つみたてNISAの活用方法を教えてください
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2025/04/10 13:17
男性
40代
よく「投資信託はつみたてNISAで始めると良い」と聞きますが、具体的にどういった仕組みで、どのようなメリットがあるのでしょうか。初心者でも使いやすい制度なのか知りたいです。
回答
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
つみたてNISA(少額投資非課税制度)は、年間40万円までの積立投資による運用益が、最長20年間非課税になる制度です。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、この制度を活用すれば、その分をそっくり資産形成に回すことができ、効率的な運用が可能になります。
対象となる投資信託は、金融庁が長期・積立・分散投資に適していると認めた商品に限定されており、手数料が低く、安定した運用を重視する設計になっています。そのため、投資初心者でも安心して始めやすいのが大きな特長です。
また、毎月一定額を自動的に積み立てる仕組みのため、市場の値動きに左右されにくく、コツコツと資産を増やすことができます。積立額や頻度は自分のペースで調整でき、ライフスタイルに合わせた柔軟な運用が可能です。
投資が初めてで不安を感じる方は、証券口座の開設や商品選びの段階で、専門家に相談することをおすすめします。自身の目的やリスク許容度に合った運用方針を見つけることで、安心して長期投資を始められます。
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つみたてNISA
つみたてNISAとは、少額からの長期・積立・分散投資を応援するために、国が用意した税制優遇制度のひとつです。正式には「少額投資非課税制度(NISA)」の一種で、一定の条件を満たした投資信託やETFに積立投資をすることで、その運用益や分配金が最長20年間、非課税になります。 対象商品は金融庁が選定した長期投資にふさわしい商品に限られているため、初心者でも安心して始めやすい制度です。毎年の投資上限額が決まっており、計画的に資産を育てていくのに向いています。将来の資産形成を目指す人にとって、つみたてNISAは非常に有効な選択肢のひとつです。
運用益
運用益とは、資産運用によって得られる利益のことを指します。主に株式や債券、不動産、投資信託、仮想通貨などの投資商品から得られる収益が含まれます。運用益には、売却益(キャピタルゲイン)と配当・利息収入(インカムゲイン)の2種類があります。市場の変動や経済状況により変動するため、安定した運用益を得るには分散投資やリスク管理が重要です。企業や個人投資家にとって、資産を増やすための重要な手段の一つとなっています。
積立投資
積立投資とは、一定のサイクル(例:毎月や毎週など)で、あらかじめ決めた金額ずつ同じ銘柄や投資信託などを購入していく投資手法です。 この方法は、一度にまとまった資金を投じる「一括投資」とは異なり、少額から始められるのが特徴です。また、購入時期を複数回に分散できるため、相場が高いタイミングで一度に大量購入してしまうリスク(いわゆる高値づかみ)を抑えられると期待されています。 具体的には、「相場が下がったときはより多くの口数や株数を買える」「相場が高いときは割高な投資を抑えられる」という形で、平均取得単価が平準化される効果があります。この仕組みは英語で「ドルコスト平均法(Dollar Cost Averaging)」とも呼ばれ、特に長期運用を考えている初心者からベテランまで、多くの投資家が活用している戦略です。 ただし、積立投資を行ったからといって必ずリスクが軽減されるわけではなく、投資対象自体の価格が大きく下落した場合には損失が出る可能性もあります。したがって、積立する商品や期間、目標リスクなどをしっかり考えたうえで、自分の資産配分に合った方法を選ぶことが大切です。