員の退職後に受け取る年金額を保証する企業年金制度です。あらかじめ決められた給付額が支払われるため、従業員にとっては将来の見通しが立てやすいのが特徴です。DBには規約型と基金型の2種類があります。規約型は、企業が生命保険会社や信託銀行などの受託機関と契約し、受託機関が年金資産の管理や給付を行う仕組みです。基金型は、企業が企業年金基金を設立し、その基金が資産を運用し、従業員に年金を給付する仕組みです。確定拠出年金(DC)との大きな違いは、DBでは企業が運用リスクを負担する点であり、運用成績にかかわらず従業員は決まった額の年金を受け取ることができます。一方、DCでは従業員自身が運用を行い、将来受け取る年金額は運用成績によって変動します。DBのメリットとして、従業員は退職後の給付額が確定しているため安心感があることが挙げられます。また、企業にとっては従業員の定着率向上につながる点も利点となります。しかし、企業側には年金資産の運用成績が悪化した場合に追加の負担が発生するリスクがあるため、財務的な影響を考慮する必要があります。
確定拠出年金(DC)
確定拠出年金(DC)は、毎月いくら掛金を拠出するかをあらかじめ決め、その掛金を自分で運用して増やし、将来の受取額が運用成績によって変わる年金制度です。会社が導入する企業型と、自分で加入する個人型(iDeCo)の二つがあり、掛金は所得控除の対象になるため節税効果があります。 運用対象は投資信託や定期預金などから選べ、運用益も非課税で再投資される仕組みです。60歳以降に年金や一時金として受け取れますが、途中で自由に引き出せない点に注意が必要です。老後資金を自ら準備し、運用の成果を自分の年金額として受け取る「自助努力型」の代表的な制度となっています。
運用リスク
運用リスクとは、投資の成果が期待通りにならず、損失が発生する可能性を指します。市場の変動や経済情勢の変化、ファンドマネージャーの判断ミスなどが要因となります。運用リスクを軽減するためには、資産を分散して投資することが効果的です。
退職所得控除
退職所得控除とは、退職金を受け取る際に税金を軽くしてくれる制度です。長く働いた人ほど、退職金のうち税金がかからない金額が大きくなり、結果として納める税金が少なくなります。この制度は、長年の勤続に対する国からの優遇措置として設けられています。 控除額は勤続年数によって決まり、たとえば勤続年数が20年以下の場合は1年あたり40万円、20年を超える部分については1年あたり70万円が控除されます。最低でも80万円は控除される仕組みです。たとえば、30年間勤めた場合、最初の20年で800万円(20年×40万円)、残りの10年で700万円(10年×70万円)、合計で1,500万円が控除されます。この金額以下の退職金であれば、原則として税金がかかりません。 さらに、退職所得控除を差し引いた後の金額についても、全額が課税対象になるわけではありません。実際には、その半分の金額が所得とみなされて、そこに所得税や住民税がかかるため、税負担がさらに抑えられる仕組みになっています。 ただし、この退職所得控除の制度は、将来的に変更される可能性もあります。税制は社会情勢や政策の方向性に応じて見直されることがあるため、現在の内容が今後も続くとは限りません。退職金の受け取り方や老後の資産設計を考える際には、最新の制度を確認することが大切です。
公的年金等控除
公的年金等控除とは、年金を受け取っている人の所得税や住民税を計算する際に、年金収入から一定額を差し引ける控除制度です。これにより課税対象となる金額が減り、税負担を軽減できます。 対象となるのは、国民年金・厚生年金・共済年金などの「公的年金」に限られます。これらは所得税法上の「公的年金等」に分類され、控除の対象となります。 一方で、iDeCo(個人型確定拠出年金)や企業型DC、個人年金保険などは、たとえ年金形式で受け取ったとしても税法上は「公的年金等」に該当せず、公的年金等控除の対象外です。これらは「雑所得(その他)」として課税されます。 控除額は受給者の年齢と年金収入の額に応じて異なり、特に65歳以上の高齢者には手厚い控除が設けられています。 | 年齢 | 公的年金等の収入額 | 控除額 | | --- | --- | --- | | 65歳未満 | 130万円以下 | 60万円 | | | 130万円超〜410万円以下 | 収入額 × 25% + 37.5万円 | | | 410万円超〜770万円以下 | 収入額 × 15% + 78.5万円 | | | 770万円超 | 一律195.5万円 | | 65歳以上 | 330万円以下 | 110万円 | | | 330万円超〜410万円以下 | 収入額 × 25% + 27.5万円 | | | 410万円超〜770万円以下 | 収入額 × 15% + 68.5万円 | | | 770万円超 | 一律195.5万円 | たとえば、65歳以上で年金収入が250万円であれば、110万円の控除が適用され、課税対象となる所得は140万円に圧縮されます。
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“退職金の手取り額は、平均でどの程度ですか?”
A. 退職金の手取り額は、退職所得控除と1/2課税により税負担が抑えられるため、額面より大きく減るとは限りません。勤続年数、支給額、一時金か年金かで差が出るため、条件別の確認が重要です。
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A. 退職金は、節税を重視するなら一時金、毎月の生活費確保を重視するなら年金形式が基本です。税金・社会保険料・資金計画を比較して選ぶことが重要です。
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