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高齢者雇用継続給付金を受け取ると、何かデメリットがありますか?
回答済み
1
2026/07/15 12:02
男性
70代
高齢者雇用継続給付金を受け取ると、賃金や老齢厚生年金、税金・社会保険料などにどのような影響があるのでしょうか。受給前に把握しておきたいデメリットや注意点を知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
高齢者雇用継続給付金は非課税ですが、老齢厚生年金が一部停止される場合があります。賃金、給付額、年金減額、社会保険料を含め、手取りで確認することが重要です。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
高齢者雇用継続給付金は、60歳以降も働き続ける人の賃金低下を補う制度です。給付金自体は会社からの給与ではなく雇用保険から支給されるため、賃金が直接減るものではありません。
ただし、60歳到達時の賃金と比べて一定以上低下していることが前提で、賃金水準によっては支給額が少なくなったり、対象外になったりします。
注意したいのは、老齢厚生年金との関係です。厚生年金に加入しながら高齢者雇用継続給付金を受ける場合、在職老齢年金による調整とは別に、老齢厚生年金の一部が支給停止されることがあります。そのため、給付金を受け取っても、年金減額を含めた手取りが想定ほど増えないケースがあります。
税金面では、高齢者雇用継続給付金は原則として非課税です。一方、給与や年金は課税対象となるため、税負担は収入全体で確認する必要があります。社会保険料は主に給与をもとに決まるため、給付金そのものが保険料に直接反映されるわけではありません。
受給前には、給付額だけでなく、賃金、年金停止額、税金、社会保険料を含めた実際の手取りで判断することが大切です。制度のメリットを正しく把握するには、勤務先や年金事務所で試算を確認しましょう。
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2025.10.30
“高年齢雇用継続給付金は65歳以上になるとどうなりますか?”
A. 高年齢雇用継続給付金は65歳の誕生月で支給が終了します。翌月以降は対象外となり、以後は老齢年金や高年齢求職者給付金の制度が適用されます。
2025.10.30
“高齢者雇用継続給付金に上限はありますか?”
A. 高年齢雇用継続給付には上限があります。支給限度額は月約38.7万円、給付率の上限は最大10%で、賃金と合計して超える場合は減額されます。
2025.10.07
“年金には支給停止調整額があると聞きました。減額される条件や理由と解除要件を教えて下さい。”
A. 支給停止調整額は在職老齢年金の減額基準で、老齢厚生年金と賃金・賞与の合計が基準額(2025年度は51万円)を超えると、その超過分の半分が年金から差し引かれます。
2025.12.12
“働きながら、特別支給の老齢厚生年金の受給はできますか? ”
A. 60歳以降も再雇用で働きながら特別支給の老齢厚生年金は受給可能ですが、厚生年金加入中は在職老齢年金で減額される場合があります。
2025.12.12
“特別支給の老齢厚生年金を受け取る予定です。受給できる金額と手取り額の計算方法を教えてください。”
A. 特別支給の老齢厚生年金は、加入期間・標準報酬で算定され、加給年金や在職老齢年金、税・保険料で手取りが変わります。働き方を含めた個別試算が重要です。
2025.08.22
“雇用保険と社会保険の違いはなんですか?”
A. 社会保険は医療や年金で生活全般を守る制度、雇用保険は失業や育休時の生活を支える制度で、目的と保障内容が異なります。
関連する専門用語
高年齢雇用継続給付
高年齢雇用継続給付とは、60歳以降も働き続ける人が、60歳以降に賃金が下がった場合に、その減少分の一部を補うために支給される給付金です。これは雇用保険の制度のひとつで、60歳から65歳までの間に、現役時代よりも賃金が大幅に減少した場合に、一定の条件を満たすと、国から「賃金の補填」として毎月支給されます。 給付の対象となるには、雇用保険に継続して加入していることや、支給対象月に一定の勤務実績があることなどが必要です。年金とは別の制度ですが、老齢厚生年金との関係も深く、受給状況によっては調整が入る場合もあります。高年齢者の就業を支援することで、安心して長く働ける環境をつくるための重要な制度です。
雇用保険
雇用保険とは、労働者が失業した際に一定期間、給付金を受け取ることができる公的保険制度です。日本では、労働者と事業主がそれぞれ保険料を負担しており、失業給付だけでなく、教育訓練給付や育児休業給付なども提供されます。 この制度は、収入が途絶えた際の生活資金を一定期間補う役割を果たし、資産の取り崩しを抑えるという意味でも、資産運用と補完的な関係にあります。雇用の安定を図るとともに、労働市場のセーフティネットとして重要な位置を占めています。
老齢厚生年金
老齢厚生年金とは、会社員や公務員などが厚生年金保険に加入していた期間に応じて、原則65歳から受け取ることができる公的年金です。この年金は、基礎年金である「老齢基礎年金」に上乗せされる形で支給され、収入に比例して金額が決まる仕組みになっています。つまり、働いていたときの給与が高く、加入期間が長いほど受け取れる年金額も多くなります。また、一定の要件を満たせば、配偶者などに加算される「加給年金」も含まれることがあります。老後の生活をより安定させるための重要な柱となる年金です。
在職老齢年金
在職老齢年金(ざいしょくろうれいねんきん)とは、年金を受け取りながら働く人の年金額を、賃金とのバランスをとるために一時的に減額または支給停止する制度です。高齢期の就労を促進しつつ、年金財政の公平性を保つことを目的としています。 対象となるのは、老齢厚生年金の受給権があり、厚生年金保険の適用事業所で報酬を受け取っている人です。具体的には、60歳以上で老齢厚生年金を受け取っている人が勤務を続けている場合に適用されます。70歳を超えると厚生年金保険料の支払い義務はなくなりますが、報酬を得ている限り、この在職老齢年金の支給停止の仕組みは引き続き適用されます。 支給停止の判定は、年金(月額)と給与・賞与の合計額が一定の基準を超えるかどうかで行われます。年金の支給額を算定する際に用いられる「基本月額」と、給与や賞与から算出される「総報酬月額相当額」を合計し、基準額(支給停止調整開始額)を上回る場合、超過分の2分の1が年金から差し引かれます。たとえば、年金10万円、給与50万円で合計60万円の場合、基準額51万円を9万円超えるため、その半分の4.5万円が支給停止となり、受け取れる年金は5.5万円になります。 基準額は制度改正により段階的に引き上げられています。2024年度までは47万円でしたが、2025年度(令和7年度)からは51万円に引き上げられました。さらに、2026年4月(令和8年4月)からは62万円に引き上げられる予定です。これにより、高齢になっても働き続ける人がより多くの年金を受け取れるようになります。 在職老齢年金には、60〜64歳を対象とする「低在老」と、65歳以上を対象とする「高在老」があります。60〜64歳の場合の基準額は28万円と低く設定されていますが、65歳以上は51万円(現行)と緩やかです。なお、雇用保険の高年齢雇用継続給付を受けている場合などは、年金額が追加で調整されることもあります。 在職老齢年金は「働く高齢者の所得と年金の調整」という考え方に基づく仕組みであり、年金制度の公平性と持続可能性を保ちながら、就労意欲を支える制度として位置づけられています。今後も高齢者の就労促進と制度の簡素化を目的とした見直しが進む見通しです。
支給停止
支給停止とは、給付や手当について、一定の制度上の理由により、本来支給されるはずの金銭等の支給が一時的に行われない状態を指します。 この用語は、雇用保険、社会保険給付、各種手当や助成制度などで登場し、「受給資格があるかどうか」とは別に、「今その給付が支払われるかどうか」を判断する場面で用いられます。給付制度は常に支給され続けるものではなく、行為や状況の変化によって支給が止まることがあり、その状態を表す言葉が支給停止です。 支給停止が問題になりやすいのは、資格を失ったわけではないのに、給付が受け取れなくなる点です。受給資格そのものは維持されていても、一定期間の行動や条件によって支給が止められることがあり、この違いを理解していないと、「制度から外された」「もう受け取れない」と誤解してしまうことがあります。 誤解されやすい点として、支給停止は給付の取消しや不正受給の確定を意味するという思い込みがあります。しかし、支給停止はあくまで一時的な措置であり、制度上のルールに基づいて支給のタイミングを止めている状態です。将来的に条件が整えば、支給が再開される余地がある点で、資格喪失や返還命令とは性質が異なります。 また、支給停止は制裁的な意味合いだけで用いられるものではありません。制度の公平性や整合性を保つために設けられた調整手段として位置づけられる場合もあり、「罰」として単純に理解すると、制度の意図を取り違えることになります。 支給停止という用語を正しく捉えることは、給付制度を「ある・ない」の二択ではなく、時間軸を持った仕組みとして理解するための基礎になります。この言葉は、受給資格と実際の支給を切り分けて考えるための重要な判断軸です。
社会保険料
社会保険料とは、健康保険や厚生年金保険、雇用保険など、社会保険制度を運営するために加入者が負担するお金のことです。会社員の場合は、給与から天引きされ、事業主と従業員が半分ずつ負担する仕組みになっています。 自営業者やフリーランスの場合は、国民健康保険や国民年金の保険料を自分で納めます。社会保険料は、病気やケガ、老後の生活、失業といった生活上のリスクに備えるためのもので、将来の給付を受けるための重要な拠出です。資産運用の観点からは、社会保険料は毎月のキャッシュフローに影響する固定費であり、長期的なライフプラン設計や可処分所得の把握に欠かせない要素です。
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A. 高年齢雇用継続給付金は65歳の誕生月で支給が終了します。翌月以降は対象外となり、以後は老齢年金や高年齢求職者給付金の制度が適用されます。
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A. 支給停止調整額は在職老齢年金の減額基準で、老齢厚生年金と賃金・賞与の合計が基準額(2025年度は51万円)を超えると、その超過分の半分が年金から差し引かれます。





