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退職給付金と失業手当の違いを教えて下さい。
回答済み
1
2026/07/15 15:43
男性
50代
退職時に受け取る退職給付金と、退職後に申請して受給する失業手当の違いが分かりません。支給目的や原資、受給条件などの観点から、それぞれの制度の仕組みと役割の違いを整理して知りたいです。
回答をひとことでまとめると...
退職給付金は会社規程に基づく退職時の企業給付、失業手当は雇用保険から求職中に支給される生活・再就職支援です。
佐々木 辰
38歳
株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長
退職給付金(退職金)は、会社の退職金規程や企業年金制度にもとづき、退職時に会社側の手続で支給される「企業からの給付」です。目的は在職中の功労に報いることや退職後の生活資金の補填で、原資は会社の積立・財源です。
支給の有無や金額、自己都合・会社都合での差は、勤続年数や規程内容で決まります。税金は原則「退職所得」として課税されます。
失業手当(雇用保険の基本手当)は、退職後にハローワークへ申請し、失業中の生活安定と再就職支援を目的に支給される「雇用保険の給付」です。原資は雇用保険料(会社と本人が負担)等で、会社独自制度ではありません。
受給には、一定の被保険者期間に加え「働く意思と能力があるのに就職できず、求職活動をしている」ことが必要で、認定日に応じて支給されます。基本手当は通常非課税です。
要するに、退職金は「会社から退職時にもらう報酬的な給付」、失業手当は「保険制度から失業中にもらう生活・就職支援の給付」で、目的・原資・条件・税の扱いが異なります。
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関連する専門用語
退職給付金
退職給付金とは、従業員が会社を退職した際に支給される金銭的な給付のことを指します。これは、長年勤務したことへの功労や、老後の生活資金を補う目的で企業が支払うもので、退職金や企業年金などを総称して「退職給付金」と呼びます。 支給形態には、一時金としてまとめて支払われる「退職一時金」と、年金として分割して支払われる「退職年金(企業年金)」の2種類があります。退職給付金は、従業員の将来の安心につながる重要な制度であり、企業側から見ても人材定着や福利厚生の一環として位置づけられています。また、企業は会計上、将来の支払いに備えて「退職給付引当金」を積み立てる必要があり、これは企業の財務健全性にも影響を与える重要な項目です。
退職金規程
退職金規程とは、企業が従業員に支払う退職金について、その支給条件や計算方法、支給時期などを定めた社内ルールのことです。退職金は、従業員の勤続年数や退職理由(定年、自己都合、会社都合など)によって金額が変わる場合が多く、これらの基準が明文化されているのが退職金規程です。この規程は就業規則の一部として扱われることも多く、従業員にとっては退職後の生活資金を見通すうえで非常に重要な情報源となります。また、企業側にとっても公平で透明性の高い運用を行うための基礎となります。資産運用の視点からは、自身の退職金規程を理解しておくことで、老後資金の準備計画をより具体的に立てることができます。
企業年金
企業年金とは、企業が従業員の退職後の生活資金を支援するために設ける年金制度のことです。代表的なものに確定給付企業年金(DB)と確定拠出年金(DC)があります。DBでは企業が給付額を保証し、DCでは従業員自身が運用リスクを負います。企業年金は、長期的な資産運用が求められるため、運用方針や市場環境の変化が大きな影響を与えます。
退職所得
退職所得とは、会社などを退職した際に受け取る退職金に対して発生する所得のことを指します。これは給与所得とは区別され、税法上、特別な扱いがされています。退職金は、長年の勤労に対する労いの意味を持つため、課税される際には「退職所得控除」という優遇措置が設けられています。 さらに、退職所得として課税される金額は、通常の給与よりも軽い税率が適用される「1/2課税」という制度があり、これによって税負担が軽減されます。役員が受け取る退職金についても原則として退職所得となりますが、形式的に退職して実態が伴わない場合や、過大とみなされる金額については税務上認められないこともあります。 資産運用や老後の生活設計において、退職金がどのように課税されるのかを知っておくことは、手取り額を見積もる上で非常に重要です。
失業手当
失業手当とは、会社を辞めた後にすぐに仕事が見つからない場合に、一定期間お金の支援を受けられる制度です。これは、雇用保険に加入していた人が、やむを得ず離職したときに受け取れる給付金の一種です。 ハローワークでの手続きを経て、一定の条件を満たすと受け取ることができます。生活を安定させながら新しい仕事を探せるようにするためのもので、就職活動を真剣に行っていることが支給の条件にもなっています。資産運用においては、失業というリスクを考慮して、万が一に備えて生活費を確保しておくことの大切さを考える上で関係してくる概念です。
基本手当
基本手当とは、雇用保険の制度において、失業中の生活を支えるために支給されるお金のことです。働く意思と能力がありながらも仕事に就けない「失業状態」にある人が、一定の条件を満たすことで受け取ることができます。 支給額は、退職前の賃金や年齢、被保険者としての加入期間などをもとに計算されます。給付は通常、4週間ごとの「失業認定日」にハローワークで認定を受けることで進められます。なお、自己都合退職か会社都合退職かによって、支給が始まるまでの期間や支給日数が変わる点も特徴です。基本手当は生活費の一部として活用されるほか、再就職までの経済的な安心材料ともなります。
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