専門用語解説
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目的別貯蓄
目的別貯蓄とは、将来の特定の使い道に合わせて資金を分けて貯める方法のことです。たとえば、住宅購入、教育資金、旅行費用、老後資金など、目的ごとに別の口座や金融商品を使って管理します。この方法は、漠然と貯金するよりも達成意識が高まり、使途が明確なため計画的にお金を貯めやすくなります。 また、目的に応じて安全性の高い預金や運用益を狙う投資商品など、適した金融手段を選びやすい点も特徴です。資産運用の観点では、目的別貯蓄はリスク許容度や運用期間を目的ごとに設定できるため、総合的なライフプランの実現に役立ちます。
目論見書(プロスペクタス)
目論見書(プロスペクタス)とは、株式や債券などの金融商品を発行する際に、その内容やリスク、資金の使い道などを詳しく説明するための書類のことをいいます。これは、投資家が商品について正しく理解し、投資判断を行うための重要な資料です。目論見書には、発行体の財務情報、事業内容、募集する金額、利回りや償還期間などが記載されており、金融商品取引法に基づいて作成されます。投資初心者にとっては、少し専門的で読みづらく感じるかもしれませんが、購入する前にリスクや条件を確認するためにとても大切な情報源となります。
モジュール型保険
モジュール型保険とは、保険の保障内容を複数の「モジュール(部品)」として用意し、加入者が自分の生活スタイルやニーズに合わせて自由に組み合わせられる仕組みの保険のことです。 たとえば、医療、がん、入院、ケガ、介護などの保障パーツを必要な分だけ選び、不要な部分を外すことで、自分に最適なプランを設計できます。従来のパッケージ型保険が「決められた内容をまとめて契約する」方式であるのに対し、モジュール型保険は「必要な保障を必要なだけ」選べる柔軟性が特徴です。 これにより、無駄な保険料を抑えつつ、ライフステージの変化(結婚、子育て、老後など)に応じて保障内容を見直すことが容易になります。また、デジタル化の進展により、オンライン上で簡単にモジュールを追加・削除できる仕組みを採用する保険会社も増えています。
持株会
持株会とは、企業の従業員が自社の株式を計画的に購入し、長期的に保有することを目的とした制度です。多くの企業が従業員の資産形成を支援するために導入しており、給与天引きで少額から積立投資が可能です。通常、企業は奨励金を支給することで従業員の購入を促し、株式の安定的な保有を図ります。従業員にとっては、奨励金によるリターンの向上や、長期的な株価上昇の恩恵を受ける機会がある一方、株価下落のリスクも伴います。また、企業側にとっては従業員の経営参画意識を高めるメリットがあります。持株会の制度は企業ごとに異なり、加入条件や奨励金の有無、売却の制限などが定められています。長期的な資産形成の一環として活用されることが多く、日本企業では広く普及している制度の一つです。
持株会社(ホールディングス)
持株会社(ホールディングス)とは、他の会社の株式を保有することによって、その会社を支配・管理することを目的とした会社のことをいいます。自らは製品やサービスを直接提供する事業を行わず、主に子会社の経営を監督・調整する役割を担います。たとえば、大企業が事業を分社化し、それぞれの事業を子会社として独立させ、その上に立ってグループ全体を統括する会社が持株会社です。この形態にすることで、グループ経営の効率化や迅速な意思決定が可能になり、事業リスクの分散や資本政策の自由度が高まるといったメリットがあります。投資家にとっては、ホールディングス体制の企業がどのような子会社を持ち、どのように経営しているかを理解することが、投資判断の材料となります。
持株会社ディスカウント
持株会社ディスカウントとは、持株会社の株価が、保有している子会社などの資産価値の合計よりも低く評価される現象を指します。たとえば、持株会社が複数の上場企業の株式を保有していて、それぞれの株価を合計すると本来の純資産価値が算出されますが、実際の株価はその合計よりも低くなることがあります。この差が「ディスカウント」と呼ばれ、投資家の間では持株会社の経営効率やガバナンス、資本の使い方に対する不安感などが要因として挙げられることが多いです。 この現象は資産運用や企業分析において重要な視点となり、割安株を探す投資戦略にも影響を与えることがあります。
持株比率
持株比率とは、ある企業の発行済株式総数に対して、特定の個人や法人、団体が保有している株式の割合を示す指標のことです。この比率が高いほど、その株主が企業に対して持つ影響力や発言権が大きくなります。たとえば、持株比率が50%を超えると、その株主は株主総会での議決権の過半数を握ることになり、取締役の選任や重要事項の決定に強い影響力を持つようになります。 上場企業では、大株主の動向や持株比率の変化が市場に影響を与えることもあり、投資家にとっては経営支配の状況を把握するための重要な情報となります。また、持株比率はM&A(企業買収)や株主提案、親子上場の是非などを判断する際にも注目される指標です。
持分
持分とは、一つの財産を複数人で所有しているときに、それぞれがどの程度の割合で権利を持っているかを示すものです。たとえば不動産を夫婦で購入して共有名義にした場合、夫が60%、妻が40%というように具体的な持分割合が登記に記録されます。 持分は不動産だけでなく、投資信託や会社の株式などにも使われ、どの程度の利益や責任を負うのかを判断する基準となります。資産運用の観点からは、持分をどう設定するかによって将来の相続や売却、税金の負担に影響するため、理解しておくことが大切です。
持分割合
持分割合とは、ある資産や事業、法人などに対して、各所有者が保有している権利や出資の割合を示す数値のことです。例えば、会社の株式を100株発行しているうち、自分が30株を保有していれば、持分割合は30%となります。 持分割合は、配当や議決権の割合、清算時の残余財産の分配比率など、所有者としての経済的・法的な権利を決める重要な基準となります。資産運用や企業経営では、持分割合を理解しておくことで、収益配分や意思決定への影響度を正しく把握できます。
持ち戻しルール
持ち戻しルールとは、相続税を計算する際に、生前に被相続人から受け取った贈与財産の一部を、相続財産として「持ち戻して」合計し、課税対象に含めるという制度です。具体的には、相続開始前3年以内に被相続人から贈与を受けた財産がある場合、その贈与分をいったん相続財産に加算して相続税を計算し、その後、すでに支払った贈与税があればその分を差し引く、という流れになります。 このルールは、贈与によって相続税の負担を不当に軽減することを防ぐために設けられています。つまり、亡くなる直前に多額の贈与をしても、それが課税対象から逃れられないようにするための仕組みです。生前贈与を活用した資産移転を検討する際には、このルールの存在をしっかり把握しておくことが重要です。
モデルポートフォリオ
モデルポートフォリオとは、投資の参考になるように、あらかじめ組み立てられた資産の配分例のことをいいます。たとえば、株式や債券、現金などをどのくらいの割合で持つとよいかという「お手本」のような構成です。投資の目的やリスクの許容度に応じて、いくつかのパターンが用意されていることが多く、自分の状況に近いモデルを選ぶことで、投資の方向性を決める手助けになります。 あくまで参考情報であり、必ずしもその通りに投資する必要はありませんが、特に投資を始めたばかりの方にとって、資産配分のイメージをつかむのに役立ちます。
モラルハザード
モラルハザードとは、人や組織が自分の行動による損失や不利益を他者が負担してくれるとわかっているために、本来なら慎重に行動すべき場面でも安易でリスクの高い行動を取ってしまう状況を指します。 たとえば、保険に加入しているからといって安全管理を怠る場合や、金融機関が経営に失敗しても国が救済してくれると考えて過剰な投資を行う場合がこれにあたります。 資産運用においては、自分のお金を運用している感覚が薄れると、必要以上に大きなリスクを取りやすくなり、結果的に損失を拡大させる可能性があります。自分で責任を持つ姿勢を保つことが、モラルハザードを防ぐために大切です。
モンテカルロシミュレーション
モンテカルロシミュレーションとは、確率や統計の手法を使って、将来起こりうるさまざまなシナリオを大量に試算し、結果の分布やリスクを分析する方法です。資産運用の分野では、投資のリターンや資産残高が将来どのように変動するかを予測する際に活用されます。 この手法では、たとえば「毎年のリターンは正規分布に従う」という仮定のもと、何千回、何万回とランダムにシミュレーションを行います。その結果、資産が大きく増えるパターンもあれば、大きく減るパターンも含まれ、「どの程度の確率で資産が一定額以上になるか/足りなくなるか」といった確率的な判断が可能になります。 モンテカルロシミュレーションは、将来が不確実な中で複数の可能性を視野に入れた現実的な意思決定を支える手法として、年金設計、ライフプラン、保険設計などでも広く活用されています。単一の予測値ではなく、幅を持った結果(リスクの幅)を可視化する点が大きな特徴です。
夜間取引
夜間取引とは、通常の証券取引所が営業を終了した後の時間帯に行われる株式などの取引のことを指します。日本では、東京証券取引所の取引時間が平日9時から15時までですが、その終了後の夕方から深夜にかけて、一部の私設取引システム(PTS)を通じて取引を行うことが可能です。代表的な例が「Cboe Japan PTS」などで、夜間取引ではリアルタイムに株式を売買できるほか、日中に発表された企業の決算情報や経済指標に即座に反応して取引できる点が特徴です。忙しい日中に取引の時間が取れない個人投資家や、情報に素早く反応したい短期トレーダーにとって重宝される仕組みですが、取引量が少なく、価格の変動が激しくなるリスクもあるため注意が必要です。
役員賞与
役員賞与とは、会社の取締役や執行役員などに対して、会社の業績や貢献度に応じて支給される特別な報酬を指します。従業員への賞与と似ていますが、役員の場合は会社の経営に直接関与する立場であるため、支給するには株主総会の決議など特別な手続きが必要です。税務上も役員賞与は損金(経費)として認められにくく、法人税の計算に影響を与える点が特徴です。 資産運用の観点では、役員賞与の制度は企業のコーポレートガバナンスや経営陣のインセンティブ設計に深く関わっており、投資家にとっては企業価値の向上に資する仕組みかどうかを見極める手がかりとなります。
役員退職金(役員退職慰労金)
役員退職金(役員退職慰労金)とは、会社の取締役や監査役などの役員が退任する際に、その長年の貢献に対する感謝や報酬の一部として会社から支払われるお金のことです。これは従業員に支払われる退職金とは性質が異なり、通常、株主総会の決議によって支給が決定されます。また、退職金の金額は役員の在任期間や業績、企業の業績などを総合的に考慮して決められます。税務上は損金算入が認められる範囲に注意が必要で、過大な金額は法人税の課税対象になることもあります。資産運用の観点からは、企業オーナーや役員が将来の資金計画を立てる上で重要な要素の一つです。
役員退職金規程
役員退職金規程とは、会社が役員に対して退職金を支給する際のルールや計算方法を定めた社内規程のことです。この規程には、誰が対象となるのか、退職金の算出方法(たとえば功績倍率法など)、支給の時期や手続き、退職事由(通常退職・懲戒退職など)による取り扱いの違いなどが明記されています。 役員退職金は、株主総会の決議を経て支給されるのが一般的ですが、この規程があることで、支給内容の透明性と公平性が保たれ、社内外への説明責任も果たしやすくなります。また、税務上も、この規程が適正に整備されていることで、退職金の損金算入が認められやすくなるというメリットがあります。資産運用や事業承継の場面では、将来の退職金支給計画の根拠として重要な役割を果たします。
役員報酬
役員報酬とは、企業の経営者や役員に支払われる報酬のことです。報酬内容は「基本報酬(固定給)」「業績連動報酬」「株式報酬」など多岐にわたり、企業の業績や本人の貢献度に応じて決められます。 特に経営者自身が自分の報酬を決める立場にある場合、適正な金額設定や報酬の構成は、税務や将来の資産形成にも大きく関わります。たとえば、株式報酬は中長期的な資産運用につながる手段としても注目されています。 また、役員報酬の決定には、企業統治(コーポレートガバナンス)の観点から透明性や合理性も重要視されており、社外取締役や報酬委員会の関与なども求められます。 将来的なFIRE(早期リタイア)や資産拡大を考えるなら、役員報酬をどう設計するかが、重要な資産戦略の一つになります。
約定
約定とは、株式や投資信託、FXなどの金融商品を売買する際に、買い手と売り手の条件が一致して取引が成立することを指します。注文を出しただけでは取引は完了しておらず、実際にその注文が市場で相手とマッチして取引が成立した瞬間に「約定した」と表現されます。 たとえば、ある株を「1,000円で買う」という注文を出し、売りたい人が同じ価格で売り注文を出していれば、その時点で売買が成立し、これが約定となります。投資では、この約定が実際の資産の動きを決定づける重要なタイミングであり、注文方法(指値や成行など)や市場の状況によって、約定のタイミングや可否が左右されることもあります。
約定通知
約定通知とは、証券会社などを通じて注文が成立したことを知らせる連絡のことです。株式や投資信託、FXなどで売買注文を出したあとに、その取引が実際に成立したタイミングで「約定しました」と通知されます。 通知の方法は、スマートフォンのアプリ通知やメール、取引画面での表示などが一般的です。この通知を確認することで、自分の注文が意図したとおりに実行されたか、いつどの価格で取引されたかを把握できます。特に成行注文や逆指値注文のように自動で執行される取引では、約定通知が重要な確認手段になります。
約定日(やくじょうび)
約定日とは、株式や投資信託などの金融商品を売買する際に、売買の契約が成立した日のことを指します。たとえば、証券会社の取引画面で「買い」や「売り」の注文を出し、それが市場で成立した日が約定日です。この日には実際にお金や商品が動くわけではなく、売買の内容が確定しただけの段階です。お金の受け渡しや株式の名義変更などが実際に行われるのは、約定日の数日後にやってくる「受渡日」と呼ばれる日になります。投資の記録や税金の計算などでは、この約定日が基準となることが多いため、しっかり把握しておくことが大切です。
家賃保証
家賃保証とは、賃貸住宅において入居者が家賃を滞納した場合でも、オーナーが損失を被らないように、第三者が代わりに家賃を支払ってくれる仕組みのことを指します。 この制度は主に2つの形態に分かれます。一つは「家賃保証会社」を利用するタイプで、入居者が契約時に保証会社と契約を結び、保証料を支払うことで滞納時の家賃を保証してもらうものです。 もう一つは「サブリース契約」や「一括借り上げ」の形で、不動産会社がオーナーに対して毎月一定額の賃料を保証するものです。 これにより、オーナーは入居者の支払い状況にかかわらず安定した収入を得ることができます。投資用不動産や賃貸経営において、リスク軽減の手段として広く活用されています。
約款(やっかん)
約款(やっかん)とは、保険や金融商品などの契約において、契約内容やルール、権利義務などをまとめた文書のことを指します。特に保険契約では、商品ごとに「保険の対象」「支払われる条件」「支払われない場合(免責事項)」「保険料の払い方」などが詳細に定められており、契約者と保険会社双方のルールブックのような役割を果たします。 多くの場合、あらかじめ定型化された内容で構成されており、契約者はこれを個別に交渉することなく「合意する形」で契約を結びます。そのため、内容を理解せずに契約すると、「思っていた保障が受けられない」「請求条件を満たしていなかった」といったトラブルの原因になることもあります。契約前には約款を確認し、必要に応じて内容を理解することが重要です。
ヤドカリ投資
ヤドカリ投資とは、既存の投資信託や金融商品をそのままにしておくのではなく、より低コストで内容の似ている商品へと乗り換えることで、運用効率を高める投資方法のことです。 ヤドカリが成長するたびに新しい貝に引っ越すように、投資家も状況に応じてより良い商品へ乗り換えることから、この名前がつけられました。具体的には、信託報酬の安い投資信託に移すことで、長期的に手数料を抑え、資産の増加を目指す考え方です。投資の中身(株式や債券などの組み合わせ)は大きく変えずに、コスト面だけを見直すことがポイントです。