専門用語解説
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ティッカーコード(ティッカーシンボル)
ティッカーコードとは、証券取引所に上場している株式やETFなどの銘柄を識別するために使われる英数字の略称のことで、正式には「ティッカーシンボル」とも呼ばれます。たとえば、アップル社は「AAPL」、トヨタ自動車は「7203」のように、それぞれ固有のコードが割り当てられています。 投資家や取引システムが銘柄を迅速かつ正確に識別し、売買を行うために不可欠な記号です。日本では数字のみ、米国ではアルファベットが一般的に使われます。証券会社の検索やニュースでも頻繁に使用され、取引の効率化に大きく貢献しています。
TIPS
TIPSとは、「Treasury Inflation-Protected Securities」の略で、アメリカ財務省が発行するインフレ連動国債のことです。日本のJGBiと同様に、物価上昇に応じて元本や利子の額が調整されるしくみになっており、投資家がインフレから資産の実質価値を守るために利用します。 TIPSの最大の特徴は、米国の消費者物価指数(CPI)に連動して元本が増減する点です。利率(クーポン)は固定ですが、元本が物価に応じて変動するため、利息の金額も自動的に調整されます。物価が上がれば元本と利息の両方が増え、逆に物価が下がれば元本が減ることもありますが、TIPSには元本保証があるため、満期時には最低でも額面金額が返済されます。 資産運用の分野では、TIPSはインフレ対策として広く利用されており、米国の物価や実質金利、インフレ期待を読み解くための手がかりとしても活用されます。特にインフレが意識される局面では、債券ポートフォリオの中でリスクを抑えつつ実質リターンを確保する手段として注目されます。
抵当権(モーゲージ)
抵当権とは、債権者(お金を貸した側)が、債務者(お金を借りた側)から返済を受けられない場合に備えて、不動産などの特定の財産を担保に取り、その財産を競売にかけて優先的に弁済を受けることができる権利のことです。たとえば住宅ローンを借りる際、銀行は融資の対象となる不動産に抵当権を設定します。 債務者が返済を滞らせた場合、金融機関はその不動産を差し押さえて競売にかけ、売却代金から返済を受けることができます。抵当権は通常、登記によって第三者にも対抗できるようにされ、担保の信頼性を高めています。債務の履行がある限り物件は自由に使用・居住できるため、債務者の不利益を最小限に抑えつつ、債権者の回収権を保護する仕組みです。
抵当権抹消登記
抵当権抹消登記とは、不動産に設定されていた抵当権を正式に取り消すために行う登記手続きのことを指します。抵当権とは、たとえば住宅ローンのような借金をした際に、返済ができなくなった場合に備えて銀行などが不動産に設定する担保の権利です。 ローンを完済しても、そのままでは登記簿上に抵当権が残っているため、不動産を売却したり、別の担保に使ったりするには「抹消登記」をしておく必要があります。この手続きをしないと、たとえ借金が終わっていても、他人から見るとまだ抵当権が残っている状態に見えてしまいます。 抵当権抹消登記を行うには、金融機関から発行される「登記原因証明情報」などの必要書類をそろえ、法務局で手続きを行います。不動産を完全に自分のものとして扱えるようにするために、忘れずに行いたい重要な手続きです。
デイトレード
デイトレードとは、株式や為替などの金融商品を1日のうちに売買して利益を得ようとする投資手法のことをいいます。朝に買った銘柄をその日のうちに売るなど、取引をその日の間に完結させるのが特徴です。 値動きの小さな差を狙って頻繁に売買を行うため、相場の変化にすばやく対応できる判断力や経験が求められます。長期的な成長を狙う投資とは異なり、短期間での利益を目指すため、リスクも高くなりがちです。そのため、初心者の方には注意が必要で、まずは相場の仕組みをよく理解したうえで取り組むことが大切です。
定年後再雇用
定年後再雇用とは、会社の定年年齢を迎えた社員が、その後も同じ会社で働き続けられる制度のことを指します。多くの場合、雇用形態や給与体系は定年前とは異なりますが、これまでの経験やスキルを活かして働ける場が提供されます。年金の受給開始時期との調整や、生活費の確保、社会とのつながり維持などを目的に利用されることが多く、定年後の働き方を柔軟に選べる仕組みとして注目されています。
定年退職
定年退職とは、企業や組織があらかじめ定めている年齢に達した従業員が、その年齢をもって職務を離れることを指します。日本では一般的に60歳から65歳の間に設定されており、労働契約が終了する節目として扱われます。定年退職は、単なる雇用の終わりではなく、長年の勤務を終えて新しい人生のステージへ移行する機会でもあります。そのため、多くの方が退職金や年金を受け取り、老後資金の運用や生活設計を見直すタイミングとして重要な意味を持ちます。資産運用の観点からは、定年退職前後で収入構造が大きく変化するため、生活費や医療費に備えた資金計画を立てることが大切です。
ディフェンシブ株(ディフェンシブ銘柄)
ディフェンシブ株とは、景気の良し悪しに左右されにくく、経済が低迷している時期でも比較的安定した業績を保ちやすい企業の株のことをいいます。たとえば、食品、医薬品、電力、ガス、水道など、人々の生活に欠かせない商品やサービスを提供する業種の企業が該当します。 これらの企業は景気が悪くなっても需要が大きく減ることが少ないため、株価も大きく下がりにくい傾向があります。そのため、リスクを抑えながら資産を守りたい投資初心者や、安定的な運用を目指す長期投資家にとって、ディフェンシブ株は有力な選択肢の一つとなります。ただし、景気が回復して市場全体が大きく上昇する局面では、値上がりの勢いが限定的になる場合もあるため、投資の目的に応じてバランスをとることが大切です。
ディフェンシブセクター
ディフェンシブセクターとは、景気の変動にあまり左右されず、経済が悪化しても安定した収益を保ちやすい業種のことを指します。具体的には、食品、医薬品、電力、ガス、水道など、人々の生活に欠かせないサービスを提供する企業が含まれます。 不況時にも一定の需要が見込めるため、株価が大きく下がりにくいという特徴があります。投資家にとっては、ポートフォリオ全体の値動きを安定させる役割を果たすため、リスクを抑えたいときに選ばれることが多い分野です。
DI(ディフュージョン・インデックス)
DI(ディフュージョン・インデックス)とは、景気動向や経済活動の広がりを把握するために用いられる指標で、経済の各分野で「良い」「普通」「悪い」といった判断の割合を数値化して示します。主にアンケート調査をもとに作成され、「良い」と回答した割合に「普通」の半分を加えた数値がDIとなります。 たとえば、景気に関する意識調査でDIが50を上回れば、好調と感じている人が多いと解釈され、50を下回れば不調と見なされます。DIは日本銀行の短観や内閣府の景気動向指数などにも使われており、企業や投資家が景気の方向性を見極めるうえでの有力な参考指標です。
ディペッグ
ディペッグとは、本来は米ドルや円といった法定通貨、または金などの資産に価値を連動させるはずのステーブルコインや通貨が、その連動状態を失ってしまう現象を指します。 例えば、1ドルと等しい価値を保つはずのステーブルコインが、需要や供給の急激な変化、発行主体の信頼低下、市場の混乱などによって1ドル未満に下落することがあります。これがディペッグです。ステーブルコインの信用や安定性は担保資産や仕組みに依存しているため、ディペッグが起きると投資家や利用者に大きな不安を与え、取引所や市場全体に影響を及ぼすことがあります。そのため、投資初心者にとっても注意すべき重要なリスクのひとつです。
ディマンドプルインフレ
ディマンドプルインフレとは、モノやサービスに対する需要が供給を上回ることで発生する物価上昇のことです。景気が好調で消費や投資が活発になると、企業は価格を引き上げても商品が売れるため、物価全体が上昇します。 例えば、好景気で給料が増えると人々の購買意欲が高まり、住宅や車、旅行など幅広い分野で需要が拡大し、結果として価格が押し上げられます。資産運用では、ディマンドプル・インフレが進む局面では金利上昇や金融引き締めが行われやすく、株式や債券、通貨市場に影響を与えるため、その兆候を早めに把握することが重要です。
定率税率
定率税率とは、所得や利益の金額にかかわらず、一定の割合(パーセンテージ)で一律に課税される税率のことです。たとえば、金融所得に対する課税では、配当金や株式の売却益などに対して一律20.315%の税率が適用されるのがその典型例です。このように、所得が少なくても多くても、同じ割合で税金がかかるため「フラット(平坦)な税制」とも呼ばれます。 定率税率は、計算がシンプルで分かりやすく、課税の公平性を重視する場面では有効ですが、所得の再分配という観点では、高所得者への課税が相対的に軽くなるという批判もあります。金融や投資の分野では、定率税率の仕組みを正しく理解することが、資産運用の戦略を考えるうえで重要です。
定率法
定率法とは、固定資産の減価償却を計算する方法の一つで、毎年一定の償却率を資産の帳簿価額(残存価額を引いた取得価額ではなく、毎年の残高)にかけて費用を計上する方式です。この方法では、初年度に最も多くの償却費を計上し、年を追うごとに徐々に償却額が少なくなるという特徴があります。これは、資産の価値が使用初期に急激に減少すると見なす考え方に基づいています。 たとえば、パソコンや車両など使用頻度が高く陳腐化しやすい資産に適用されることが多く、企業の損益において早期に費用を反映させる効果があります。会計上または税務上の減価償却方法の選択肢の一つとして、定額法とともによく使われています。
ティルト型指数
ティルト型指数とは、市場全体の株価指数をベースとしながらも、特定の要素やテーマに重みをかけて構成された指数のことです。例えば、ESG評価の高い企業の比率を高めたり、低炭素経済に向けた企業をより多く含めるように調整することで、通常のインデックスに「傾き(ティルト)」を加えています。投資家にとっては、市場全体の分散投資のメリットを維持しつつ、自分の重視するテーマや価値観を反映できる点が特徴です。
適格機関投資家
適格機関投資家とは、高度な金融知識と豊富な資産を持ち、自己責任のもとで大規模な投資活動ができると認められた法人などを指す投資家の区分です。これは、金融商品取引法に基づいて定められており、一般の個人投資家とは異なり、複雑でリスクの高い金融商品にも十分対応できるとみなされています。そのため、一部の私募ファンドや高リスク・高収益型の金融商品は、適格機関投資家に限定して販売されることがあります。 具体的には、保険会社、銀行、証券会社、投資信託委託会社、年金基金などのプロの金融機関が該当し、一定の条件を満たした事業法人が申請により登録されることも可能です。制度としては、投資家を知識や資産規模によって区分することで、販売側にかかる説明義務を一部緩和するなど、実務上の負担を合理化する役割もあります。 つまり、適格機関投資家とは、「金融のプロ」として特別な取り扱いを受ける存在であり、一般投資家向けには販売できない商品の裏でよく登場する制度的な概念です。
適格機関投資家私募
適格機関投資家私募とは、金融商品取引法に基づき、一定の知識・経験・資産を有する「適格機関投資家」のみに限定して行われる私募のことです。 通常の私募が50人未満の特定投資家に向けて行われるのに対し、QII私募では、販売先が1名以上の適格機関投資家に限定されているため、届出義務や開示書類が一部緩和されます。販売対象が高度な投資判断能力を有しているとみなされることから、規制が軽く、柔軟な商品設計が可能になる一方で、一般投資家への販売や勧誘は禁止されており、厳密な販売管理が求められます。ファンドの設立や特定目的会社(SPC)の資金調達など、プロ向けの資産運用に広く用いられる制度です。
適格投資家
適格投資家とは、高い財務能力や投資経験を有すると認定された個人または法人です。金融資産1億円以上や高額所得者などが対象となり、通常の投資家がアクセスできない未公開案件や特定の投資機会に参加できます。
適合証明書
適合証明書とは、「フラット35」などの住宅ローンを利用する際に、購入または建築する住宅が一定の技術基準を満たしていることを証明するための書類です。この証明書は、住宅金融支援機構が定める基準に適合していることを確認したうえで、専門の検査機関や建築士などが発行します。 例えば、住宅の耐久性、省エネルギー性、バリアフリー性などが審査項目になります。フラット35を利用するには、この証明書の提出が必須となっており、住宅の性能と安全性を確保するための重要な要素となっています。中古住宅を購入する場合にも、一定のリフォームが実施され、基準に合致していると確認されたときに発行されることがあります。
適合性の原則
適合性の原則とは、金融機関や証券会社などが投資商品を勧める際に、その商品が顧客の知識や経験、資産状況、投資目的に合っているかを確認し、適切な提案をしなければならないというルールです。 たとえば、投資の経験がほとんどない人に対して、リスクの高い複雑な商品を勧めるのはこの原則に反する行為となります。この原則は、顧客を不適切な勧誘から守り、公正で安心できる投資環境をつくるための重要な仕組みです。特に資産運用の初心者にとっては、自分にとって無理のない、理解できる商品が選ばれるための大切なルールとなっています。
適時開示
適時開示とは、上場企業が投資家に対して、経営や財務に関する重要な情報を「正確かつ迅速に」公表することを義務づけられた制度のことです。たとえば、決算発表、役員の異動、大口取引の発生、業績予想の修正、合併・買収(M&A)など、市場に影響を与える可能性のある情報は、一定のルールに基づいて速やかに開示する必要があります。これは、株式市場の公正性と透明性を確保し、すべての投資家が平等に情報を得られるようにするための仕組みです。 適時開示が適切に行われることで、インサイダー取引の防止や投資家の信頼維持にもつながります。日本では東京証券取引所の「適時開示規則」によって制度化されており、企業には「TDnet(適時開示情報閲覧サービス)」を通じた情報発信が求められています。資産運用や企業分析を行う上では、適時開示情報を活用することで、迅速かつ正確な判断が可能になります。
適正意見
適正意見とは、監査法人や公認会計士が企業の財務諸表を監査した結果、「会計基準に従って適正に作成されている」と判断したときに出される、最も信頼性の高い監査意見のことです。これは、財務諸表に重大な誤りや虚偽記載がなく、投資家や債権者が安心して判断材料として利用できる状態であることを示しています。適正意見は、監査報告書に記載される4つの意見(適正意見、限定付適正意見、不適正意見、意見不表明)のうちで最も肯定的な評価であり、企業の信頼性や透明性を高め、資金調達や株価、企業評価にプラスの影響を与えます。上場企業をはじめとする多くの企業にとって、適正意見の獲得は非常に重要であり、企業統治や内部統制の健全性を反映する一つの指標とされています。
敵対的買収
敵対的買収とは、買収される側の企業(経営陣や取締役会)が反対しているにもかかわらず、外部の企業や投資家がその企業を買収しようとする行為を指します。これは主に、対象企業の株式を市場やTOB(株式公開買付け)などを通じて大量に取得し、経営権を握ることを狙います。 敵対的買収は、経営陣にとっては「乗っ取り」と感じられる場合もありますが、株主にとっては、プレミアム価格での買収提案となることがあり、歓迎されることもあります。このような状況では、買収防衛策やホワイトナイト(友好的な第三者)などが用いられることもあります。
出来高
出来高とは、ある期間に売買された株式の数量のことを意味します。出来高が多いと、その株に多くの人が関心を持って取引していることを表し、価格も動きやすくなります。反対に出来高が少ないと、取引が活発でないため、売りたいときに売れなかったり、価格が思ったように動かなかったりすることもあります。