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配偶者居住権は、相続税の対象ですか?
回答済み
1
2026/09/11 10:57
男性
60代
配偶者居住権は、相続で取得した場合に相続税の課税対象になるのでしょうか。評価方法や課税のタイミング、通常の不動産相続との違いが分かりにくく、どのように税額に反映されるのか知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
配偶者居住権は相続税の課税対象です。建物・土地の所有権と分けて評価し、居住権の価値を相続財産に反映して税額を判断します。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
配偶者居住権は、相続税の課税対象になります。配偶者が自宅の所有権ではなく「住み続ける権利」を取得する場合でも、その権利には経済的価値があるため、相続財産として評価されます。
評価では、建物の相続税評価額、耐用年数、経過年数、配偶者居住権の存続期間、法定利率による現在価値などをもとに算定します。土地についても、配偶者居住権に基づく敷地利用権として評価し、建物や土地の所有権部分とは分けて扱います。
通常の不動産相続では、建物・土地を取得した人に評価額がまとまって帰属します。一方、配偶者居住権を設定すると、配偶者は居住権、子などは負担付き所有権を取得する形となり、評価額が分かれます。
そのため、配偶者が住まいを確保しながら、預貯金など他の財産を受け取りやすくなる場合があります。ただし、相続税額や遺産分割への影響は家族構成や財産内容で変わるため、評価額と税額をあわせて確認することが大切です。
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関連する専門用語
配偶者居住権
配偶者居住権とは、被相続人(亡くなった人)が所有していた住まいに、その配偶者が相続後も引き続き住み続けることができる法的な権利です。これは2020年の民法改正によって新しく設けられた制度で、特に高齢の配偶者が安心して暮らし続けられるようにするための仕組みです。 たとえば、自宅の所有権は子どもなど他の相続人が相続したとしても、配偶者は自分の生活の場を奪われることなく、その家に住み続けることができます。この権利は、財産分けの方法を柔軟にし、残された配偶者の生活を守る役割を果たします。資産運用や相続対策を考えるうえでも重要なポイントとなります。
相続税評価額
相続税評価額とは、亡くなった方の財産を相続する際に、その財産がいくらの価値があるかを税務上で計算した金額のことです。 この金額を基にして、相続税がいくらになるかが決まります。現金や預金はそのままの金額で評価されますが、不動産や株式などは国が定めた評価方法に基づいて計算されるため、実際の市場価格とは異なることがあります。 たとえば、不動産は「路線価」や「固定資産税評価額」を用いて算出されるため、相場よりも低くなる場合もあります。この評価額を正しく把握しておくことで、相続税の対策や資産の分配を円滑に行うことができます。
相続財産
相続財産とは、被相続人(亡くなった方)が死亡時点で保有していた財産のうち、法律上相続の対象となるものを指します。 具体的には、現金や預貯金、不動産、株式、車、貴金属などのプラスの財産だけでなく、借金やローン、保証債務といったマイナスの財産も含まれます。 相続人は、これらの財産すべてを一括して引き継ぐ「単純承認」だけでなく、財産の範囲内で債務を引き継ぐ「限定承認」や、相続自体を放棄する「相続放棄」などの選択も可能です。 なお、生命保険金や死亡退職金など、一定の財産は「相続財産」に含まれず、相続税の計算上も特別な扱いになることがあります。 相続財産を正しく把握することは、遺産分割協議や相続税申告を円滑に進めるうえで、最初の重要なステップとなります。
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