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不動産STOとREITのどちらがおすすめ?

不動産STOとREITのどちらがおすすめ?

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2025/02/01 11:21


男性

30代

question

不動産STOとREITの違いについて知りたいです。特に、どちらが自分に適しているかを判断するポイントがあれば教えてください。


回答

佐々木 辰

株式会社MONOINVESTMENT / 投資のコンシェルジュ編集長

不動産STOとREITはいずれも少額で不動産に投資できる仕組みですが、リターンの性質と換金しやすさ、投資家が関与できる範囲が大きく異なります。

REITは複数物件を組み合わせたファンドを証券取引所に上場し、賃料収入と物件売却益を原資に分配金を支払います。株式と同じように市場でいつでも売買できるため流動性が高く、想定利回りは年3〜5%程度。運用はプロに一任されるため、投資家が個別物件の選定や売却タイミングに関わることはほとんどありません。安定したインカムと手離れの良さを重視する人に向いています。

一方、不動産STOはブロックチェーン上で発行されるセキュリティトークンを通じ、特定物件や小規模ポートフォリオに直接出資します。開発段階やバリューアップを狙う案件が多く、賃料よりも物件売却益の比重が大きい点が特徴です。投資家は物件内容や運用方針を自ら吟味できる反面、取引市場が限定的で途中売却が難しいため流動性はREITより低くなります。規制・情報開示の枠組みが発展途上である点も評価に織り込む必要があります。

選ぶ際のポイントは、主なリターン源泉をインカムかキャピタルかで見極めること、資金をいつでも換金できる必要があるかどうか、そして案件の選定にどこまで能動的に関わりたいかという三点です。定期的な分配金と高い流動性を最優先するならREIT、個別物件の成長余地に賭けて高い売却益を狙い、一定期間の資金拘束を許容できるなら不動産STOが適しています。いずれを選ぶ場合でも、案件ごとの手数料や税制、リスク開示を十分比較し、ご自身の投資目的とリスク許容度を明確にしてから判断しましょう。

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